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[其他翻译] 「ダンスダンスダンス」の翻訳(169)

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发表于 2017-1-26 14:35:03 | 显示全部楼层 |阅读模式
23(8)
「嫌だから」と彼女は言った。「昔は――もっと小さい頃は――閉じなかった。学校でもね、何か感じたらそれを口に出してた。でもそうすると、みんなが気持ち悪がるの。つまりね、誰かが怪我しそうだってわかるの。それで、友達に『あの人怪我するわよ』って言うと、結局その人ちゃんと怪我するの。そういうことが何度かあって、それ以来みんな私のことお化けみたいに扱うようになったの。『お化け』って呼ばれたことだってあるのよ。そういう評判が立ったの。それで私すごく傷ついたわ。だからそれ以来もう何も言わないことにしたの。誰にも何も言わないの。見えそうになったら、感じそうになったら、すっと自分を閉じちゃうの」
「でも僕の時は閉じなかったんだね?」
彼女は肩をすぼめた。「なんだか突然だったの。警戒する暇もなかった。突然ふっと、そのイメージみたいなのが浮かんだの。最初にあなたに会った時。ホテルのバーで。私が音楽聴いていて、ロック聴いて……何だっていいのよデュランデュランだろうがデヴィッドボウイだろうが……うん、音楽をじっと聴いてる時ってそうね。あまり警戒してないの。リラックスしてるの。だから音楽って好きよ」
「予知能力があるっていうことなんだろうか?」と僕は訊いた。「たとえばその、怪我をすることがわかるとか、そういうのは?」
「どうかしら。そういうのとはまた少し違うと思うな。私は予知するわけではなくて、そこにあるものをただ感じ取るだけなの。でもなんて言うのかな、何かが起こるには起こるための雰囲気みたいなのがあるでしょう。わかるかな?たとえば鉄棒をやってて怪我する人って、何かしら油断とか過信とかそういうのがあるでしょう?はしゃいで調子に乗っているとか。そういう感情の波のようなものが、私にはすごく敏感に感じとれるの。そしてそういう感情の波が、こう、空気の塊りみたいになるの。そしてこれは危ない、と思うわけ。そうすると空っぼの夢みたいなのがふっと出てくるの。それが出てくると……起こるのよ、それが。予知じゃないの。もっとぼんやりとしたものなの。でもそれは起こるの。見えるのよ。でももう何も言わない。何か言うとみんな私をお化けって呼ぶから。ただ見てるの。ここでこの人は火傷するんじゃないか、って。すると火傷するの。でも私には何も言えないの。そういうのって、ひどいでしょう?自分が嫌になってしまうの。だから閉じる。閉じちゃえば、自分が嫌にならないで済むし」
彼女はしばらく手に砂をとって遊んでいた。
「羊男は本当にいるの?」
「本当にいるよ」と僕は言った。「あのホテルの中には彼の住んでいる場所があるんだ。ホテルの中にもうひとつ別のホテルがある。それは普通では見えない場所なんだ。でもそれはちゃんとそこに残されている。僕の為に残されているんだ。それは僕の為の場所だからだよ。彼はそこで生きていて、僕といろんな物事を繋げているんだ。それは僕のための場所で、羊男は僕のために働いている。彼がいないと、僕はいろんなものとうまく繋がらない。彼がそういうのを管理してるんだ。電話の交換手みたいに」

  “因为讨厌。”她说。“以前——在很小的时候——从没有关闭过。在学校,一旦感觉到什么的时候就随口把它说出来。可是那样做了之后,大家都讨厌起来。就是说,我明白谁会要受伤。所以就向同学门说:‘那个人要受伤。’结果呢那个人就正好受了伤。那样的事发生过几次之后,大家就把我看成妖怪。之后就直接把我称作妖怪。那样的说法确定了。为此我极其难受。所以从此我再也不说什么。对谁什么也不说。无论是看到什么还是感觉到什么,马上就把自己关闭起来。”
  “可是我的那个时候怎么不关闭呢?”
  她耸耸肩。“那是因为太突然了。连警戒的机会都没有。太突然,像那样的映像就浮现出来。就在和你第一次见面时。在宾馆的酒吧。我正在听音乐,正在听摇滚乐,都是什么呢?是デュランデュラン呢?还是デヴィッドボウイ呢?总之就是在专心听音乐之时。一点警戒也没有,非常放松。没办法非常喜欢音乐。”
  “你竟然有予知能力?”我问道。“比方说谁要受伤之事能提前知道?真的那样吗?”
  “经常的。还认为那个还有些不正常。那并不是我的什么予知,那只知感觉到那里存在什么迹象。那怎么说呢?当要发生什么的时候总要有些要发生的迹象吧。明白了吗?比方说在玩单杠的时候有受伤的人,恐怕是麻痹大意或者过于自信吧。或者受于喧闹。像那样的感情波动,对我来说非常敏感。而且那样的感情波动,就像块状空气那样。我想,这很危险。就像空想的梦想突然出现。当它出现的时候,就要发生什么。那并不是予知。尽管那是多么模糊。那个发生,就能看见。可是什么也不说。一旦说了什么的话别人就叫我妖怪。可是我看见了。在这里这个人是不是要被烧伤?过一会儿就烧伤了。所以我什么也不能说。就是这样,残酷吧。以自己讨厌而结束。所以就关闭了。关闭的话是以自己的不讨厌而结束。”
  她手中抓着沙子玩起来。
  “羊男真的有吗?”
  “真的有。”我说。“在那个宾馆之中有他居住的地方。在宾馆之中还有另一个宾馆。那是一般看不到的地方。但它的确是存在的。是为我而存在。那是我的地方。他在那里生活着,使我和各种事物相关联。那是为我而存在的地方,羊男为我而工作着。若他不存在了,我就不能和各种东西相联系。他在管理着那些东西。就像电话接线员那样。”
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 楼主| 发表于 2017-1-26 14:35:50 | 显示全部楼层
女孩真是神人,有预先知道的能力。
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