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[其他翻译] 「ダンスダンスダンス」の翻訳(210)

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发表于 2017-3-12 15:11:46 | 显示全部楼层 |阅读模式
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それでは次のニュース。僕はフォートデラシーのビーチに寝転んで高く青い空と椰子の葉と鴎を見上げながらそう口に出してみた。僕の隣にはユキがいた。僕はござの上にあおむけになり、彼女はうつぶせになって目を閉じていた。彼女の隣に置かれた巨大なサンヨーのラジオカセットからはエリッククラブトンの新曲が流れていた。ユキはオリーブグリーンの小さなビキニを着て、足の指先にまでたっぷりとココナッツオイルを塗っていた。彼女は若い細身のイルカのようにつるつるとしていた。若いサモアンがサーフボードを抱えて前を横切り、真っ黒に日焼けしたライフガードが見張り台の上で金の鎖のペンダントをクールに光らせていた。街中に花と果物と日焼けオイルの匂いがした。ハワイ。
それでは次のニュース。
いろんなことが起こり、いろんな人物が登場し、次々に場面が転換する。この間まで雪の降りしきる札幌の街をあてもなく歩きまわっていた。それが今はホノルルのビーチに寝転んで空を見上けている。成り行きというものだ。点を辿って線を引いていったらこういう風になった。音楽にあわせて踊っていたら、ここまでやってきた。僕は上手く踊っているだろうか?僕は頭の中でこれまでの事態の進行を順番に辿り、それに対して自分がとった行動をひとつひとつチェックしてみた。それほど悪くない、と僕は思った。たいして良くはないかもしれない。でも悪くない。もう一度同じ立場に立ったとしても、僕はやはり同じように行動するだろう。それがシステムというものだ。一応足は動いている。ステップを踏み続けている。
そして今僕はホノルルにいる。休憩時間だ。
休憩時間、と僕は口に出して言ってみた。ほんの小さな声のつもりだったのだが、ユキに聞こえたみたいだった。彼女はごろりと転がるようにして僕の方を向き、サングラスをとって疑わしそうに目を細め、じっと僕を見た。「ねえ、さっきから何を考えてるの?」と彼女はかすれた声で言った。
「たいしたことは考えてないよ。あれこれと細かいこと」と僕は言った。
「なんでもいいけど隣でぶつぶつひとりごと言わないで。そういうの言いたかったら、部屋で一人の時に言ってよね」
「悪かった。もう言わない」
ユキはどことなく穏やかな目で僕を見ていた。「馬鹿みたいよ、それ」
「うん」と僕は言った。
「まるで孤独なひとり暮らしの老人みたい」とユキは言った。それからまたごろんと向こうを向いた。

接着下面的新闻。我躺在フォートデラシー海滨上,仰望着蓝色高空、椰子叶和海鸥,从嘴里说出那样的话。雪在我的傍边。我在凉席上仰面朝上,她却脸朝下俯卧闭着眼。在她旁边放置的巨大的盒式录音机,从里面传出了エリッククラブトン的新曲子。雪穿着青绿色的小的比基尼,直到脚趾都涂满了椰子油。她年轻细长的身体就像海豚那样光滑。年轻的冲浪员抱着冲浪板从前面走过去,被晒黑的救生员在站台上其金色项链闪闪发光。大街上有花、水果和防晒水的味道。这就是夏威夷。
接着是新的消息。
各种各样的事发生,各种各样的人物登场,相继转换场面。在这之前在大雪飞舞的札幌大街上无目的的转悠。而今却在火奴鲁鲁的海滨场躺着仰望天空。现实就是这样。沿着点成线就是这种状态。随着音乐跳动起来,就来到这里。我能够很好地跳舞吗?我的头脑中顺利地沿着事态的发展而进行观察,对此自己所选择的行动一个一个确认着。没有想像的那么艰难。虽说不一定那么好,但也并不那么坏。若是再一次站在同一立场,我也还会采取同样的行动。那是个系统的问题。总之脚在行动。在连续踏着舞点。
而且现在我在火奴鲁鲁。是休息时间。
休息时间。我说出了口。本想用很小的声音,却像是让雪听到了似的。她翻了个滚朝着我,把太阳镜摘下来怀疑地眯上眼睛,死看着我。“那个,刚才在想什么呢?”她用嘶哑的声音说。
“没想什么重要的事情,都是些这样那样的小问题。”我说。
“做什么无所谓别在旁边嘟嘟囔囔。若想以那种方式说的话,就一个人在房间里的时候说。”
“对不起了,不再说了。”
雪用较稳定的目光看着我。“真是混蛋。”
“是的。”我说。
“简直就是孤独生活的老人。”雪说。然后转个身看着对面。
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 楼主| 发表于 2017-3-12 15:12:19 | 显示全部楼层
在新的场地生活一段时间,认识一个新的世界。
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