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[其他翻译] 「ダンスダンスダンス」の翻訳(356)

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发表于 2017-12-14 21:06:21 | 显示全部楼层 |阅读模式
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でも一時間後にも相変わらずユミヨシさんの姿はなかった。
僕は彼女が何らかの理由で世界から突然消えてしまったんじゃないかとふと思った。たとえば壁に吸い込まれてしまうみたいに。そう思うと、僕はひどく不安な気持ちになった。それで僕は彼女のアパートに電話をかけてみた。電話には誰も出なかった。僕はフロントに電話をかけてユミヨシさんはいるかと訊いてみた。「ユミヨシは昨日から休暇を取って休んでおります」と別の女の子が教えてくれた。明後日から勤務に戻るということだった。やれやれと僕は思った。どうして前もって彼女に電話をしておかなかったんだろう?どうして電話をするということを思いつかなかったんだろう?
でも僕はとにかく飛行機に乗ってすぐに札幌に来るということしか頭になかったのだ。そして札幌に来ればすぐにユミヨシさんに会えると思いこんでいたのだ。馬鹿気た話だ。だいたい僕はこの前いつ彼女に電話をかけた?五反田君が死んでから一度もかけてない。いや、その前だってかけてないぜ、と僕は思った。ユキが海岸で吐いて、僕に五反田君がキキを殺したと言った時からずっとかけてない。ずいぶん長い期間だ。僕はずっとユミヨシさんをほったらかしにしておいたのだ。その間に何が起こったかわからない。いろんなことが起こり得るのだ。簡単にいろんなことが起こるのだ。
でも、と僕は思う、僕には何も言えなかったのだ。本当に何も言えなかったのだ。五反田君がキキを殺したとユキが言った。そして五反田君はマセラティで海に突っ込んだ。僕はユキに「大丈夫、君のせいじゃない」と言った。キキが僕に私はあなたの影にすぎないのよと言った。僕にいったい何が言えるだろう?何も言えやしない。僕はまずユミヨシさんの顔を見たかったのだ。それから自分が何を彼女に言うべきかを考えたかったのだ。電話では何も言えないのだ。
でも僕は不安だった。ユミヨシさんは既に壁に吸い込まれてしまっていて、僕はもう永遠に彼女に会うことができないのではないだろうか?そう、あの白骨は全部で六個あったのだ。五つまでは誰だかわかっている。でもあとひとつだけ骨は残っているのだ。それは誰のものなのだろう?そのことを考え始めると僕は居ても立ってもいられないような気持ちになった。息苦しくなるくらい胸がどきどきした。心臓がどんどん膨らんでいって肪骨を突き破るんじゃないかという気がしたほどだった。そんな気持ちになったのは生まれて初めてだった。僕はユミヨシさんを愛しているのだろうか?わからない。会って顔を見てみないことには何も考えられないのだ。僕は指が痛くなるくらい何度もユミヨシさんのアパートに電話をかけてみた。でも誰も出なかった。
僕は上手く眠れなかった。激しい不安感が僕の眠りを何度も分断した。僕は汗をかいて目覚め、電灯をつけて時計を見た。それは二時だったり、三時十五分だったり、四時二十分だったりした。そして四時二十分のあとはとうとう眠れなくなってしまった。僕は窓際に座って心臓の音を聞きながら街が明るくなっていく様子をじっと眺めていた。
ねえユミヨシさん、僕をこれ以上一人ぼっちにしないでくれ、と僕は思った。僕には君が必要なんだ。僕はもう一人ぼっちになりたくないんだ。君がいないと僕は遠心力で宇宙の端っこの方に吹き飛んでいってしまいそうな気がするんだ。お願いだから僕に顔を見せて、僕を何処かにつなぎとめてほしい。現実の世界につなぎとめてほしいんだ。僕はお化け組になりたくないんだ。僕はごく普通の当たり前の三十四歳の男なんだ。僕には君が必要なんだ。

可是等了一个小时之后ユミヨシ也并没有出现。
我突然想,她有什么理由突然从世界消失了。比如说被墙壁吸了进去。我非常不安起来。所以赶紧向她的公寓打了电话。也没有人出来接电话。我向总服务台打了电话打了电话。一位女的告诉说:“ユミヨシ从昨天开始休假。”从明后天开始恢复工作。哎呀呀,为什么不提前给她打个电话呢?为什么不想到打电话之事呢?
我脑子里只装有立马乘飞机到札幌这种事。认定到札幌后就能立马见到ユミヨシ。真是太笨了。在这之前我什么时间给她打过电话?五反田死后一次也没有打过。不,在之前并没有打过。雪在海岸呕吐,并给我说了五反田杀了奇奇之后就一直没有打过。这时间也太长了。我完全把ユミヨシ丢下不管了。也弄不明白在那之间发生了什么。应该发生了什么了。简单地发生了许多事。
可是,对我什么也没有说。的确什么也没有说。雪说了,五反田杀了奇奇。接着五反田把奔驰车开到大海。我对雪说了:没关系,不是你的原因。奇奇对我说:我仅仅是你的影子而已。我究竟说了什么呢?什么也没有说。我首先要见到ユミヨシ。然后再考虑我对她说什么。用电话什么也不能说。
可是,我非常不安。ユミヨシ已经被墙壁吸收了的话,是不是我永远再也见不到她了呢?那样的话,那些白骨全部加起来已经六个了。到第五个都是谁,已经明白了。可是后面还只剩下一个。那是谁的呢?一旦想起这些事坐立不宁。呼吸困难胸闷。心脏咚咚膨胀,就像要挤破肋骨那样。到那种精神状态是有生以来第一次。是我在爱着ユミヨシ吗?不明白。想见面却见不到,什么事也不想了。我多次给ユミヨシ的公寓打电话,手指头都要痛了。可是还是没有人出来接。
我不能很好的睡觉。强烈的不安几次打断我的睡眠。我出着汗醒来,打开灯看钟表。分别是两点、三点十五分、四点二十分。四点二十分钟之后再也睡不着了。就那样坐着听着心脏的声音,一直看着大街渐渐变亮的样子。
我想,ユミヨシ,今后我不能一个人生活。我非常需要你。我不想再孤独一人了。若没有你我可能被离心力甩到宇宙的一端。因这个愿望让我看看你,把我安排在什么地方。与现实的世界连接起来。我不想变成妖怪。我是极其普通的三十四岁的男的。我非常需要你。
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 楼主| 发表于 2017-12-14 21:07:29 | 显示全部楼层
普通人的模样,知道什么是爱情了。
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