[讨论]古畑任三郎----偽善の報酬 汚れた王将 笑える死体 喋りすぎた男(字幕検討)

癖のある男

可以使用BT来下片子(古畑任三郎)(打开速度可能很慢但可以打开)
http://search3.btchina.net/btsea ... FD%C0%C9&type=0

此日语字幕为本人制作(纯属兴趣),与其他网站提供的字幕无任何关系
仅供对日剧听力有兴趣的朋友作为参考及讨论使用
水平有限请大家指正! 谢谢!
如果大家有兴趣的话(估计很少 呵呵),可以再发其他的日剧

偽善の報酬

古畑任三郎：ええ物をよく無くす人がいます
然し　どうか癇癪を起こす前に
もう一回自分の周りをよく探してみてください
眼鏡を無くして困っているお父さん
もう一回おでこに掛かってないか調べてみてください
コンタクトを無くしたお姉さん
目の隅にずれてないか確認してみてください
入れ歯を無くしたお爺さん
口の中に落ちてないかもう一回調べてみてください
そう探し物はたいていあなたのすぐ目の前にあるもんです
ええ意外な所に

佐々木高代（久子）：はいはい、大丈夫よ
見たわよ
なにあれ　ひどい本
しょうがないから見ちゃったよ最後まで
まぁ　あなたよっかたんじゃないの
だけどあの本じゃねぇ
佐々木和子：出るんだったらもっと早く出て
高代：なに
和子：電話よ
あたしが出ようとしたらあんた出るんだから
いつだってそう
高代：だってわざとやってるんだもん
あんたが出そうかなと思ったら出るね
来月旅行行ってきますからね
和子：そう
高代：一月ばかりニューヨーク行ってくる
和子：ほどほどにしときなさいよ
高代：なにを
和子：どうせ一人じゃないでしょう
高代：なに
和子：トラポルタ
高代：やめてよ
和子：そっくりじゃない
高代：似てないわよ
和子：同じ顔よ
和子：あんたの人生だからあんまり口挟みたくないんだけど
高代：だったら言うな
和子：最近毎晩掛かってくるわね　電話
高代：今　彼はね　不安な時期なのよ
和子：あんたこの世界じゃ笑いものよ
今更若い俳優にうつつぬかして
高代：あら　焼いてんの　面白いわね
和子：利用されてるだけよ　トラポルタに
高代：つまんない台詞
和子：少しでも自分の年を考えなさい
高代：知ってる　ねぇ世間じゃさ
あんたの方がお姉さんだと思ってるみたいね
ねぇ　どうしたら　そんなふうに老けられるの
和子：分かってると思うけど
お金は出せないからね
事務所は大変だから　知ってるでしょう
あんたの金でなんとかしてね
高代：だから言ったのよ
助成金なんかやめちゃえばいいのに
和子：馬鹿なこと言わないで
高代：作家はね　若い時は苦労しなきゃだめなのよ
金なんかもらったら堕落するだけなんだから
和子：今更やめるわけにはいかないわ
高代：いい恥さらしよ
偽善者
和子：あんただってパーティで嬉しそうな顔をしてたくせに
ご馳走様
高代：自分が稼いだ金どうして自由に使えないのよ
和子：食べたら自分で片付けてね
高代：さっさと死んじまえばいいのに
和子：あんたが死になさい

高代：和ちゃん
和子：脅かさないで
高代：やっぱりトラボルタには似てないと思うわ
和子：そっくりよ
高代：顎だけでしょう
和子：顎は似てるっていうことは全部似てるっていうことよ
高代：ねぇ　和ちゃん
和子：ええ
高代：子供の時から言おう言おうと思ってて言えなかったことがあるの
和子：なによ
高代：あんたとは合わないわ
高代：そうなんです　台所に下りてみたら妹が
お願いします　大至急

古畑：どうもありがとう
どうもお気をつけて　どうもありがとう
向島：遠い所をご苦労さまです
古畑：どうも
向島：皆さんお待ちです
古畑：そうか
今何時
向島：十二時を回った所です
古畑：名前は何って言ったっけ
向島：向島です
古畑：家族いるの
向島：はい　家内が
古畑：あっそう
今夜二時からテレビで洋画があるんだよ
巡り合い
向島：はい　いい映画ですね
古畑：留守録セットしとくのを忘れちゃったんだよ
奥さんに言って録画を頼まないかな
向島：然しうちの家内機械のことに弱いで当てになりませんね
古畑：だめだね　じゃ他の人に頼む　ありがとう
向島：あっお力にならなくてすみません
古畑：とんでもない　とんでもない　とんでもない

今泉：こっちです
被害者は佐々木和子　六十歳
後頭部を強打されていますね
凶器はおそらく棍棒のような鈍器です
古畑：結婚してる
刑事A：はい
古畑：今夜奥さん居る
刑事A：明日まで実家に帰ってるんですよ
古畑：ありがとう
今泉：あのう凶器はまだ発見されていません
今　家の周りを手分けて探しています
なんか一杯落ちてるよ
ここ今日来た時に出るやつじゃないっすか（07：22）
大工仕事でもしたのかな
古畑：今泉君さ　ちょっと
今泉：はい
古畑：口開けてみて
今泉：何するっすか
古畑：これは　どう（07：30）
今泉：鰹風味
古畑：でしょう　これ削り節よ
今泉：続けてもよろしいですか
古畑：どうぞ
今泉：犯人は恐らくそこの勝手口から進入したもんと思われます
財布は出た所に落ちてました
中身は盗まれてます
古畑：あっ君
刑事B：はい
古畑：確か奥さん居たよね
今泉：彼の奥さんは去年蒸発の
古畑：あぁご免悪いこと聞いちゃった
ごめんごめん
刑事B：いいえ
古畑：ごめん
今泉：どうかされたんですか
古畑：うん
あぁ確か君お婆ちゃんと二人暮しっちゃったね（08：12）
今泉：はい
古畑：お婆ちゃん今年いくつになるの
今泉：八十二です
古畑：八十っいいえ　なんでもない
今泉：でも　結構しっかりしていますよ
古畑：機械とか分かる
今泉：ファミコン大好き
古畑：そうか　今夜もう寝ちゃってるかな
今泉：十二時でしょう　起きてると思いますよ
古畑：録画ほしい番組があるんだけどもね
予約してくるのを忘れちゃったんだ
二時から始まるなんだけど
分かるかな　お婆ちゃんが予約とかビデオの
今泉：分かると思いますけど
古畑：頼んでみてよ
今泉：でもうちビデオないっすから
今泉：海が近いとね錆びるのが早いです
潮風が物を吹きますから（8：58）
死体を発見したのは同居人で被害者の姉です
佐々木高代　ご存知ありません
古畑：佐々木　あの佐々木高代
今泉：脚本家の
古畑：あの佐々木　ドラマほどんと見てるよ
今泉：結構お婆さんですよ
古畑：居るの　佐々木高城が
今泉：はい

高代：はい
今泉：すみません　ちょっとよろしいですか
高代：どうぞ
古畑：失礼いたします
今泉：間もなく現場検証が終わるところです
ご気分のほうはいかがですか
高代：だいぶ落ち着きました
今泉：何よりです　今回捜査を担当されます古畑警部補です
古畑：古畑と申します
高代：こんな格好でごめなさい
古畑：とんでもございません
高代：佐々木です
古畑：この度はとんだことで
高代：いいえ
古畑：私先生の作品をほどんと拝見させてもらってます
高代：まぁ気を使ってくださって
古畑：先生の作品を拝見してますと
なんっていうか勇気が湧いてくるって言うか
人生に対して前向きになれるって言うか
高代：お座りになって
古畑：ありがとうございます　失礼して
あれ　最高でした　冬の蚊取り線香
高代：ずいぶん　古いお話で
古畑：確か　主演は桃井薫さんでしたか
高代：薫ちゃんよかったわ
古畑：最高でした　私今でもあの最後の台詞を覚えてんですよ
ええと　なんでしたっけ　あぁ　そうですそうですさ
人生は　人生は蚊取り線香
ぐるぐる回って　後は灰になるだけ　でも
高代：蚊はよく落ちる
古畑：はい
高代：お葬式のシーンね
古畑：はい　素晴らしかったです
高代：ありがとうございます
古畑：木下敬介あと先生の作品は私の心の支えでした
高代：で
古畑：はい
高代：なんか聞きたいことはおあり
古畑：ありがとうございます
私いつも切り出し方が難しくて苦労するんです
高代：なんでもどうぞ
古畑：ありがとう　じゃ早速あの
いつもはあのうこっちでご執筆を
高代：そうです
古畑：そして　あのうご家族は二人だけで
高代：妹もあたしも男の人には縁がなかったものですから
今泉：妹さんはマネージメントやっていらしゃったそうです
古畑：そうですか　それで事件があった時は
この部屋にいらっしゃったそうですね
高代：そうです
古畑：で　なにか物音を聞かれたわけですね
高代：そうです
古畑：それからあのう悲鳴も
高代：えぇ
古畑：たいていは夜お仕事
高代：そうですね
夕方から朝にかけてって感じかしら
11時をすこし回ったごろかしら
下で大きな悲鳴が聞こえて
それから何か倒れる音がしたんです
それで　変だなぁと思って降りてみたら　あっ
すみません
古畑：お察しします
高代：わたしすぐ行ってたんです（12：58）
ちゃんとドアに合い鍵を掛けなさいって（13：00）
古畑：といいますと
高代：あのう　まどの外からこっちを見ていたの
たぶん　変質者だわ
古畑：すぐにあたって
今泉：いま調べてます
古畑：あっそう
高代：それで　あのう　警察に電話したんです
古畑：そういうことがあったわけですか
先生ね　あのう　遺体には触られましたか
高代：とんでもない
わたし怖くて怖くてもすぐにこの部屋に戻って鍵をかけました
古畑：では　キッチンには入らなかった
高代：ええ
古畑：一歩も
高代：ええ
古畑：そうですか　あのう妹さんはお耳のほうはいかがでしたか
高代：ええ
古畑：お耳の方はかなり遠いほうでしたか
高代：いいえ　そんなことなかったけど
古畑：そうですか
高代：なぜ
古畑：実はですね勝手口のドアなんですけども
蝶番が錆が付いていて開けるたびに音がするんです
ご存知でしたか
高代：ここの家ももう古いですからね
あちこちガタが来てるんですよ
古畑：それが引っかかるんです
つまりですね　犯人があそこから侵入したんだとしたら
どうして妹さん気が付かなかったのか
高代：妹は気が付いてたんですよ
だって　あたし悲鳴を聞いてるんですから
古畑：あのう　本当に悲鳴でしたか
高代：あら　どうしてあたしが嘘を付かなきゃならないの
古畑：いいえ　いいえ　思い違いってことがあります　
例えば　そうですね　あのう　アホウドリの声だったとか
高代：いいえ　確かに悲鳴でした
古畑：そうですか　しかしですね
妹さんですね　ここ殴られてるんです
つまりですね　犯人に対して背を向けてたわけでして
高代：逃げようとしたんでしょう
そこを後ろから襲われたのよ
古畑：確かにそれも考えられます
しかし　そうなってくると　あのう別の問題が
妹さんのスカートですね
かなり上の方まで捲り上げていたんです
脛が半分見えてました
私スカート穿いたことないので　あれなんですが
その　なんっ
ちょっとこのスカートをこのふうに巻いてみてくれる
今泉：はい
古畑：長いスカートでしたね　普通ですね
立った状態で倒れてもスカートは捲れない？？です（15：26）
倒れて　はい
起きていいよ
今泉：はい
古畑：スカートが捲れるのは中腰になった時なんです
妹さん恐らくですね
殴られた時に腰を屈めていらっしゃったんです
例えば　裾を踏みそうになったんで
スカート捲りあげた　捲りあげて
その時後ろから殴られた
こうです
高代：殺した後で　犯人が捲ったんじゃないかしら
古畑：うん被害っ起きていいよ
被害者が若い女性の場合はそれも考えられます
しかし　あの　妹さんの場合は
高代：そうね　物好きとしか考えられませんね
古畑：中腰のまま逃げるということはまずありません
妹さん逃げなかったんですよ　なぜでしょうか
高代：あなたはどう思うの
古畑：犯人はですね
妹さんのよく知ってる人物だったのかもしれません
だからまさか殺されるとは思わなかった
しかしそうなってくると悲鳴が引っかかってきます
妹さんどうして中腰のまま悲鳴を上げたのか
逃げようともせずに
さっぱりわかりません
高代：ひとつだけ確かなことがあります
古畑：はい
高代：妹は人に恨まれるような人間ではありませんでした
妹は変質者に殺されたんです
何っていいましたっけ
今泉：居直り強盗
高代：そう　それしか考えられません
古畑：はい
高代：古畑さん　わたし少し疲れました
古畑：ああ　ながながと申し訳ございませんでした
退散いたします　どうも
高代：警察の方も　ファンの方も居て
とてもうれしかったんです
古畑：私もお会えできて　光栄です
高代：また　お目にかかれますわね
古畑：何度かお邪魔するかもしれません
高代：捜査かんばってください
古畑：ありがとうございます
一応ですね　安全のためにですね
警備の人間を配置しときます
高代：助かります
古畑：そしてです
この今泉今夜残していきますんで
なんかご不自由なことがございましたら
なんでもおっしゃってください
高代：ありがとうございます
古畑：それじゃ失礼します　お休みなさい

古畑：いい事を教えてあげようか
今泉：えっ　教えてくださいよ
古畑：ええ　犯人はあの女だよ
今泉：もう分かってたんですか
古畑：彼女は一歩もキッチンに入らなかったって言っただろう
今泉君　口を開けて　あぁ
今泉：何するんっすか
古畑：味は
今泉：鰹
古畑：ね　多分ね　殺した時に着てる物に付いたんだよ
今泉：なる～
古畑：問題は凶器だ
今泉：はい
古畑：傷の具合から見てかなり重いもんだから
彼女には遠くまで撙伽胜�\
大抵のこんなに不機嫌に表に捨てに行ったなんて考えられないからね（18：35）

今泉：という事は
古畑：まだこの家の何処かにあるよ
今泉：はい
古畑：警官を配置しておいたから
これから捨てに行くのも無理
今泉：なるほど
古畑：いいね　見つけ出して頂戴
今泉：分かりました
古畑：凶器さえ見つかればこの事件は解決だ
今泉：鈍器か　バットみたいなもんっすかね

高代：おはよう
おはよう
今泉：おはようございます
高代：ね　お腹空いた
今泉：あぁ
高代：何か作れる

古畑：あ　おはよう
今泉：古畑さん　もう大変ですよ
古畑：何だ　その格好は
今泉：めちゃくちゃわがままですよ　あのお婆さん
言っちゃってくださいよ

古畑：どうも　おはようございます
高代：あら　古畑さん
古畑：またお会いしました
うわぁ　凄い花ですね
高代：何かテレビでやったんですね
古畑：やってました
うわぁ　知ってる名前は沢山あります
高代：皆さん　気を遣ってくださって
古畑：然しこれだけ花が並ぶと何ですね
あのう笑っていいともみたいんですね
ここにタボリが居ないのが　不思議な
あぁ　吉永小　あの　吉永小百合さんですか
高代：いい子よ
古畑：字もやっぱりお綺麗だ
高代：字は花屋さんが書いたんです
古畑：たっあのう　これ　私のみすぼらしい花です　すみません
高代：いいえ　まぁ　どうも
古畑：まぁ　元気出してください
高代：どうもありがとうございます
今泉：お食事の準備が整えました
高代：あぁ古畑さん　遅い朝食ですけど　ご一緒に如何
古畑：ええ　戴きます
今泉：お味の方は如何でしょうか
高代：結構でございます
今泉：ありがとうございます
高代：このソーセージ　何か気が利いてるわよね
今泉：蛸ちゃんソーセージ気に入っていただきましたか
古畑：然し　今泉君さ　パンと味噌汁ってどういうことよ
今泉：炊飯器の使い方が分からなかったんです
古畑：馬鹿だね
高代：このお味噌汁も美味しい
今泉：ありがとうございます
高代：お出汁が薄くてねお上品なお味をね
今泉：あっそうか　出汁言ってるんだ
古畑：今泉君
高代：お豆腐の切り方もね　一つ一つこう大きくてね
男料理の一刀雑把で素敵よね（21：52）

古畑：申し訳ございません　下がってもいいよ
高代：捜査の方はうまく行ってるんでしょうか
古畑：はい
早速今日からですね
あのううん聞き込みは始めまして
最近この河原で不審な人間を見た人物が居ないか　はい
高代：やっぱりね　居直り強盗だったのね　怖いわ
古畑：あっ今度
先生にもご足労を願ってモンタージュ写真を
高代：ええ　いくらでもご協力を
古畑：ありがとうございます
高代：いいえ　あのう
古畑：はい
高代：司法解剖の方はうまく行ってるのかしら
古畑：あぁ　どうしでしょう
今やってる真っ最中じゃないですか
高代：妹何時返してもらえるのかしら
だってほらお葬式とかの段取りがあるんでしょう
古畑：そうですね　早ければ今日中には
高代：ご飯の時の話題じゃないわね
古畑：そうですね
ええ　今泉君
今泉：はい
高代：あら　便利なお凸　ははは
高代：先生も宜しかったらご利用ください
古畑：今泉君　お凸
今泉：どうぞ
高代：そう　そう　あら　面白い
古畑：電話
今泉：ただいま
古畑：お塩は
高代：それです
古畑：これですか
今泉：はい　佐々木でございます
古畑：いや　先生もご利用　どうぞ（23：16）
高代：はいはい
今泉：はい　いらっしゃいます　少々お待ちください
桃井様からお電話です
高代：香ちゃん　ちょっとご免なさい
古畑：どうぞ　どうぞ
高代：もしもし　香ちゃん　もう大変なざわめくよ
今泉：勘弁してください
何でそんな事しなくちゃい堡胜い螭扦?古畑：煩い　これさ　ドレッシングとかないの
皿にものとかしなさいよ（23：39）

今泉：冗談じゃない
古畑：見つけたの
今泉：何っすか
古畑：何ですかって
何のためにここに居ると思ってんだ凶器だよ
今泉：そんなの探してる暇はありませんよ
鈍器ね　何だろうな　これは
古畑：軽すぎるでしょう　一発で決めてるんだ
相当重いもんだと思うよ
今泉：だけどそんなのお婆さんに持ってますか
古畑：若しくは　先だけ鉄のように重くて柄の長い物
それを振り下ろせばかなりの力が出る
今泉：ゴルフのクラブか
古畑：だけど彼女はゴルフを遣らない
この家の何処かにある筈なんだけどもな

高代：今泉さん　そこ済んだらお庭の方お願いね
今泉：お庭の方って何ですか　お庭の方って
高代：お庭つったら庭掃除でしょう
今泉：古畑さん
古畑：いいじゃないですか　少し体を動かしてっらっしゃい
高代：よろしくね　もう男であると本当に助かるわ（24：56）
今泉：寒い

古畑：目はどんな感じでした
高代：そうね
古畑：はい
高代：かなりの吊り目だったわね
古畑：吊り目ですか
高代：髪がボサボサでね　眉毛が八文字で
かなり太かったわ
古畑：そうですか
高代：あとね　顎が張ってって結構凸出てた気がするわね
古畑：併し　よく覚えていらっしゃいますね
一回見ただけなのに
高代：あたし　脚本家よ　観察するのは仕事ですもの
古畑：なるほど
高代：出来ました
古畑：いや　もう少しです　ちょっと待ってください
高代：お茶もっと召し上がる
古畑：頂きます
ええ妹さんとはよく喧嘩を
高代：あら　なぜ
古畑：折り合いがあんまりよくなかったようで
高代：誰がそんなことを
古畑：妹さん確か和子さん
高代：ええ
古畑：失礼ですが　先生の名前はペンネームで
高代：そうですよ
古畑：ご本名は
高代：久子です
古畑：食事の時に出ていたマヨネーズに大きくKって書いてありました
私は気になって冷蔵庫を覗いてみたんです
高代：古畑さん
古畑：はい
高代：めったに人の家の冷蔵庫なんて覗くもんじゃありません
古畑：すいません
そうしたら　中にはもう一つのマヨネーズが入っていまして
それには　大きくHと書いてありました
KとH　和子と久子
それぞれ自分のマヨネーズを持っていらっしゃる
あんまり無いことです
そう思って見てみますそうですね
冷蔵庫の中に入ってるあらゆる物にイニシャルが書いていました
ケチャップ　牛乳　ヨーグルト　醤油の瓶
仲のいい家族は先ずこういう事はしません
高代：あたしね前から思ってたことがあるの　妹に関して
古畑：はい
高代：血がつながっていなかったら絶対この人とは友達成らなかっただろうって
古畑：やっぱりあれですね
うまく行ってなかったんですね
高代：あの子は昔からね
現実的で計算が立ってお金に細かい人だったわ
古畑：いや併し　だからこそマネージメント遣ってくれたんじゃないですか
高代：あのう　あの人は全部が嫌いだったって言うわけじゃないのよ
それ　認める所は認めてたわ
でもね　やっぱりね　七三の割合で嫌いだったわね
人の事を金遣いが荒いって責める癖に
自分が慈善事業にのめり込んで
ね　聞いて
古畑：はい　聞いてます　聞いてます
高代：一遍に何百万って寄付するのよ
古畑：うん
高代：それもあたしが稼いだお金よ
自分の稼いだお金どうして自由に出来ないのよ
古畑：併し　これからはいいじゃないですか　自由に使えて
古畑：あのう　チャリティに興味を持っていらっしゃったんですか
高代：偽善だわ　嫌らしいわね　最低よ
あたしもああいうのは大嫌い
古畑：そう言えば　最近新聞で読んだ＊（28：18）
若い下積みの脚本家のために
何とか基金っていうのを始められたとか
高代：妹の考えそうなことでしょう
古畑：あれも妹さんが
高代：そうなのよ
あたしはね　自分の幸せのために仕事をしてるのよ
ほかの作家はどうなると知ったこっじゃないわ
古畑：実に潔い生き方と思います
高代：偽善よ
出来ました
古畑：出来ましたけど
これやっぱり専門の人に書いてもらったほうがよさそうだな
高代：見せて
古畑：はい
高代：あはは　あなた　絵　下手ね
古畑：いや　まいりました　難しいもんです
先生
高代：うん
古畑：そう言えば　私よくこう言う遊びをするんですよ
小説を読んでですね
自分自身で勝手キャスティングをするんですよ（29：18）
高代：あら　あたしもするわよ
古畑：そうですか
じゃ例えばこの事件が映画になるとしたら
先生　誰をキャスティングしますか
高代：そうね
古畑：ええ　まず刑事の役です
あれどうですか　ほら　何って言いましたっけ
ケビンコスナ－の辺りは
高代：それはあなたの勝手ですから
あたしは何も言いません
古畑：はい　じゃ刑事はケビンコスナ－で行きましょう
じゃ　うちのあいつは誰ですかね　うちの部下今泉は
高代：あのうね　あの人ね　あの人なんかどうかな
ええと　誰だっけな
古畑：誰かな
高代：桜金蔵
古畑：桜　ええ　アゴアンドきんぞーの
高代：そう
古畑：ケビンコスナ－と金蔵ですか
高代：二人おぴったり
古畑：思い切ったキャスティングですね
じゃあ　あれは妹さんは
高代：妹はそうね　ちょっと古いけどね　ベディ?デビスね
古畑：ベディ・デビス　なるほどね　じゃ～犯人は
高代：そうね　知的な感じの人がいいわね
キャサリン・ヘブンなんかどうかしら
ジャンル・ムロもいいかもね
古畑：キャサリン?ヘブンどうですかね
この役できますかね
大胆な事をおっしゃる
高代：キャサリンは魅力あるから　大丈夫よ

山崎：先生　ニュースで見てもびっくりですよ
高代：電話掛けてくれればいいのに
山崎：何か居ても立てもいられなくて
高代：あのう　山崎さん　俳優さんです
古畑：あぁ　そう　俳優さん　古畑と申します
山崎：始めまして
古畑：どうも　始めまして
高代：刑事さんね
山崎：先生　俺何って言ったらいいか
高代：何も言わなくていいわ
山崎：お悔やみ申し上げます
高代：あのう　落ち着いたら電話しますから
山崎：とにかく　ニュースで見てびっくりして
高代：それはもう聞いたわ
山崎：居ても立ても居られなかったんだ
高代：それももう聞いたわ
山崎：何って言ったらいいか
高代：あなた　さっきから同じ事ばっかり言ってる
山崎：大丈夫なの
高代：私は　大丈夫よ
山崎：俺に何か出来ることがあったら何でも
高代：無いわ　電話します
山崎：それじゃ
失礼します
古畑：どうも
高代：あは　ごめんなさい
古畑：役者さんですか　そうですか
あんまり記憶に無いですね
高代：まだ露出が少ないの
古畑：いや　併しあれですね
わざわざお見舞いに来てくれるなんて律儀な青年ですね
彼はきっと伸べると思いますよ　目を見れば分かります
私　大抵当たるんです
あのう　ほら　木村拓哉だって当てたんです（32：35）彼は絶対に伸べると思ってましっ
高代：うん
古畑：いいえ　何でもありません
高代：いい子でしょう
古畑：とっても　あれに似てますね
ほら　ジョン?トラポルタ
高代：やめて頂戴
今泉：庭掃除終わりました
高代：あっ　今泉
今泉：はい
高代：ついでに　ついでにね
御付け返ってくれるのかしら（32：58）
今泉：序にって何の序ですか
古畑：庭掃除した序だろう
今泉：そんなの序って言うかな
高代：あのね　洗面所の電気が切れてるの
それから　ティッシュペーパーもお願いするわ
今泉：古畑さん　何か言っちゃって下さいよ
古畑：買ってっらっしゃい
高代：それからね　晩御飯のおかず
今泉：ええ
高代：あなたの作れるもんでいいわ
今泉：勘弁してください
古畑：得意料理は
今泉：ありません
高代：だったらあなたの食べたい物
今泉：そう言われても
古畑：何食べたいの
今泉：ピーマンの肉詰めを
高代：あら　いいじゃないの
あのう　お台所にテキストあるから
それで研究しなさいよ
お台所にお財布もあるからね
ええと　そうだわ
これも持ってってもらうのかしら
古畑：寄付されるのですか
高代：馬鹿なこと言わないで　銀行行ってね
お札に両替して貰ってきて
もう目障りで仕方が無いの
今泉：あれ持ってくるんっすか
高代：だってあんたあんなに小銭一杯有ったって
使えようがないでしょう（33：51）
古畑：併し　五万円ぐらいあるんじゃないですか
高代：あら　ホント　じゃ今度三人で焼肉でも食べに行きましょうよ
古畑：いいですね　いいですね
高代：そうしましょう　そうしましょう　急いで
今泉：あっ　重い
古畑：銀行　閉まっちゃう　早く急いで
高代：あぁ　古畑さん
古畑：はい
高代：あたし　部屋行ってお仕事してっていいかしら
古畑：ああ　いやそろそろわたくしも
高代：あらあらゆっくりしてっらっしゃってくださいよ
古畑：いや　併し
高代：いいの　居てくださいよ
だって　ほらまだ凶器も見つかってないでしょう
お見通しですよ

古畑：ええ　謎は解けました
やっと凶器を見つけました
佐々木高城一体何を使って妹を殺したんでしょうか
ヒントはこれです
解決篇はこの後で
古畑任三郎でした

高代：どうぞ
古畑：失礼します
お仕事の最中申し訳ございません
高代：大丈夫よ　これですもの
古畑：あぁ　筆が進みませんか
高代：だめね　色んな事を考えちゃって
古畑：あんな事が遭ったんですから当然です
高代：今日はお終い　映画でも見ようかしら
古畑：あぁ　そうだ　今泉が戻ってまいりまして先生にこれを
例のお妹さんが貯めたお金です　全部でええと六万七千円ですか
高代：あら　そんなにあるの
古畑：銀行行ってお札にかえって貰いました
高代：まあ　どうも
古畑：ここに置いときます
高代：あぁ　ね　巡り合いっていう映画ご存知
古畑：大好きです
高代：夕べねテレビでやったの　録画したの
古畑：録画されたんですか
高代：ええ
古畑：夕べ
高代：そう
あのね　ご一緒に　ご覧になりません
古畑：見たかったんです
高代：私ね　この映画がきっかけなの　今の仕事を始めたの
古畑：そうなんですか
高代：だから　思い出の映画なの
古畑：デボラカもとっても綺麗でした
高代：彼女はケーリグラントに言った台詞は覚えてる
古畑：ええ
高代：一年の内でつづりの最後にRが付く月には
男性の部屋には入っていけないって
あたし　妙にそれが心に残ってずっと守ってたの
お陰で一度も結婚できなかった
確かね最初のシーンよ
ニッキは船の中でテリのタバコ入れを拾うの
それが出会いのきっかけで
多分そのすぐ後のシーンね
古畑：ええ　よく覚えていらっしゃいますね
高代：昔のことはよく覚えているのよ
でも最近のことはだめね
先週見た映画の中で誰が出てるか全然思えだせないの
古畑：併し犯人の顔はかなり細かく覚えていらっしゃった
高代：それはまた別
古畑：観察感ですか
高代：そう
古畑：うん
先生ちなみに今日の私のネクタイの色を覚えていらっしゃいますか
見ちゃだめ
高代：背広は�だったわ　これは間違いないの
あなた昨日も�着てた\
古畑：そしてネクタイは
高代：確かね　ネクタイは赤っぽかった
あら　あなた　やっぱりネクタイしてたほうがいいわ
それも赤絶対似合うわ　だめよ　ノーネクタイなんて
古畑：そうですか　じゃ考えてみます　はい
高代：これね　巻き戻しに時間が掛かるのよね
古畑：先生
高代：はい
古畑：あなた妹さんを殺しましたね
高代：せっかくお友達なれそうな気がしてたのに
残念だわ
古畑：あなたには　動機もあり　チャンスもあった
そして昨夜一件に関するあなたの証言にはあんまりにも嘘が多すぎます
浜辺を徘徊する変質者なんて存在しないのです
すべてあなた考え出した空想の産物です
高代：それほどおっしゃるなら証拠があるんですか
古畑：ようやく見つけました
この事件のポイントは最初から凶器だと思ってました
あなた犯人だとしたら絶対にこの凶器は家の中にあると
逆に考えれば凶器さえ見つかればあなたのお犯行は立証できる
高代：凶器は見つかったんですか
古畑：凶器はここにあります
あなたはこれで妹さんを殺したんです
高代：何です
古畑：ええ　凶器はこれです
高代：お札で殴ったって言うの　ははは
古畑：いいえ
六万七千円分の小銭です
あなたはこれを袋に詰めてそれで妹さんを殴ったんです
小銭ならば多少重くても何回かに分けて撙证长趣�できますし\
そしてですね
こうやって握りの部分を斜めにして休養をつけて振り下ろせば
（41：30）
力の無い女性でも予想以外の力が出ます　考えましたね
そして何よりも殺した後
銀行へ持って行ってしまえば凶器は永久に見つかりません
ええ断っときますけども
これはあなたが実際に犯行に使ったお金ではありません
そっちの方は今泉君が鑑識の方へ
先生　血液反応の結果は期待できると思いますよ
かなりの出血がありましたから
あれだけの小銭にどれか一個くらい反応が出ても可笑しくないでしょう
そして　ちなみに
これがあなたが作った特製の小銭いれの燃え滓です
これも血液反応の方に回させて頂きます
以上ですが　私としましては
鑑識が正式な結論を出した後で
逮捕と言うことでもいいですが
出来ればその前に
高代：いいわ　降参します
古畑：ありがとうございます
高代：アイデアとしては　悪くないと思ったけど
古畑：私もそう思います
高代：でしょう
古畑：併し　出来ればテレビドラマの中で使って欲しかった
高代：あたし　刑事者ってやったことはないんですよ
ただ　古畑さん　分かって欲しいの
古畑：はい
高代：私はもうお婆ちゃんです
いい年をしてあっちこっち連れてまわれったり
裁判に掛けられたり
とても耐えられそうにないの
もしもね　あなたにすこしでも年寄りに哀れむ気持ちあるんなら
未だに今泉さんはまだ
古畑：先生　先生にそんな台詞似合いません
先生のドラマの登場人物は何時だって堂堂としてました
先生も教わってください
高代：いいわ　今の話は忘れて
古畑：先生　どうして我慢できなかったんですか
六十年もう我慢したんじゃないんですか
高代：だって思いついちゃったんですものいい殺し方
お家でごゆっくりご覧になって
古畑：よろしいですか
高代：あたしにはもう必要はありません
古畑：ありがとうございます
高代：まいりましょう
古畑：先生　もしこれがドラマでしたら先生でしたら
どんな台詞で幕を閉じますか
高代：犯人の台詞
古畑：はい
高代：そうね　何も言わせないわね
今のドラマは喋りすぎよ
人はね　ここぞという時には何も言わないの

苹果+蛀虫

这片子有全套的

癖のある男

下面是引用苹果+蛀虫于2005-08-09 22:30发表的:
这片子有全套的

如果大家有兴趣看的话 偶会把剩下的几集全部发上来的

cocoxl

经典呀,我太喜欢田村正和饰演的古畑任三郎了,加上西村雅彦的诙谐幽默,片子轻松幽默又不乏冷峻和机智.而且里面出演的都是日本很有名的演员,大牌不少呀,顶一下
而且里面的对话也不难,对学习日语的朋友很有帮助哦

癖のある男

汚れた王将

古畑任三郎：
パジャマのボタン留めてから
全部ずれていたことに気付くことってよくあります
パジャマを着る時は必ずボタンを下から留めてください
まず掛け違うことはありません
合理的に活きるっていうのはつまりそういうことで

記録員：米沢八段　四五桂
中谷竜人　四四銀
観戦の棋士ら：難しいですね　どう行くか
難しいよ

米沢：封じます
立花：米沢八段の封じ手が立会人に渡されました
これをもちまして第八級竜人戦第四局一日目が終了いたします
明日は午前九時からの再会とします

大石：米沢君
米沢：はい
大石：ちょっといいか
米沢：どうぞ

大石：どういうつもりだ
米沢：おしゃってる意味が
大石：なんでなにも書かなかった
私の目を誤魔化せん
米沢：大石さん　私には正直言って何のことが
大石：とぼけるな
じゃ君の封じ手を言ってみろ
ここに何て書いたか言ってみろ
米沢：封じ手を口外することができないことぐらいご存じのはずでしょう
大石：うん　うまく逃げたな
最初は対局放棄かと思ったよ
しかしこの勝負は君の人生が係ってる
そうやすやすと捨てられるもんじゃない
そう考えると読めてきた
一晩ゆっくり考えればそりゃ～いい手が思いつく
対局が再開される前に中身を摩り替え
違うかね
米沢：そんなことできるわけないじゃないですか
封印を確認したのはあなたですよ
封筒を開けずに中身を摩り替えることなんかできるわけがない
大石：とにかく私は今から実行委員会の所に行って来るつもりだ
そして証人が見ている前でこれを開封する
あなたに申し訳ないが
不正を見てしまった以上私はそうするしかない
米沢：やめたほうがいいと思いますが
ご自分が恥をかかれるだけですよ
大石：非常に残念だよ　米沢君
あぁ

今泉：いてぇ～
一勝負行きましょう
古畑：よく有ったねそんなの
今泉：各部屋にワンセットずつ置いてある見たいですよ
将棋の町ですからなんせ
さあ早く
古畑：強いよ悪いけど
今泉：僕もね将棋研究会に行ったんで
なに読んでたんですか
古畑：カリマンタンの城
今泉：やめてくださいよ少女コミック系もの
古畑：サイン入り
今泉：あぁいつの間に
古畑：一回だけだよ

今泉：古畑さんです
さすがの古畑さんが困った
あ　そうだ　知ってます
古畑：知らない
今泉：聞いてください
古畑：何
今泉：今ねこの旅館であれやってるそうですよ
将棋の竜人戦　中谷竜人と米沢八段
明日ちょっと覗いて行きませんか
古畑：だめ
今泉：こんなチャンスめったにないですよ
古畑：新幹線仱盲契‰噗偷笔长伽毪韦蠅簸胜螭坤�ら\
すぐに帰ります
今泉：見ていきましょうよ
古畑：だめ
今泉：負けですよ　ふふふ
意外に弱い
なんすんっすっか
なんすんっすっか
古畑：はい　はい
旅館の管理人：あっどうも夜分遅く大変申し訳ございません
古畑：ええ何か
旅館の管理人：今泉様
古畑：今泉君
今泉：はい
古畑：今泉は何か失礼してましたか
管理人：いいえ
今泉：はい
管理人：今泉様
今泉：そうです
管理人：警察の方でいらっしゃいますよね
今泉：はい
管理人：ちょっとご相談したいことが　御足労を願いますか
古畑：あのうどうして彼が警察の人間だって分かったんですか
管理人：いや当職そこにも刑事と
古畑：恥ずかしいな君　公務員でいいんでそういう時は
管理人：お願いできますか

今泉：死後一時間って言うことですか
死因は後頭部の打撲
発見したのは
管理人：あのう彼です
給仕人：はいあのう大石様お泊りなる時は必ず夜食をご注文に
今泉：常連さん
管理人：竜人戦の立会い人も
地元の棋士さんです
今泉：あぁ　竜人戦の立会い人だそうですよ
警察には
管理人：いやあのうまだです
今泉：すぐ連絡してください
管理人：いや実は
今泉：騒ぎお嫌いなのが分かりますが殺人の可能性もあるんですね
管理人：分かりました　じゃ
今泉：併し大丈夫なんかな　竜人戦ですよ
立会い人が死んじゃってどうするんだろう
給仕人：あのう
古畑：何か
給仕人：ルームサービスの受け取りなんですが
サインいただけませんか
古畑：私でいいの
給仕人：それがないと戻れないんで
今泉：殺しですかね
古畑：はいお疲れ様　
ありがとうございます
置いてっていいよ
給仕人：あぁ失礼します
今泉：だけどは争った跡が
古畑：犯行現場はあそことは限らないでしょう
今泉：何で分かんですか
古畑：今泉君　美味しそうだよ
今泉：ねどっどうして分かんですか
古畑：ベット上の服
今泉：はい
古畑：綺麗に畳んであるんだろう
可笑しいと思わないのか
綺麗過ぎ気がしないか畳み方は
今泉：いいえでも几帳面な人だったらかも
古畑：背広まで畳んである　上着は普通ハンガーでしょう
彼の背広はちゃんとクローゼットの中に入っている
今泉：と言うことは
古畑：背広を畳んだのは別の人物
今泉：死体の服を脱がせて風呂場へ撙螭坤螭繺
古畑：そしてその人物は普段背広を着慣れていない人物
今泉：女ですかね
古畑：女の人に死体を撙伽胜�\

米沢：殺人の可能性もあるということですか
地元の刑事：今の所そっちの専門渡っとりますがね
古畑：いいお着物ですね　ね
立花：ええ　実は竜人と八段の二人にご相談が
米沢：すみません
立花：はい
米沢：この人誰ですか
地元の刑事：ああご紹介が遅れましたかね
警視庁の古畑さんです
古畑：みなさん今晩は古畑と申します
地元の刑事：まあたまたまここに滞在されてたもんですから
捜査協力お願いしておりますからね
どうぞお二人
こっち　どうぞ
立花：ええそれでですね立会い人の大石さんがこれ形で亡くなられた時に
われわれとして果たしてこの対局続けるべきでしょうか
古畑：今日ずっと失礼
今日ずっとこのお着物ですか
米沢：立花さん　大石さんは心から将棋を愛していらっしゃった
立花：はい
米沢：対局続けることが大石さんへの何よりの供養となるのではないのですか
立花：確かにそう言う考え方もできました
米沢：警察の方で許してもらえるなら
地元の刑事：これも大事な局だからどうぞ
米沢：だったら悩むことはないでしょう
立花：はい
米沢：続行しましょう
今泉：賛成ですね
古畑：失礼ちっと糸くずが付いていました　失礼
米沢：竜人のご意見は
中谷：僕はどちらでもいいですよ
米沢：立花さん
立花：分かりました　では予定通り行いましょう
地元の刑事：あのあとで聴取の方もうひとつ
立花：はいわかりました
記録員：あのう　一つ問題が
立花：何だ

古畑：あのうどういうことでしょうか
米沢：竜人戦となるとそれ専用の駒というものがあります
古畑：普通の駒じゃないですか
米沢：手彫りの貴重な駒です
古畑：だから金庫の中に　そうですか
立花：どうですか
地元の刑事：いやこりゃ無理ですがね
暗誦番号が分からんとあけませんがね
今泉：大石さん以外に知ってる人が居ないんですか
立花：居りません
古畑：ほかの駒ではいけないのですか
立花：対局の途中で駒を変えるというのがあんまり例がないね
米沢：いいじゃないですか
立花：いや
米沢：いま対局を再開させること最優先とすべです
立花：竜人のご意見は
中谷：あっ僕はいいです何でも
米沢：われわれがいいって言ってるんですから　ここは立花さん
立花：分かりました　すぐ手配させます
米沢：よろしいですか
中谷：はい
記録員：あのう　あっちはどうしましょう
立花：あっち
記録員：封じ手は
立花：おぁ～
記録員：あれも恐らく金庫の中に
立花：あぁそれ有ったな
古畑：失礼
米沢：お　立花さん　封じ手がここに
立花：間違いがないんですか
米沢：間違いありません
立花：開けた様子は
米沢：いやありません　ちゃんと封がしてる
今泉：よかった
古畑：開けて見てもいいですか
立花：だめですよ
じゃ　あすは予定通り午前九時より対局再開と言うことで
竜人　八段　よろしくお願いします
米沢：よろしく
中谷：よろしくお願いします
今泉：よろしくお願いします

古畑：先生　ちょっと宜しいですか
米沢：どうぞ
古畑：二三ちょっと伺いたいことが
米沢：結構です
古畑：あっどうぞ
あのう封じ手っていうのが何なんですか
米沢：ああ～
古畑：この世界のこと何も知らないもんですから
米沢：封じ手っていうのは対局二日に纏まる時に
一日目の最後に次ぎの指し手が翌日の第一手を書いて袋に入れとくんです
古畑：どう言ったわけで
米沢：そうしないと一晩掛けてゆっくり手を考えることができるからです
古畑：なるほどね
米沢：フェアーじゃないでしょう
古畑：なるほどそうですね
で　あのう駒と封じ手っていうのは立会人に保管するってこれ決まりなんですか
米沢：まあ別々に保管する場合もありますが
古畑：封じ手を書かれたのはどちらですか
米沢：私です
古畑：今夜大石さんにお会いになられましたか
米沢：どう言う意味ですか
古畑：試合が終わった後で
米沢：いいえ
古畑：先生はどちらに
米沢：部屋に居ました　表には出ていません
古畑：大石さん訪ねて来ませんでしたか
米沢：いいえ
古畑：そうですか
米沢：何か
古畑：いいえ　たいしたことじゃないですけどもね
米沢：差し支えがなければ
古畑：ええ大石さん今日大事な物二つ預かったわけで駒と封じ手と
ところがですね一方が金庫の中で一方がテーブルの上
どうして一緒に金庫に入れて置かなかったんでしょうか
それで私考えましたね
気になることがあって取り出してんじゃないかと
封じ手だけを
で　もしかして先生の所に相談に行かれたんじゃないかと思ったんですけども
そうですか　行きませんでしたか
分かりました　参考になります
どうもありがとうございました　明日頑張ってください
おやすみなさい

中谷のお母さん：あらこうちゃん　そんなにそんなにお砂糖入れただめ
体に悪いでしょう　はいこれだけにしましょうね
古畑：おはようございます
どうも　お邪魔してもよろしいですか
失礼します
いやどうですか　調子は
ウェートレス：いらっしゃいます
古畑：あぁどうも　ええと私はね　まあ和食のセットみたいな物ある
ウェートレス：ございます
古畑：お願いします
ウェートレス：かしこまりました
米沢：後ね爪楊枝を
ウェートレス：はい
古畑：夕べあんまり眠れなかったんじゃないですか
ハードな戦いになりそうですね
米沢：条件はあちらも一緒ですから
中谷のお母さんあらあらこうちゃん
どうしたの　大丈夫あなた
古畑：併しあれですね　とても天才棋士が見えませんね
負けちゃだめですよ　あんな奴に
三連敗だそうで　今日負けたら後はないそうじゃないですか
頑張れ
米沢：古畑さん
古畑：勝つです
米沢：将棋の世界にはこういう言葉があります
古畑：はい
米沢：負けて当然　勝て偶然
古畑：うん～どういうことでしょうか
米沢：一番隙のない布陣というのがどんな形かわかりますか
古畑：いいえ
米沢：戦う前の状態　つまり最初並べた形なんです
古畑：そうか　なるほどね
米沢：一手指す毎にそこに隙が出てくる
古畑：うん
米沢：負けて当然っていうのがそういうことです
古畑：それはそうですね
勉強になります
今日もお着物決まってますね
洋服は全然着ないんですか
米沢：着ません　着物の持つ合理性が私にあってるようです
古畑：合理性
米沢：うん　着物にはポケットとかボタンとかそう言った余分な物が一切ない
併しこれほど機能的な衣類がありません
古畑：併し着物ってほらあのう　畳むのが大変でしょう
米沢：慣れてしまえばそうではありません
古畑：そうだ　大石さんの部屋に有った服の話しましたっけ
米沢：いいえ
古畑：これはね実に綺麗に畳んでいましたね
ご丁寧に背広の上着まで
私ねここだけの話ですけどもね
畳んだのは犯人だと踏んでるです
多分女です
男だったらばその背広上着を畳まないっていうこと知ってますからね普通
知ってますよね
米沢：しっ知ってますよ
古畑：犯人は女です
ウェートレス：お待たせいたしました
古畑：ありがとう　頂きます
うん　美味しそうだ
はい　ありがとう
併し将棋指す方って違いますね
何を聞いてもすぐに答えが返って来る
しかも　極めて論理的というか合理的というか
感動してます　正直に言って
米沢：性分です
古畑：はあ
米沢：じゃお先に失礼します
古畑：行かれます
ええごゆっくりどうぞ
頑張ってください
米沢：あぁ古畑さん
古畑：はい
米沢：納豆がね醤油を入れる前にかき混ぜたほうが水気少ない分
より粘り気が出ます
古畑：合理的だ
米沢：好き好きですがね
古畑：勉強になります

立花：おっ　八段　おはようございます
米沢：おはようございます
立花：ほんとすみませんね　なんかっていやはやで
米沢：あなたのせいじゃない
立花：いや　そいつは金庫の中に無くてほんとに助かりますよね
それが無ければ散々に中止ですからね　ね
米沢：そうですよね

今泉：始まりますよ　古畑さん

立花：米沢八段の封じ手を読み上げます
四六銀
竜人戦第四局二日目開始します

中谷竜人　三六歩
古畑：すみません　ちょっとよろしいですか　すみません
すみませんこれ何でしょうかこれ
記録員：シーウ
古畑：すみませんこれ何だと思いますかこれ
立花：お願いしますよ
古畑：失礼しました
すみませんこれお借りして宜しいですか
すみません

古畑：どう思う
今泉：いい手だと思いますよ
古畑さんそう一々凸叩くのをやめてくださいよ　ペンペンペンペン
古畑：隅っこだよ隅っこ
どういうことこれ　どういう意味だろうね
今泉：女
古畑：何で書いてあるの
今泉：分かりません
古畑：サインかなにか
今泉：聞いたことはありません
古畑：何か意味あるよこれ

古畑：ああ　すみません
会場に見に行ったらいらっしゃらないので
ご散歩ですか
米沢：気分転換です
古畑：平気なんですか向こうは
米沢：長考に入られたようだから竜人は
古畑：長考
米沢：こう行っただけくなると一時間や二時間考え込むのはあたりまえです
古畑：かなり悩んでましたよああいう時は
勝てそうじゃないですか
あのう二三質問よろしいですか
米沢：申し訳ないが　対局中が遠慮してもらえると
古畑：すみません　気が回らなくて
米沢：どうせ何聞かれても頭の中局面のことしかありませんから
古畑：そうだと思います
米沢：終わったらゆっくり
古畑：はい　一つだけすぐに終わります
あのう事件に直接関係があるかどうか分からないんですけども
ちょっと気になりまして
あのう先生書かれた封じ手です　いい手だってみんなそう言ってます
ここちょっと見てもらいませんか
これどう言う意味ですか
米沢：失礼
古畑：はい
米沢：私はこんなものは書いてない
古畑：ええ　先生が書かれたんじゃない
じゃ誰が書いたんでしょうか　私テッキリ先生がと
米沢：違いますね
古畑：最初から書いてあったんでしょうか
米沢：論理的に考えるとそうなりますが
覚えてないな
古畑：あのうこれ何だと思いますか
米沢：女性を表す印でしょう
古畑：そうか　併しね私どこかで見たことがあるんですよね
しかもすごくよく見るんです
ええ　ひっくり返して見ましょう
米沢：好きにしてください
古畑さん　そろそろ勘弁してもらいませんか
あのう　そろそろ
古畑：すみません
米沢：あのう　ありがとうございました　失礼しました

古畑：あのう
記録員：シーウ
古畑：封筒知りません　捨てちゃったのかな

記録員：中谷竜人　三二銀
地元の棋士：三二銀か
今泉：かなり追い込まれていますね　竜人
地元の棋士：そう奪ったな　決まったな
今泉：米沢八段の勝ちです
後もう押すだけですから
地元の棋士：これで八段が飛車をなって
今泉：五三飛車なりですね
地元の棋士：そうこれ
ここで飛車に成られたら中谷竜人ちょっと逃げようがねな

記録員：米沢八段　五六飛車
地元の棋士：五六飛車
何で成らないんだ
今泉：何が考えてんだ　八段は
古畑：ね　どういうこと
今泉：チャンスを棒に振ったんですよ
地元の棋士ら：これは読めきれないね
読めるわけが無いよ　こんな手

地元の棋士：逆転だ

米沢：ありません
記録員：投了です
ジャーナリストら：竜人　初防衛おめでとうございます
今のご感想は
＊＊＊＊
旅館戦に印象は
＊＊＊＊一言

地元の棋士A：併しなんであそこで飛車を戻すかね
今泉：あれで流れが変わっちゃいましたからね
地元の棋士B：あそこでなってったら絶対勝ってたのよ八段
古畑：ちょっといい　米沢八段の手そんなに可笑しかったの
今泉：だって意味ないですもん
地元の棋士A：あそこ絶対飛車ならさせなきゃだめだよ
地元の棋士B：指し違いでしょう
古畑：なんか作戦だったということは
地元の棋士A：ないね
古畑：ね　ちょっとすみませんいいですか
あのう誰がこの中で米沢八段の手を合理的に説明できる人居ませんか
地元の棋士A：何だあいつは
連れ
今泉：さあ

古畑：すみません　すみません
ええ一つだけ確認さしてください
あのう竜人戦で使った将棋盤と駒結局どこから持ってきたんですか
もしかしたら米沢八段の部屋から
立花：ええ　その通りです
あれでも物がかなりいいんですよ
ほんとはね
古畑：ええ
竜人の部屋に有ったのを使いたかったんですがね
竜人その上に物を食って汚しちゃったんですよ
古畑：ありがとうございます
立花：いいえ

古畑：思っていた通りでした
ええ　試合に使った駒夕べ米沢八段の部屋にあった物でした
今日のポイントが二つ
まず米沢八段が使った封じ手のトリック
そしてもう一つなぜ八段は勝てる筈の勝負を捨てなければならなかったのか
今日はちょっと急いでますねこの辺で
古畑任三郎でした

古畑：残念でしたね
お気持ちをお察しします
辛い所ですね
米沢：実力でしょう
古畑：いいえ　あなたは勝てた
勝てる勝負をミスミス棒に振ったんです
一晩考えた封じ手で負けちゃいけませんよ
米沢：意味はよく
古畑：またまたまたまた
それじゃ気分直しの一つ
手品を
米沢：古畑さん
古畑：はい　何か好きな動物を一つ
米沢：古畑さん
古畑：なんでもいいですから　好きな動物を一つ
米沢：一人にしといてくれませんか
古畑：すぐ終わります　好きな動物をどうぞ
米沢：あなたと付き合っている気分じゃないだ
失礼しました
古畑：何でもいいですから好きな動物を一つ挙げてください
米沢：麒麟
古畑：麒麟　分かりました
麒麟麒麟麒麟麒麟　麒麟の首なぜ長い　頭が上の方にあるからだ
なんで馬鹿なことを言っちゃって
ええ　はい
開けてください　失礼して私が開けます
麒麟です　当たりました
ご感想
米沢：そんなの麒麟じゃない
古畑：そう言うことをしといてください
私絵が苦手なもんですから
しかもペンを変わりに使ったのがこれなんです
仕掛けはもう分かりますね
フロント行ってカーボン用紙を借りてきて袋を中へ
で以って封筒の上から書く　この爪楊枝で
麒麟が失敗しましたけど四六銀ならば何とか書けるはずです
米沢：古畑さん
古畑：あなたはこれと同じ手を使った
予め袋の中に同じ大きさのカーボン用紙を仕込んで置いている
そして袋に白紙を入れ
今朝になって一晩じっくり考えた四六銀の手を上から書き込んだ
なぜ分かったか　種明かししましょうか
これです　このマーク　やっとこの意味がわかりました
この謎を解けたらすべてが見えてきました
こっちから見てみましょう
ほら　古いってゆう字が有ります
古畑の古です　これ私が書いたんです
実は夕べ大石さんの部屋でルームサービスボイにサインを頼まれまして
私気が付かなかったんですけども
これの入った封筒の上で書いちゃったんです
だから　字が映っちゃった
見覚えがあるはずです　私の字なんですから
ええどうしても勝たなくちゃいけなかったんですね
この試合に
将棋の世界も世代交代だそうで
ここで踏ん張らないと後は若手の波に呑まれるだけ
なんとしても勝ちたかった
大石さんを殺したのは秘密を知られたからですね
米沢：古畑さん
古畑：はい
米沢：証拠があるんですか
古畑：痛い所に衝いて来ますね
肝心なカーボン印の袋もなくなっているし
こっそり持ち去りましたね
米沢：縦しんばそれが残っていたとしてもですよ古畑さん
古畑：はい
米沢：それは私が不正を行っていたことの証明であり
殺人の感量何なら立証するものではない
違いますか
古畑：さすが論理的な方だ
ええ併し違います見つけたんです
あなたが殺したっていう証拠
正確に言えば見つけたのは先生ご自身です
棋士会議室で話題騒然でした
あなたはなぜあんな手を指したのかだって
あそこで飛車になってればあなた絶対に勝ってた
何も知らない連中が平気でそういうことを言うんです
併し実はあなたあの時駒を戻そうしかなかったんです
飛車がなれば裏返しにしならなければならないからです
そんなことは死んでもできない
裏返しにすればばれてしまうからです
あのものが私の考えが正しければ
血痕です
飛ぶんですよ　血痕っていうやつは
これは鑑識に回すとしましょう
米沢：決め手にはならない
古畑：十分だと思いますが
米沢：この駒は確かに夕べ私の部屋に有った物です
古畑：はい
米沢：そこに血痕が付いていた　恐らく大石さんの物でしょう
古畑：はい
米沢：併しそれは　犯行現場が特定されたに過ぎない
私がやったという証拠
古畑：だったらどうして隠そうとしたんですか
一生左右するかもしれない
大事な試合に負けてまでもあなたは血痕隠そうとした
なぜです
私が問題にしているのはあそこです
血痕その物ではありません
投了と考えても宜しいでしょうか
米沢：結構でしょう
古畑：殺しを犯してまで勝とうと思った勝負なのに
うん皮肉な物ですね
米沢：古畑さん
古畑：はい
米沢：本心を言います
古畑：どうぞ
米沢：ほっとしてるんですよ　内心は
実はもうすぐ感想戦っていうのが始まる
今日の対局一手ずつ
初手から振り替えてみんなで検討するんです
大抵下手な指し手も強引に理由を付けて説明するんですが
あの時の飛車の動きに関して私が説明の必要がない
途方にくれていた所で
合理的な説明できないぐらいなら
自首した方がマシだ
古畑：お察しします

癖のある男

笑える死体

古畑任三郎：
古くなったストッキングの意外な使い道をお教えします
切り取った先っぽスリッパの上にかぶせて家の中歩いてみてください
細かいゴミが面白いように取れます
ストッキングって言うのが便利な物で

アリ先生：たとえば電話をしながらいたずらがきすることってありますよね
患者：ええ
アリ：落書きをしながらだと話がしやすいのがなぜだと思います
よ～く考えてみてください
患者：さぁ
アリ：人間はね　精神的な緊張は別の単純作業で和らげることができるの
だから　ほら　思い出してみて
電話の時のいたずらがきってたいていは単純な図形でしょう
患者：確かにそうですね
アリ：だからこれを利用しないではないと思うんです
患者：でも　会議で話す時にいたずらがきはちょっと
アリ：いたずらがきじゃなくていいんです　単純作業なら
発言する時に　これを手に握って転がしてみてください
人前でしゃべっても言葉が出ないなんてことないと思いますよ
患者：やってみます
アリ：プレゼンテーションうまくいくように祈ってます

田代：おめでとう　30歳
アリ：作ったの
田代：誰だと思ってんだよ
アリ：すご～い
田代：たいへんだったよ
ほら　ほかにもな　あるんだよ　今夜は
アリ：なにが
田代：驚かせるものがさん～
アリ：彼女にもそんなにやさしいの
田代：なに言ってんだよ
アリ：彼女の誕生日の時にも料理を作ってあげた
田代：ばかなことまた
アリ：ねぇ　彼女今日家に居るの
田代：なぁ
アリ：うん　私意地悪
田代：今は実家に帰ってるよ
友達が結婚するだって
アリ：一緒に来てくれって言われなかった
田代：俺は仕事あるから
アリ：うん　私のこと全然知らないの
田代：うん　俺そういう所うまいの
アリ：たとえば
田代：おい　その話もう決着ついてるんじゃないか
アリ：俺たちってそういう関係じゃないだろう
田代：婚約していいなんて言った
アリ：うそ　からかってるだけ　全然気にしてない
田代：おめでとう　30歳

田代：こいよ　ここ座れよ　はやく
アリ：恥ずかしいわよ
田代：わけがあるんだよ　ここに座れって
アリ：ねぇ　見て　
田代：なんだよ
アリ：泥棒
田代：えぇ
アリ：ほら　あそこ
いまね　一階の部屋のベランダから�い男が\
田代：どっち行った
アリ：あっち
絶対泥棒よ　ストッキングかぶってたもん
ねぇ　みってきて
田代：ええ
アリ：お願い
田代：だけど
アリ：はやく　ね
田代：よし

田代：おい　開けてくれよ
俺だよ

アリ：すみません　ただいま強盗に

向島：古畑さん
古畑：どうもどうも
向島：お疲れ様です
古畑：家は近いもんでね　自転車で来ました
向島：いいのを仱盲皮蓼工蚛
古畑：これね　セリーヌっていうんですよ
向島：かるそうですね
古畑：かるいよ　日本じゃめずらしいよ　この手のタイプは
向島：僕らいますんで　大丈夫ですよ
古畑：信頼してないわけじゃないだけどもね
向島：大丈夫大丈夫　じゃ

今泉：伽戏浅ｋA段から隣のベランダを抜けて
こっちのベランダへ侵入したもんと見られます
手摺から指紋は検出されました
刑事：ご苦労様です
犯人のポケットの中の物御覧になりますか
古畑：お願いしま～す
刑事：はい
古畑：ベランダは
今泉：あちらです
サンダルをどうぞ
彼女御覧になりました
古畑：ソファーに居た人
今泉：殴り殺した張本人
古畑：あれが
今泉：はい
精神科の先生だそうですよ
あのベランダです
非常階段っていうのはその向こう
古畑：ここ渡ったんだ
今泉：ええ
古畑：ここは高いよ
どうして隣に入らなかったんだろうね
今泉：鍵が掛かってんじゃないっすか
古畑：あければいいんじゃない
今泉：道具が持ってなかったんですから
古畑：なにも
今泉：え
古畑：ここどうやって入ってたんだろうね
今泉：開いてたみたいですよ　壊した形跡もないっすから
古畑：開いてたんだ
今泉：ええ
古畑：開いてなかったらどうするつもりだったんだろう
今泉：さらに隣へ
古畑：まあずいぶん消極的な泥棒だね
今泉：そうですね
古畑：あのう　これなんだけどもね
犯人の
今泉：そうです
古畑：どう思う
今泉：クラリーノ
古畑：脱いで入ったってこと
今泉：そうなりますね
古畑：なんでだろうね
今泉：わかりません
古畑：ずいぶん礼儀正しい人だね
今泉：そうですね　なにか
古畑：消極的で礼儀正しい人は泥棒するかね

古畑：どうも古畑と申します
アリ：どうも
古畑：どうも　いかがですかご気分の方は
アリ：大丈夫です
古畑：そうですか　驚かれたでしょうね
あのう　お仕事からお帰りになっていたわけですか
アリ：そうです
古畑：そうですか
電気なんかは
アリ：消えてました
古畑：消えてましたか
スイッチをいれたら　立っていたわけですね
アリ：そうです
古畑：それ　びっくりしますね
ええと　どの辺にたってました
今泉君　今おっしゃっる所にたってみてくれる
アリ：そのへんです
古畑：そのへんですか　そのへんたってみてる
あなたはスイッチのスイッチ
スイッチのところにいらっしゃったわけですね
相手は向かってくる　今泉　向かってきてくれる
すかさずバットを持って
殴るですね
男は倒れる
倒れてみてくれる
ということですね
アリ：そうです
なにか
古畑：いや　もう起きていいのよ
あなた　とてつもなく勇気なる方ですね
さすが神経科の先生　落ち着いてらっしゃるんです
普通はね　普通後ろに逃げます　女の人でしたら
ドアから飛び出すこともできちゃうわけですからね
向かっていきましたか　バットを持って
バットは玄関にあったんですか
アリ：はっきり言ってください
古畑：なんでしょうか
アリ：正当防衛は成り立たないんですか
古畑：いええ　こうれは正当防衛です
あなた身の危険を感じたわけですから
これは　感じたんですよね
アリ：そうです
古畑：これは正当防衛です
私が言いたかったのはあなたがとてつもなく勇気のある方だという
ありがとう
刑事：おねがいします
古畑：一緒に御覧になりませんか
どうぞ　お座りになってください
今泉：どうぞ
古畑：身元われました　田代慎吾　心当たりありますか
アリ：ちょっといいですか
古畑：あぁ
なにか
アリ：覚えています　内のクリニックの患者でした
古畑：本当ですか
アリ：ええ
三年ぐらい前かしら　確か盗癖症の患者さんでした
今泉：盗癖
古畑：間違いが有りませんね　圆烊�もありますね\
どういうことでしょうかね
アリ：患者さんなら　ここの場所も
今泉：分かりますか
アリ：ええ　名簿をみれば
今泉：古畑さん
古畑：ごめんなさい
一遍一本いただきます
ライターが　ライターがお持ちですか
アリ：吸いませんので
古畑：あっそうですか　やめてるんだよね
今泉：すみません
古畑：ちょっと失礼します
今泉：最初からここ狙ったんですね
間違いないでしょう
なにか
うまそうですね
古畑：今泉君　つまんで持ってくれる

古畑：すみません　お疲れの所もうひとつ伺わせてください
今夜ですけども　あなたと泥棒のほかに誰かこの部屋にいましたか
アリ：いません
古畑：だれも
アリ：私が帰ってくるまで誰もいなかったはずです　泥棒以外は
古畑：お出かけになる前は
アリ：いません
古畑：いません　そうですか
お料理がお好きなんですか
アリ：なぜ
古畑：いや　ありがとうございました　それじゃ　失礼します
アリ：あのう
古畑：はい
アリ：どういうことですか
古畑：いや　私もよく作るんです　自分で
だからわかるんです あれは難しいです
アリ：なんのことか
古畑：特に焼き具合がね　素人でなかなか
いや　あなたがつくったんじゃないですか
オーブンのあれ
アリ：あぁ　あれご覧になったんですか
古畑：見ました
アリ：あれ　よく作ります
古畑：あ　そうですか　あれはまぁデザートとしては最高ですね
アリ：えっえぇ
古畑：それじゃ　失礼します　ありがとうございました
アリ：ご苦労さまでした

田代：ほかにもなぁ　あるんだよ　今夜は

アリ：はい
受付：古畑さんはお見えになってます
アリ：お通して
古畑：失礼します
アリ：どうぞそちらへに
古畑：いやぁ　立派な病院ですね
あのう　神経科っていうんですか
アリ：え
古畑：精神科っていうとどういうふうに違いますか
アリ：おんなじですよ
アメリカじゃ歯医者さんよりもぜんぜん生活に密着しているんですよ
古畑：そうなんですか
ちょっとねあのう見ていただきたいものがあるんですけども
アリ：なんでしょうか
古畑：どうしても辻褄が合わなくてちょっとご意見を
ええと　夕べちゃんと眠れました
アリ：お蔭様で
古畑：そうですか　それよかった
ええと　これなんですけど
あ　刺激つよいですけども　我慢してくださいね
アリ：鋼の神経ですから
古畑：そうですか　じゃ大丈夫だ
遺体の写真です　田代慎吾さんの　先生がなにされた
あのう　不謹慎を承知で私も言うんですけども　
長年そのう　いろいろなほとけの顔を見てきてますけども
これほど　なんっていいますか
その笑えた写真もめずらしいですね
こんな顔でなくなって　彼もさぞ残念だったでしょう
アリ：これはなにか　笑えませんけど
古畑：引っ掛かりませんか
よく見てください　この顔の突っ張り具合は
上に向かって引っ張られた感じになってませんか
目も眉も鼻も口もこう突っ張らかっちゃって
アリ：ええ
古畑：普通ストッキングをかぶったら
下に向かって引っ張られる感じにならないとおかしく思いませんか
脱ごうとしていたんではないでしょうか　彼は
だからこんな顔に
アリ：覚えてないけど
言われてみれば
古畑：脱ごうとしていたんですか　ストッキングを
アリ：古畑さんはそうおっしゃるなら
古畑：いやいや　確か向かってきてだから殴った　そうでしたね
アリ：え
古畑：ストッキングを上に向かって引っ張りあげながら向かって　
どういうことでしょうかね
アリ：さぁ
古畑：ええ　それからですね
ええと　流しの三角コーナーで見つけました
鑑識の結果田代さんが捨てたものに間違いないそうです
アリ：ずいぶん礼儀正しい泥棒ですね
古畑：そうなんです　彼はたいへん儀正しい男だったんです
しかし　不思議なのはそのことではなくて
ストッキングをかぶっててタバコを吸うでしょうか
アリ：脱いでからすったんじゃないですか
古畑：いちいち脱ぎますか結構手間かかるんですかぶるのに
アリ：かぶったことは終わりになるの
古畑：いえわたし今尚一度も
アリ：かぶったままで吸えないかしら
息ができるんだから　吸えるでしょう
古畑：吸えるかなぁ
アリ：ちょっと失礼
はい　
もうすぐお帰りになります
ですから　午後の予定はそのままでお願いします
古畑：吸えます
アリ：古畑さん　そろそろ次の予定がありますので
古畑：すいません　どうもお邪魔しました
じゃまた新しいあのう情報が入りましたらあのう連絡しますんで
アリ：はい
古畑：それじゃ
アリ：古畑さん
古畑：はい
アリ：知ってます
チッキンを焼いてねヨーグルトソースをかけて果物とあえて食べるのは
デザートとしては最高よ
古畑：夕べそれをお作りになったんです
アリ：ええ
古畑：それじゃ
あのう　あれ一人で全部お食べになるんですか
アリ：ご存じないんですね　一人暮らしの女の食欲　食べますよ
古畑：それじゃ　失礼します

古畑：先生
どうもどうも
いやね　あのう　実はね　家近いんですよ　ここ
ちょうど良かった　はい　夕飯お食べになりました
そこのね　マーケートで買ってきたんですけど
あのう　作りますからあのう一休みしててください　ね
アリ：いつもこうなんですか
古畑：何かでしょうか
アリ：古畑さんのやり方
ずいぶんと強引なのね
古畑：そうですか
アリ：偶然会ったふりして　ほんとは待ってたんでしょう
古畑：違いますよ
アリ：萎びてるわよ　ミツバ
古畑：ミートローフはお好きですか
アリ：大嫌い
古畑：茶碗蒸しは
アリ：嫌い
古畑：焼き茄子
アリ：絶対やめて

古畑：熱っ
先生
先生　すいません　すいません
ちょっと　先生　お願いします
大至急おねがいします
はやくはやくはやく
すみません　このなべの火を止めて欲しいんです
すみません　お休みの所すみません
ありがとうございました
大丈夫かなぁ
あ　先生　ついでにお願いしようかなぁ
あのう　そのボールなんですけどもね
その　卵を溶いてその鍋の煮汁と混ぜてほしいすみません
アリ：できない相談ね
古畑：料理を好きだとおっしゃったんじゃないありませんか
お願いしますよ
卵は2個で溶く時くれぐれも泡立てないようにお願いします
すいません　すいません
後　できたら　手洗ってから
すいません
これね　テレビをね　テレビを見てて覚えたんですよ
よしょよしょよしょ
かっか殻入れない方がいいんですよ
なにするんですか
アリ：殻が入りましたから
古畑：捨てることないのに
これをこれにお願いします
アリ：ご自分でやれば
古畑：こっちがありますから
アリ：なに作ってるんです
古畑：ミートローフ
変更利かなかったんです　すみません
おいしさ保証します
アリ：ちなみにこれは
古畑：茶碗蒸し　すいません
あのう溶きながら　その箸使って
ええと　料理といえば　田代さんの勤め先ご存知でした
アリ：いいえ
古畑：患者さんなのに
アリ：ええ　かなり前ですから
古畑：あのう青山のフランス料理店だったそうですよ
アリ：ええ～
古畑：なんか若いのにねかなり腕のいいシェフだったそうです
アリ：興味ないですから
古畑：泡立てないようにお願いしますね
おかしいのはね　金に困った様子もないのに
なんで盗みに入ったかということなんですけどもね
煮汁の方お願いしますよ
アリ：盗癖症だったんですよ　かれ
古畑：しかし　万引き専門でしょう　空き巣は初めて
そこのところをね　ひっかかったんですけどもね
アリ：エスカレートしていったんじゃないですか
古畑：エスカレート　なるほどね
アリ：心理学的にはありえると思うんですけど
古畑：ということは
先生のクリニックは全然役に立ったなかったって言うことですか
そうだ　田代さんといえば
夕べ彼の足取りを調べてみたんですけどもね
ここに来る前にね
東急はんつう寄ってんですね　渋谷の
ええと　混ぜてくれてます　すいません
これレシートです　彼のポケットに入ってました
時間書いてますでしょう
昨日の午後四時十一分にパーティーグーズ売り場で
9620円の買い物をしてるんですね
何を買ったんでしょう
アリ：お店の人に聞いてみれば
古畑：いや覚えてないっていうんですね
アリ：そう
古畑：それから　夜の十時に先生に殴り殺されるまで彼の足取りは不明
アリ：ずいぶんじゃないですか
古畑：忘れてました
おめでとうと言わなければ行けないんですね
昨日先生の誕生日だったそうです
病院の方に伺いました
アリ：別にめでたくはないです　この年になると
古畑：いやいやいやおめでとうございます
アリ：めでたくないって言ってるでしょう
古畑：そんなことは有りません　おめでとうございました
じゃ　そろそろそれをこっちのほうに
え　よし
神経科の先生が患者さんと親密になるっていうことあるんですか
アリ：要は相談相手ですから私たちは
古畑：相談相手
アリ：え　親身になった話を聞いてれば
愛が芽生えてもおかしくないじゃない
満足
古畑：大満足です
あと　オーブンで三十五分
ありぇ　ほとんどこぼれてますね
私がやりましょう
はい

古畑：いただきます
え　いい出来です
どうぞ
アリ：質問していい
古畑：なんでしょうか
アリ：この取り合わせは何か意味があるの
ミートローフに焼き茄子に茶碗蒸し
古畑：いや　あのう　得意な料理を並べてみたんですけどもね
アリ：統一感ゼロね
古畑：すみません
アリ：あのう
フランスパン茶碗蒸しに浸して食べるのはやめていただきません
古畑：いけるんですけどね
あ　やめます　すいません
アリ：古畑さんは
古畑：はい　なんでしょうか
アリ：どうして刑事に
古畑：どうしてでしょうかね
アリ：人の話を聞くばっかりで
自分のことは全然
古畑：ええあのう話し好きな刑事って言うのもそうですね
まぁ昔から　人のあら捜しのがすきでしたね
子供の頃　よく新聞の誤植をみつけて投書してました
アリ：それで刑事に
古畑：そうです
アリ：そんなわけ
古畑：そんなもんですよ
アリ：はぐらかすのが得意ね
古畑：そうですか
アリ：え　心開いて人と話したことなんかないじゃない
古畑：ないかもしれませんね
アリ：回りくどい言い方はいわゆる作戦
古畑：まわりくどいですか
アリ：え　相手をこらして本音を吐かせようっていうんでしょう
古畑：そこまで考えてませんけどね
アリ：私に言わせればみえみえな手口
古畑：みえみえですか
アリ：ほら
古畑：はい
アリ：今のもそう　相手の言葉を反復する
聞いてますよって言う合図を送ってるわけでしょう
話を引き出すテクニック
古畑：いや参ったなぁ
アリ：お見通しなんですけど
古畑：だから　苦手なんですよ　神経科の先生っていうのが
アリ：あら　外にも神経科の先生ご存じのような言い方ね
知らないくせに
対象を広げて問題点をぼやかそうとしている
古畑：そこまで考えてませんけれどもね
アリ：無意志に考えてるの
いい　あなたが苦手なのは神経科の先生じゃなくて私なの
違う
よ～く考えてみて
泣いてるの
アリ：冷める前に食べちゃって下さい

古畑：い～や　これは難しい事件です
田代を殺したのはアリです　これは事実です
しかし正当防衛であれば彼女を逮捕することはできません
有罪を立証するためには
計画的であるってことを証明しなければなりません
実は彼女と田代は深い関係であったという証拠
夕べ二人でパーティーをやったという証拠を見つけなければなりません
実は　あったんです
この部屋の中に　お分かりですか
ヒントは東急はんつう　田代の性格　そして
一番目に付きやすいものほど見つけにくいという心理学の鉄則
そして　これです
古畑任三郎でした

古畑：プロの立場からご意見をお伺いたいのですが
アリ：どうぞ
古畑：一見ばりばりのキャリアウーマンが実は嫉妬心の固まりで
それで殺人まで犯してしまうなんてっいうことが
心理学的にありえますでしょうか
アリ：今までで一番回りくどい言い方ね
古畑：しかし　確信はついていると思うんですが
アリ：十分ありえるんじゃないですか
古畑：これは計画的な殺人です
アリ：根拠は
古畑：先生　先生はロスートチキンをやきませんよ
無理です　絶対に無理です
茶碗蒸しも碌に作れない人に無理です
実は私はそれを調べに来たようなものなんです
あれ焼いたのはおそらく田代さんでしょう
最初に見つけた時まだ暖かかったんです
そういうことは
あの夜　誰かここにいてチキンを焼いたということになります
まさかみずしらずの人が忍び込んでチキンを焼いて逃げていくなんてことがありえますか　ありえませんよね
アリ：そうね
古畑：田代さんはシェフです　そしてあの夜は先生の誕生日でした
ここは田代さんが焼いたと考えるのが一番自然じゃないでしょうか
となると　先生のお話は何もかも怪しくなってきます
アリ：苦しいわね
古畑：ストッキング
ストッキングに関しては頭が下がります
うまくやりましたね
田代さんの性格は利用されたんでしょう
あの人は人を驚かせるのが大好きだったそうじゃありませんか
彼を知っている人みんな言ってました
よくかぶりものをして仲間をびっくりさせていたそうです
それを利用したんでしょう
ストッキングを見つけたら十中八九彼はそれをかぶるとあなたが踏んだ
的中しましたね　実に神経科の先生らしいやり方です
アリ：ありがとう
古畑：それは自白と考えていいんですか
アリ：すべては想像でしょう
そんなことで有罪できるの
古畑：できません
アリ：わたしと田代の繋ぐ証拠は
あの人はわたしを祝ってくれたっていう証拠　ある
古畑：さっきから気になってるんです
頭に何かがついてる
ごみが
アリ：そんなことは　今
古畑：いや　気になるんです
よく見て下さい
これなんだと思いますか
アリ：さぁ
古畑：銀紙です細かく切った
実はここにも
さっきあなたが隠した
どうしてここで
アリ：さぁ
古畑：どこから落ちてきてるんでしょうか
よく見て下さい
どっかでみませんか　こういう
うんほら　表彰式なんかで上から落ちてくる
あらなんっていいましたっけ　ぶら下がってて球が割れる
アリ：くす球
古畑：くす球
あの中によく入ってますよね　こういうのが
で　われるまえに
何かの振動で一枚だけひらひらひら落ちてきたりして
興ざめなんですよね　あれ有った
もっとも目に付きやすいものは　一番みえにくい
全部捨てたつもりでも一つだけ残ってたんですパーティーの飾りが
そうなんです
私もさっきみつけたんです
紐が
いいですか
アリ：どうぞ
古畑：あの人が書いたかどうか分からないじゃない
アリ：あたしにだって祝ってくれる友達の一人や二人
馬鹿な男
古畑さん　一つだけいい
古畑：どうぞ
アリ：あなた考え違いしてる
私が殺したのは人なんかじゃないわ
ジェラシーなんていう言葉なんてで片づけないで
これはプライドの問題なの
分かってないのね　女心
まだまだね
古畑：勉強します

中山十文郎

大哥，找不到服务器。

中山十文郎

出来了，开始下，谢谢楼主。

chrdw2003

好象支持的人不多，但本人非常非常喜欢，希望楼主能把字幕全部贴出，谢谢了。

我以经下载了全部的视频。

癖のある男

喋りすぎた男

古畑任三郎：
ええ　ご無沙汰してます
早速ですが　これは何に見えますか
蝙蝠
潰れた蛙
せみの顔
うん　人によって答は様々です
そう　これがかの有名なロールシャハテスト
ちなみに　私の答は交尾している牛です
ふふ
それでは次
これは何にみえますか
おばあさんの顔
たいていの人はそう言います
併しよ～く見てください
ここにはもう一つ別の顔が隠されています
向こうを向いている若いご婦人
お分かりなりませんか
うん　分からない人はまあ一生分からないでしょう
つまり私が言いたいのは
ものは見様によっていろんな形にみえるということでね

小清水弁護士：被告人が被害者の家から出てくるのを見たわけですね
証人：はい
小清水：その時　被告人が手にナイフを持っていた
間違いありませんか
証人：ええ
小清水：ほんとにナイフでした　
証人：ええ
小清水：あたりはすでに薄暗くなったはずですけどもん
証人：ナイフです
小清水：被告人と被害者が言い争ってる声を聞いて
直感的にナイフと思ったんじゃないですか
検察官：異議
弁護人の質問は憶測の域を出ていません
裁判長：異議を認めます
小清水：いくつですか
いやあのう年じゃないです視力は
普段眼鏡の人でいらっしゃるんですか
あのうここに跡がありますけども
証人：掛ける時もあります
小清水：それじゃ　なんで今日掛けてないのですか
証人：なくても見えますから
小清水：じゃ　掛けなきゃいいじゃないですか
証人：乱視なんです　目を使う仕事してますので
小清水：ああ　なるほど
事件当日は眼鏡を掛けてました　
証人：だから　眼鏡がなくても
小清水：質問に答えてください
事件当日は眼鏡を掛けてましたか
証人：いいえ
小清水：私の顔見えます
証人：ええ
小清水：いい男でしょう
あのうすみませんが　机の上仱盲皮胛铯蝽樂�に言ってくれますか\
証人：ええ　鉛筆　ノート　書類様な物　クリップ
小清水：クリップ　ええ　クリップですよね
かなり見えてるじゃないですか
証人：ですから視力悪い方じゃないです
小清水：後は
証人：お絞り
小清水：何ですか
証人：お絞り　竹の皮が仱盲皮蓼筡
小清水：これがですか
証人：うんえ
小清水：これがお絞り
あっそうでっか　
これ　バナナなんですけどもん
検察官：異議　弁護人がふざけついてる
小清水：ふざけてるじゃありません
あなたは法廷がバナナなんかあるはずがないという先入観から
こんな立派なバナナをお絞りだと思い込んだんですよね
検察官：異議あり　こんな茶番見たことない
小清水：裁判長　私が証明したかったのは　すなわち
検察官：異議あり　裁判長
小清水：煩いな　すみません
私が証明したかったのは次の二点です
人間の目がいかにあやふやであるかって言う事と
このお婆はんは当てにならんっちゅうことです
以上です
裁判長：検察官　何かありますか
検察官：特に有りません
裁判長：証人は下がってもよろしい

小清水：退屈したでしょう
小清水の婚約者：いいえ最高
あたし実際裁判なんて見たことなかったから
もうびっくりです
小清水：あれ　お父さんの御覧にならないんですか
婚約者：うん　来るなって言われてるんです
小清水：われわれは依頼人の為に多少わなっぽい事するんですよ
まあ　裁判勝たないと意味がないですからね
婚約者：シビアな世界なんですね
小清水：時間はありますか
お茶でも
婚約者：はい

小清水の秘書安西：お疲れ様です
小清水：お疲れさん
あのな
今日ずっと残業やから帰ってもええわ
安西：あのう火の元だけお願いしますね
お先に失礼します
小清水：お疲れさん
ああ
安西：何ですか
小清水：二時間ぐらいな　ここで仮眠するから
十時になったら電話起こしてくれるか
安西：かしこまりました
小清水：忘れるなよ
この前みたいに起きたら朝やったらしゃれんならんからな
安西：十時ですね
小清水：お疲れさん
安西：お疲れ様です

小清水：はい　小清水法律事務所です
おお　もうそんな時間か
有難う　助かったわ

向井比奈子：どうぞ
小清水：いったえ　どうせちゅうねん（関西弁：一体どうしたらいいのか）
向井：どなえせんでもええね（関西弁：何もしなくてもいい）
あなた今のままで
小清水：あほうか
向井：何で
小清水：おまえそんな女ちやうやろう
向井：私そういう女だよ
小清水：あは　ゆっとったやんけど
どっちが先に結婚してもええってゆってな
向井：誤解しないで　結婚するなってゆってないでしょう
私をねそんな嫉妬心の固まりみたいな女だとおもわないでね
小清水：ようゆうな
向井：へはは　どんどん幸せになってね
私もそう望んでるだからさ
でもね私にだって幸せになる権利あるでしょう
だから　これから通お金だけ頂戴ね　今までと一緒
大人の関係だと思わない
小清水：もうええわ
向井：何が
小清水：最終弁論終わりや
判決っちゃ
向井：言っとくけどね　私あなたの家庭壊すなんて平気だからね
それだけ忘れないでね

向井：もう今日掛けるなってゆったじゃない
ええ　そうよ
はい　どうも有難う
切るわよ　あのねはっきり言って迷惑なの
それじゃね　本当切るわよ　あのう今　人来てるから
じゃね
小清水：たこ坊主か
向井：そう本当にさ　しつこくて困っちゃってんのよね
さっきも来てねまたプロポーズされちゃった
小清水：結婚したらええやないか
向井：馬鹿なこと言わないでよ
小清水：向こうおまえのこと好きやろう
向井：やめてよ
小清水：一遍ぐらい死ぬ前に結婚しといたほうが
向井：あぁ　なんかビデオ見ようか
ね　あなた来ない間にねいろいろ頼んじゃったのよね
何がいいかな

小清水：おまえが悪いねからな
留守番電話：はい　向井です　ただ今留守にしていますので
発信音の後にメッセージをどうぞ
今泉：もしもし俺です
今日本当にごめんなさい
反省してます
花ちゃんの気持ちを考えないね
また怒られるかもしれないけど
どうしても今夜中に謝っておきたかったからだ
どうもごめんちゃい
小清水：単細胞なやっちゃな
今泉：もしよかったら
たこ焼き買ったんだけど　食べませんか
これから持っていく
小清水：あほうやな
今泉：僕で～す　たこ焼き買ってきた
良かったら熱いうちに
ありがとう
110番：はい110番　どうかしましたか
小清水：人殺しちゃいました
今泉：はい　お邪魔します
失礼しま～す
花ちゃん　あれ
花ちゃん
花ちゃん
ええ
花ちゃん

刑事A：はい　そうです
芳賀巡査：古畑さん来た
刑事A：ええ　いまさっきおみえになりました
芳賀：どこに行っちゃったんだ
刑事A：現場にいらっしゃらないんですか
芳賀：来てないから探してたんだよ
刑事B：古畑さん　コンビニで何か買い物されてましたよ
芳賀：コンビニ

古畑：だから違うんだよ　これは
店員：どこが違うの
古畑：どこっ　あんなに説明したじゃないか
店員：だってピクルス入れろって
古畑：ピっクっ　それはいいんだよ
芳賀：古畑さん
古畑：ちょっと待って　見てこれ　見てこれ
ピクルスこれちっちゃいのは一枚しかないじゃないの
ピクルスはね　真中に一枚とそれを囲うのように四枚
計五枚　瓣のようにどこから食べても
ピクルス当たるようにして欲しい
これ当たらないよはい　作り直し
店員：うまく裏に伝わてなかったみたいですね
古畑：何言って　あなた作ってるじゃないか
店員：いや　裏にもう一人居るんです
古畑：どこに
いない　本当に調子いい親父だ
晩飯食べてないのよ
芳賀：もう少しマシな物食べられた方がよろしいんじゃないですか
古畑：いや　ここのねチェーン店はバーガー類結構いけるんで
覚えといた方がいいよ
芳賀：はい
古畑：腹減った　そっちのもどうなの
芳賀：今鑑識が指紋採集してます
結構あっちこっち付いてるみたいです
古畑：受話器も忘れないようにね
芳賀：はい今やってます
古畑：君　ええと前の何っすだっけ
ほら　おでこが印象的なさ
芳賀：今泉さんですか
古畑：今泉あれに比べると　随分といいね
芳賀：有難うございます
古畑：捜査の壷押さえてる
芳賀：恐縮です
古畑：これに比べるがあれあれ　今なにやってんの
芳賀：今泉さんは自律神経失調症で長期休暇を
古畑：ええ　まだ直ってないの
芳賀：自宅療と聞いています
古畑：可哀想～あれ一生直らない
お爺さんやっぱりあなたが作ってんじゃないか
急いでみんな待ってるんだから

芳賀：被害者は向井比奈子　37歳　スタイリスト　独身です
凶器はガラス製の水差し　頭のこの部分を一撃されてます
古畑：死亡推定時刻は
芳賀：はい　今夜の十時から十一時まで間でした
ええ　男性の声で110番通報有ったのが11：05分です
やはり犯人自ら通報した可能性が高いですね
刑事C：古畑さん　ちょっと
古畑：何
留守番電話：水曜日午後十時五十五分です
今泉：もしもし俺です
今日本当にごめんなさい
反省してます
花ちゃんの気持ちを考えないね
刑事C：この声聞き覚えが有りませんか
今泉：また怒られるかもしれないけど
どうしても今夜中に謝っておきたかったからだ
どうもごめんちゃい
芳賀：古畑さん
今泉：もしよかったら
たこ焼き買ったんだけど　食べませんか
これから持っていく
留守番電話：伝言が終わりました
芳賀：これはどう考えても今泉さんです
古畑：うん　ちょっと巻き戻して
刑事C：はい
今泉：どうしても今夜中に謝っておきたかったからだ
どうもごめんちゃい
古畑：うん間違いないね　今泉だね
芳賀：すぐに今泉さんに連絡を取って
刑事ら：はい　分かりました
芳賀：まさか今泉さんが

芳賀：今泉さん　いらっしゃいますか
今泉さん　芳賀です　開けてください
今泉さん　ちょっと
どこいっちゃ
向こう向こう
今泉さん

今泉：古畑さん
信じてください　僕じゃない
古畑：うん　ばか
今泉：いや本当なんですよ　わけ分かりません
古畑：何で殺したの
今泉：殺してないですよ
古畑：じゃ何で逃げた
今泉：だって追いかけてくるから　恐かったんです
古畑：何があったの
今泉：彼女にプロポーズを
古畑：付き合ってたの
今泉：大学も同級生だったんです
古畑：うん　随分長いね
今泉：何度も振られてるんですけど
最近またちょっと盛り返してきたんで
そろそろかなって　でもやっぱり断られました
古畑：それで殺したの
今泉：やめてください
古畑：誰にも言わないから　言って御覧よ
今泉：信じてくださいよ　古畑さん　真犯人を
古畑：あれ　聞いてなかった　
今泉：何ですか
古畑：私はこの事件から外されたの
今泉：ええ
古畑：しようないじゃない
私とお前と大の仲良しだと思われてるらしいで
私はそれが一番腹が立つ
今泉：古畑さん
古畑：あのう捜査の指揮は彼なんっすだっけ
芳賀君　彼が取ることになる
彼はなかなかやり手だから　ね
今泉：ああのう　かっ彼女には外にも男が居たんです
そいつが犯人です
そいつが僕をわなに嵌めたんです
古畑：今泉君　助けてやりたいだけど　多分無理
今泉：いや　そんなこと言わないで
古畑：できなもんないもんだって　
今泉：古畑さん
古畑：好咂恧隲
今泉：べっべん弁護士を
古畑：ええ　
今泉：僕知合いに一人優秀なやつ居るんです
そいつを連絡取ってください
お願いします
古畑：面倒くさいよ
今泉：古畑さん

今泉：小清水
小清水：今泉
今泉：こんなことになっちゃって
小清水：俺に任しとけ　必ず救っているから
今泉：君しか頼れるやつが
小清水：お前を救うことが向井さんの何よりの供養になるやろう
何とかする
今泉：小清水君はいいやつだ
古畑：先生　無理なら無理って言ってやったほうが
小清水：何を言ってるんですか　今泉は僕の大大友達なんですよ
僕は何とかします
今泉：ありがとう

古畑：先生
いや先生がお引き受けてくださって助かりました
小清水：とんでもないです
古畑：いや併し偶然ですね
あのう大学で同じゼミを受けていらっしゃったとか
小清水：ええ
古畑：たしかなくなったスタイリストの方も同じ大学だったそうですね
小清水：向井さんですか
古畑：最近はまた会っていらっしゃった
小清水：いいえ　卒業して全然会ってないですよ
古畑：あぁ　そうですか
小清水：今泉があの頃から彼女に惚れてましたね
古畑：ふふ　しょうがないやつです
小清水：つまり僕ほど今回の事件の弁護に向いている人間はおらんちゅうことですわ
まあ　今泉から指名があった時は　びっくりしたんですけどね
古畑：よろしくお願いします
小清水：いやこちらこそ
古畑：しかし先生やり手でいらっしゃいますね
ええ　なくなった向井比奈子さん
今泉　花ちゃんって呼ぶんです
なんでだって聞いた　あの方昔花田って言ってたらしいです
あのう学生時代
小清水：そうでしたか
古畑：はい　卒業して今の仕事を始める前に名前を変えたらしいんです
併し　今泉が未だに花ちゃん　花ちゃんって
先生の方は学生時代の彼女しかご存じないのに
ちゃんと今の名前を呼んでいらっしゃる
小清水：調書に向井となってますから
古畑：そう思いました
実に細かく調書読み込んでる　頼もしい限りです
小清水：とんでもないですよ
それじゃ
古畑：あのうくれぐれもよろしくお願いします

婚約者のお父さん：そうですか　で　今はどんな事件は
小清水：はい　相変わらずほそぼそやらせていただきます
婚約者：今度はあれ担当するの
ほら　現職警官の殺人事件　新聞に出てたでしょう
婚約者のお母さん：はあ　あれやってらっしゃるの
小清水：あのう　被告人が大学の同期なんです
お父さん：あれ　併し難しい事件ですよ
小清水：はい　あのう友人が困ってるので
助けてやりたいだなって思いまして
お父さん：はは　小清水さんなら　大丈夫でしょう
われわれの仕事が得てして　損得勘定で動くことが多い
ま　たまにガスぬきの意味でもね

古畑：どうも　あのうよろしいですかあちら
そうだ　先生　おめでとう御座います　結婚なさるそうでね
小清水：何で知ってまった
古畑：事務所で伺いました　あのう　あちらの方はフィアンセ
小清水：若い方で
古畑：併し　大綺麗な方じゃないですか
小清水：ありがとうございます
古畑：顎のラインがすばらしい
あのうお話の方はよろしいですか
小清水：ええ　ちょうど話もなくなった所で
古畑：綺麗な人だ
小清水：いろいろね　調べたんですけどもね
古畑：どうでしょうか
小清水：あのうどうぞ
古畑：失礼します
小清水：やね　しんどい裁判になりまんな
古畑：しんどいとは
小清水：やね　今泉が犯人だろうと情況証拠を示してるわけですよ
警察にね　食い入らんた時に逃げてんのは悪面（あきめん）でしたな
古畑：それなんですよ　そうなんですよ
小清水：とにかくね　あのう時間をください
ええ　作戦考えます
古畑：お願いします
小清水：それじゃ　今日は
古畑：先生
ええ実はですね担当の刑事に知合いがいまして
現場を見せてくれると言うんですけども
よろしかったら　先生もご一緒にいかがですか
小清水：いいですね
古畑：われわれの言葉にも現場百遍っていうのがありまして
何かの参考になればと思いまして
小清水：おうっ行きましょうか
古畑：はい

古畑：正直言ってどう思われてます　
小清水：何がですか
古畑：あのう今泉やってると思います
小清水：古畑さん　これだけ言えるんですよ
依頼人は嘘をつく常識です
古畑：信じていらっしゃらない
小清水：僕が信じてるのは自分の腕だけです
古畑：いい答です
小清水：どうでもいいですけども
この道まっすぐでいいんですか
古畑：どの道
小清水：いやあのう　場所がわからないんですよ
行ったことがないから
古畑：そうですよね　失礼しました
あれ　だいぶ行き過ぎましたね
さっきの道右入るんでした
このままと私の家に行っちゃいますよ
よろしければ私の家に寄ってきますか　私の家に
小清水：貴方の家
古畑：ええ　なんかお茶と甘い物でも
小清水：遠慮しときます
古畑：じゃ　どうかU

癖のある男

谢谢八楼朋友支持,如果没人讨论的话,此贴就没有什么多大意义了,电脑里听下来的对白,都没有编辑过,所以没有发上来,你一定要的话,我可以发邮件给你

chrdw2003

楼主真的是个热心人。谢谢了！

现在有日文字幕的连续剧真的很少，找来找去，目前只有两部带字幕。（不象英文电影，几乎每部都可以在网上找到其字幕），楼主能否建议一下，哪儿可以找到日文字幕。

我的E-mail是：chrdw2003@yahoo.com

中空明月照，
秋思情未了；
快逢月圆日，
乐把祝福道。

楼主，祝：中秋快乐。

裴胜男

这些都是楼主自己听的？？然后写下来？？真实太佩服了！！

裴胜男

受楼主的鼓励，等我有时间，一定把我最喜欢的日剧遥控刑警的台词也全部听出来发到coffeejp来！！！

裴胜男

搂主楼主，要是有别的也发邮件给我吧，pei_shengnan@bitoc.com.cn有了这个，再去下那个日剧，学习有针对性，又提高！
！