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孙过庭《书谱》原文、汉译文、日译文(20)
【原文】
若乃师宜官之高名,徒彰史牒;邯郸淳之令范,空著缣缃。暨乎崔、杜以来,萧、羊已往,代祀绵远,名氏滋繁。或藉甚不渝,人亡业显;或凭附增价,身谢道衰。加以糜蠹不传,搜秘将尽,偶逢缄赏,时亦罕窥,优劣纷纭,殆难覼缕。其有显闻当代,遗迹见存,无俟抑扬,自标先后。
【汉译文】
至于像师谊官虽有很高名望,但因形迹不存,只是虚载史册;邯郸淳也为一代典范,仅仅在书卷上空留其名。及至崔瑗、杜度以来,萧子云、羊欣之前,年代漫长,书法名家陆续增多。有的人卓著不变,人死后书作流传下来,声望愈加荣耀;也有的人,生前凭借显赫地位被人捧高身价,死了之后,墨迹与名气也就衰落了。还有某些作品糜烂虫蛀,毁坏失传,剩下的亦被搜购秘藏将尽。偶然欣逢鉴赏时机,也只是一览而过,加之优劣混杂,几乎难以详述。其中有的早就扬名当时,遗迹至今存在,无须等待高人褒贬评论,自然会分辨出优劣的了。
【日译文】
後漢の師宜官のごときは、その名が徒らに史書に記載されているだけであり、魏の邯鄲淳の優れた書も空しく文献に記録されているだけである。また後漢の崔瑗や杜度以後より、六朝の蕭子雲や羊欣の昔となると、時代は遠く遥かで、書の名人もたくさん出たが、中には名声を保って、死後も筆跡のもてはやされる人がある一方、生存中は時流に乗って高い評価を受けても、死後は書も廃れてしまう人がある。更に糜爛したり虫に食われたりして伝わらず、秘蔵されて世に知られなかったり、たまに鑑賞の対象になっても、その価値が分かる人が稀だったりする。優劣の評価は入り乱れてほとんど品題し位置づけることは困難である。しかし名声が現代まで高く、筆跡が遺されているものは、他人からの評価を待つまでもなく、作品自体が自ずから優劣を語ってくれるのである。 |
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