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孙过庭《书谱》原文、汉译文、日译文(40)
【原文】
自汉魏已来,论书者多矣,妍蚩杂糅,条目纠纷:或重述旧章,了不殊于既往;或苟兴新说,竟无益于将来;徒使繁者弥繁,阙者仍阙。今撰为六篇,分成两卷,第其工用,名曰《书谱》,庶使一家后进,奉以规模;四海知音,或存观省;缄秘之旨,余无取焉。
垂拱三年写记。
【汉译文】
自汉、魏时代以来,论述书法的人很多,好坏混杂,条目纷繁。或者重复前人观点,与以前讲过的完全没有什么不同;或者轻率另创异说,终究对于将来没有什么裨益;使繁琐的更加繁琐,而缺漏的依然空白。现今我撰写了六篇,分作两卷,评定其工用,定名为《书谱》。期待相传给后来者,作为书法艺术规则应用;还望四海知音,或可聊作参阅。将自己终生的体验缄藏秘封起来,我是不赞成的。
垂拱三年(公元六八七年)写记。
【日译文】
漢魏より以来、書を論じた者は多いが、美醜入り交じり、条目もゴタゴタしている。あるものは旧い文章と重複し、全く新鮮味のないものであったり、あるものは新説を打ち立ててみたが、将来に無益な珍説であったりして、煩雑さを益すだけであり、欠けた部分はますます欠けたままといった始末である。私は今六篇を撰述し、それを分けて上下二券とし、技法と応用を順序立てて、『書譜』と名付けた。私が願うところは、後進の子弟がこれを手本として書を学び、天下の真の友人たちが目を通してくれることである。秘宝として仕舞い込んでおくことは、私の願いではない。
垂拱三年(六八七)、書写して記す。
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