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楼主 |
发表于 2005-10-15 09:05:08
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谢谢大家,全文如果,是一个小说里的一部份
望んだものはただひとつ Chapter1
「もう別れようか?」
そう言った瞬間、ほっとした顔の彼を見てしまった。
コンパで出会って、そのまま付き合い始めて3年。
そう。もう3年も。
可もなく不可もなく、だらだらとした付き合いは3年続いた。
生徒指導や部活で忙しいあたしと、一般企業で土日は確実に休める彼とは、会うのさえままならない。
会っても、疲れきってるあたしを横目に、彼はつまらなさそうにしてる。
あたしは癒してほしかったし、彼は楽しいことをしたかった。
そりゃ、本当はプライベートの時は仕事のことを忘れるのが一番なんだろうけど、そう簡単に切り替えできなかった。
そんなあたしを見ながら、彼はいらだってたんだろう。
歯車がかみ合わないまま、そんな構図は3年続いた。
この歳になって、愛してるとか、スキとかそんな気持ちで付き合うなんて想像できなくて。
なんとなく。
特に別れるほど耐えれないってこともないからって理由でずっと続いてきたけれど、このままでいいのかなってふと思ってしまった。
也不是忍受不了非要分开不可,因此就一直接续下来了。可是,突然觉得这样下去对吗?!
このまま何年か付き合って、なんとなく結婚して、子供産んで。
このまま行けば、きっとそうなる。
それでいいのかな?ってふと思ってしまったから、別れ話を切り出すことにした。
もし、彼が精一杯拒否してくれたら、またもう一度考えようって思ってた。
けど、彼は一瞬。隠せないぐらいほっとした顔をした。
あたしは。
あたしは彼が断固として嫌だって言うって、思ってたんだろうか。
オレは絶対嫌だからな、なんて熱いことを言うなんて本当に思ってたんだろうか。
今となってはわかんないけど。
けど。
彼が一瞬ほっとした顔をした瞬間、確かにあたしは傷ついた。
ゴールデンウィークが始まった瞬間、別れてしまったからあたしのゴールデンウィークはまったくやることがなくなってしまった。
周りの友達や、職場の先生なんかを誘ってはみたものの、花のゴールデンウィーク。みんな予定はびっしりだった。
結局だらだらと休みも過ぎて、また忙しい日々が続いた。
三年生は進路のこともあって、夏休み直前もまだまだ忙しくて、もうすぐ夏休みだ、なんて指折り数えてる暇もなかった。
結局、気がついたら夏休みに入ってて、夏休みって入るまでが楽しいんだよね。
旅行と一緒。
何しようかな、どこいこうかな、って考えてるときが一番楽しいの。
部活もあたしは副顧問っていうこともあって、部活のあるときに学校にいるだけで。体育大会のマーチングの指導とかも全部顧問の先生がしてくれる。
そんなわけで、職員室にいる時間がめっぽうふえるわけで。
いつになく仕事がはかどったりした。
そうやって余裕がでてくると、彼氏が欲しいなぁなんて思うようになって。
職場の男友達多い先生にコンパをお願いしたり。
大学の時の友達にコンパしようよーって声をかけたりしてた。
四月にうちの学校にたくさんの若い先生が来て、その中でとくにピカイチだったのは青木先生で、あたしは一瞬、いや何回も。
青木先生にモーションをかけることも考えた。
彼ぐらい優しくて。
彼ぐらい気が利いて。
彼ぐらい笑った顔がさわやかで。
彼ぐらい、あたしの彼になったらなぁって想像しちゃう人はいなかったし。
これからさきも現れそうになると思えなかった。 |
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