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发表于 2005-11-13 18:16:26 | 显示全部楼层 |阅读模式
  
つもり


     ある吝ちん坊な男がおりました。
毎日毎日、御飯時になると、鰻屋の前へ出かけていっては、腹いっぱい匂いを嗅ぎ、家へ飛んで帰って、御飯を食べるのでした。
     それに気がついた鰻屋の親父、”なんちゅう吝嗇だ。よし、あのようなやつから、匂いの嗅ぎ賃を取ってやろう。“と、さっそく帳面につけておき、月末になると、嗅ぎ賃を取りにやってまいりました。
    すると、吝ちん坊な男、”おれは、鰻屋に借金はないぞ。“
    ”いやいや、これは、蒲焼きの嗅ぎ賃でございます。え-、締めて八百文。匂いを嗅いで食べたつもりになっていられますので、こちらも、食わせたつもりで銭を取りにきました。“
    鰻屋が、すまして言うと、男は仕方無く、懐から八百文取りだし、いきなり板の間へ放り出しました。
    チャリン。
    お金が、けいきのいい音をたてるのをきいてから、吝ちん坊な男、”それ、取ったつもりで、銭の音をきいて、帰んな“
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 楼主| 发表于 2005-11-14 13:14:46 | 显示全部楼层
東西南
奥さんが、子供を抱いて、表でひなたぱっこをしていますと、道を通る人が、子供を指差し、”ほんとに、この子は東西南しゃなあ。”といって通ってゆきました。
奥さんは、褒められたと思い、うれしそうに家にはいると、ご亭主にいいました。
”のうのう、おまえさん。どこの人か知らないが、この子のことを、東西南じゃと、とても褒めていかれましたぞ。”というと、ご亭主、”風呂にでもいれて、表へつれてでな。東西南とは、北ないと言うことだぞ。”
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 楼主| 发表于 2005-11-17 16:39:02 | 显示全部楼层
病人が下手

  藪井竹庵先生という、お医者がおりました。
  このお医者、あまりはやらない医者で、それもそのはず、治療にきた病人はどういうわけか、みな具合が悪くなってしまうのです。
  奥さんは、不思議に思って、”もし、お前様。お前様の治療は、何故、効も効きませぬのか。  お前様は、余程、下手な医者なのですねえ。。。”
  すると、竹庵先生、”いやいや、わしは、上手医者じゃ。だがな、病人が、皆下手なじゃ。だから、治療しても効かぬ。”
  ”まあ、どうして、病人が下手なのですか。”
  ”されば、わしは、書物に書いてあるとおり、治療しているのに、病人のほうが、書物通りに病気にならぬ。”
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