ご愁傷様。
ソース:http://news.goo.ne.jp/topics/kei ... _dealers/index.html
みずほ証券が大量注文ミス 損失は300億円以上か
2005年12月 9日 (金) 01:27
みずほフィナンシャルグループのみずほ証券は8日、東京証券取引所マザーズに同日上場した人材サービスのジェイコム(大阪市)の株取引で、大規模な注文ミスをしたと発表した。誤って発行済み株式総数の約40倍に当たる61万株を1株1円で売る注文を出し、結果的に空売りの形で全株の取引が成立。みずほは大部分を買い戻したが、損失は300億円以上に上る見通しだ。東証1部市場は誤注文情報で不安が広がり、平均株価は301円の大幅下落となった。
みずほフィナンシャルグループは、みずほ証券を「全面支援する」とのコメントを発表。事態を重視した金融庁は、みずほへの行政処分も視野に調査に乗り出した。\
みずほ証券の福田真社長は8日夜、記者会見し「損失は最少で270億円で、300億円以上となる可能性がある。ただ当社の財務体力からみて問題ない」と述べた。原因については「単純な入力ミスで、担当者が警告メッセージを見落とした」とした。
みずほ証券、誤注文で270億円の損失
2005年12月 9日 (金) 07:08
[東京 9日 ロイター] ジェイコム株取引をめぐって61万株の誤注文を出したみずほフィナンシャルグループ傘下のみずほ証券は8日深夜、福田社長が会見し、誤注文に至った経緯などを初めて説明した。福田社長は誤って売り注文を出した61万株は全て約定し、自己勘定で大部分を買い戻したものの、現在までの損失額は270億円に上っていることを明らかにした。
福田社長の説明によると、午前9時27分に営業職員が誤って「1株61万円」の売り注文と本来入力すべきところを「61万株1円」と入力。1分25秒後にアシスタントが誤入力に気づき、取り消しの手続きを数度取ったが、東証のシステムに認識されなかったとした。
61万株の誤注文は全て約定したが、福田社長は「自己勘定による反対売買で大部分を買い戻した」と繰り返した。9時37分に自己勘定による反対売買で46万株を買い戻したと説明した。
現在の損失は、買い戻しによる実現損と含み損を合わせて270億円。仮に損失が1000億円に膨らむと、自己資本規制比率350%から200%台前半に低下するという。福田社長はみずほFGの全面支援体制を強調し、経営には問題ないとの認識を示した。
東証のシステムに認識されなかった誤発注の取り消し作業が実際に行われれば、約定した売り注文は数千株で済んだという。東証のシステムとみずほ証券のシステムで、取り消し作業のプログラムの手順が食い違っていたためとした。
買い戻しの残り株数については、公表を避け続けた。福田社長は、証券の受け渡しが期日までに行われない事態(フェイル)を避けるように東証とも連携しつつ、全力を尽くすと強調。しかし、必要な買い戻し株数や具体的なフェイル防止策などは一切明らかにしなかった。
みずほ証券が会見を開いた時間は8日午後11時半。誤発注の事実の公表が遅れた理由について、福田社長は「事態の把握に時間がかかった」と説明。
一方で、市場に対する適時開示を遅らせながら、大株主のみずほコーポレート銀行などには昼過ぎには連絡を入れていたことを明らかにした。
情報開示の遅れも含めた今回の経営責任について、福田社長は「事態の収拾に全力を尽くす」と繰り返すにとどまった。
注文取り消しにも問題か みずほ証券の大量注文ミス
2005年12月 9日 (金) 07:52
みずほ証券が新規上場したジェイコム株取引で大規模な注文ミスをした問題で、東京証券取引所の天野富夫常務が9日記者会見し、みずほ証券による注文取り消しの方法に問題があった可能性を指摘した。
天野常務は「東証が売買停止とする対応があったかもしれない」と述べたものの、「東証に手続き上の瑕疵(かし)はないと思う」との認識を示した。みずほ証券に対しては「(買い戻しは)小手先でないきちっとした決済を履行させる」と述べた。
みずほ証券は8日午前、ジェイコム株を1円で売る注文を出した後、誤りに気付き、1円での売り注文を取り消そうとした。しかし、ジェイコム株は、この時点で初値である67万2000円プラスマイナス10万円の値幅制限内でしか取引できないため、みずほの出した取り消し注文は無効とされたという。 |