君は人に肩をもみますか？

蒹葭采采

  よい人間関係を築くには　真心と誠意が必要\

ある社員は何か緊急用が出てきて、課長さんと一緒に遅くまで仕事をしている。若い社員は長い時間でもバリバリ仕事ができますが、ふと見ると四十歳を過ぎた課長さんは、なにか肩が痛そうな様子です。そういう時、「課長、ひとつ肩をもみましょうか」と言ってみたらどうでしょう。
　「そうか。それはすまんな」と言って背中を向ける人もあるでしょうし、「いや結構だ。ありがとう」と言う人もあるでしょう。
　しかし、「いや、結構」と言って断った課長さんでも、どれほど慰め言葉に励まされて、また仕事に精が出ることでしょう。
　課長のほうも、「やあきみ、ご苦労さんやなあ。僕は責任者だからやらねばならんが、君まで引き止めてすまんな。今日はデートがあったんと違うか」と言葉をかけるわけです。
そういうところから両者の心は通じ合い、和気あいあいのうちに仕事がはかどるようにもなるでしょう。
　こういう態度はいわゆるオベッカでも何でもありません。目上の人を尊重し、いたわると言うことは、人情の自然な発露です。目上の人もまた年少の者の立場を考え、これを思いやると言うことも、人として当然のことでしょう。もしそのときに、何か策略的にものを言うとか、自分の立身のためにことを図ると言うようなことがあればそれは逆効果でしょうが、そうではなくて人の真心とか誠意と言うものから出たものであれば、それは尊くまた力があるといえると思います。\

杂鱼

思いやりに人は感動しないまでも、心は開ける。でしょう。

nan

うん、いい文章だ。
そうしましょう     

游荡de心魂

そうね。。。