いったい夢というものは平安時代の文学に限らず、一般に文学作品に多く見えるものです。「いめ」ともいい、また「かべ」ともいったことがあります。『兼輔集』に「うたたねのうつつに物のかなしきは昔のかべを見ればなりけり」と見え、壁にかけてよまれた歌が多いのですが、散文にはまだ見たことがありません。
大体上说来,关于梦这种东西不仅限于平安时代的文学,在一般的文学作品里面也很常见。也称为「いめ」,或者也有说「かべ」的。在『兼輔集』中我们可以见到「うたたねのうつつに物のかなしきは昔のかべを見ればなりけり」,挂在墙壁上咏念的短歌里面比较多,而在散文里面目前还没有见到。 |