后羿(ゲイ)
昔、昔、そのまた昔、10の太陽が一度に空に現れたことがありました。大地は荒れ果て、海は干上がり、人々は暮らしを立てることすらできなくなりました。このころ后羿(ゲイ)という勇敢な若者がいました。その力は万斤の宝の弓を引くことができ、どのように恐ろしい獣でも射ることができたといいます。彼は人々の苦しむ様子を見て宝の弓と神の矢を持って一気に九つの太陽を射落としました。最後の太陽は許しを乞い、后羿が怒りを静め弓を納めて、太陽に人々のために決まった時間に昇り、沈んでいくことを約束させました。
誇父逐日
誇父(こふ)が太陽と追いかけっこをし、ついに太陽の中へ入った。するとあまりに喉が渇いたので、黄河や渭水の水を飲み干したがまだ足りず、北方の沢へ飲みに行こうとしたが、辿り着く前に渇き死んでしまった。
誇父が落とした杖は、森林に変化したという。 |