世論調査には、その時々の世の中の風の向きと強さが表れる。安倍内閣への逆風が一段と強まったことが、本社の調査でわかった。
   民意调查能反映出当时社会民意的走向和强度。从我报社的民意调查可以发现，民众对安倍内阁的不满意度又上了一个台阶。
　

支持率が３７％、不支持率が４０％で、支持と不支持が初めて逆転した。「まずは政策をわかりやすく説明し、実行をしていくことによって信頼を得ていきたい」と首相は述べた。政策がよく見えないとの批判に応えるつもりのようだが、強い逆風が説明不足だけから来たとは思えない。

调查显示，目前对安倍内阁的支持率是37%，不支持率是40%，支持率首次低于不支持率。首相曾经说过：“首先会通俗易懂地向民众说明各项政策，然后希望能依据实施的效果而不断获得民众的信赖”这似乎是对指责看不见有任何政策的回应，但强烈的不满并不仅仅因为政策的说明不到位。

　安倍政権は、小泉政権の最後に吹いていた風を引き継いでスタートした。その風は、一時のような強い順風ではなかった。風はやがて厳しい方に向きを変えて吹き募り、ここまで来たと思われる。

   如今安倍政权的民意走向，开始重现小泉政权最后阶段的状况。那时候的民意走向就不甚乐观，眼看着就要朝着更严峻得方向走去，才延至于今天的状况吧。

首相の統率力の弱さや、閣僚の辞任、不適切な発言など、逆風を強めたものは様々だ。その一つに、小泉政権のイラク戦争への同調を引き継いだことがあるのではないか。
   首相的统率能力差，内阁官员辞职，不适当的发言等等，无不让民众越来越失望。还有一点也许就是因为在对伊拉克战争的问题上继续和小泉当权时保持同一论调吧。
　

米国では、ブッシュ大統領の掲げた増派に下院が反対決議をした。安倍内閣では、防衛相が開戦は間違いだったと述べた。世論調査でも、防衛相に「共感する」が５７％で、「共感しない」の２６％を大きく上回った。
   美国布什总统提出往伊拉克派遣援兵的议案在下院已遭到反对。安倍内阁之一的防卫大臣曾批评美国对伊拉克开战是错误的。根据民意测验，支持和反对防卫大臣说法的比率都大幅度上升，分别为57%和26%。
　

昨日、チェイニー米副大統領が来日した。「米国人は戦う根性がないとテロリストに言われる。それが最大の脅威だ」。副大統領が、米国で高まる米軍撤退論に、いらだちをあらわにして述べたという。小泉政権では米国への追随が目立った。厳しいことでも指摘し合うという同盟国同士の本来の交わりが、安倍政権でできるのかどうか。あるいはそれが、今後の風の向きを左右するかもしれない。

昨天，美国副总统切尼访日。他说：“恐怖分子声称美国人不能打持久战，这是对我们最大的威胁。”据说，副总统对美国国内呼声很高的美军撤退论，明确表示那还为时尚早。在小泉当权时，日本对美国的支持行为引人注目。即使棘手也会互相批评，这所谓的同盟国之间的基本交往方式，安倍政权能否做到，也许就成为左右日后民意走向的因素了。