今年の最後のゴールデンウィークは今日まで。速いな、このまま過ごす。

　　　七日間の連休、私は三部のテレビドラマを見た。それぞれは「ライフ」、「人間の証明」と「高校教師」。「ライフ」は主人公、高校一年生の椎葉歩がある誤解でクラスメートにいじめられたが、この間ほんとうの友情も得た、彼女の強固で勇敢な成長道のりを述べられた今年夏季の深夜ドラマである。劇中に酒井美紀もいる。彼女はこのドラマに唯一の正義感を持つ平岡先生の役を演じた。姿が大きく変わったから、ほんとにびっくりしてしまった。この前、私の脳裏に浮かんだのはずっと彼女が「ラブレター」に演じた清純な女子学生の姿だ。そうね、さすがに「光陰矢のごとし」だ！中島美嘉が歌った主題曲「Life」もとても美しい、私のスペースの背景音楽になった。

「人間の証明」について、最初はただテレビ放送でその中の三回を見て、すばらしいと思ったからすぐインターネットでこのドラマを捜して見続けた。みんなはきっと昔からこのストーリーを詳しく知っただろう？あのセンセーションを巻き起こした有名な同名映画だからこそ。それに、あの感傷させた「Straw Hat」という歌も。うちの母もこの歌曲が歌えるよ。「Mama, do you remember the old straw hat you gave to me.」そういう悲しいメロディーが時々耳元で響いて、心にまつわりついている。この数年前に撮られた同名テレビドラマもすばらしくて人目を引けたのは、経典のストーリーや竹野内豊という男優によると思う。このドラマに豊の姿はとってもかっこういいだな！マンのフィーリング！

最後は「高校教師」。この1993年に撮られたテレビドラマは日本最有名の二人の脚本家の一人、野島伸司の作品である。「日本テレビドラマが好きなのは、その中に最美しい童話と最残酷な人間性が見えるからだ。」この話の中に言ったみんなに最美しい童話を持ってきた人は脚本家北川悦史子で、最残酷な人間性を持ってきた人はちょうど野島伸司だ。「101回目のプロポーズ」からこの巨匠を知り始めた。でも、うす暗すぎる内容があまり好きではないから、今度のゴールデンウィークの前に野島先生の学校三部曲という代表作品を一つも見なかった。「高校教師」はその三部曲の一つ、大勢の好評を得た作品。実はこのドラマから、野島先生の作品スタイルが変わった、現実題材の作品を創作する道が始まった。今度、私はやっと静かにこのドラマを見てしまった。心は表しにくい気持ちでいっぱいになった。これは14年ぶりの今に見ても十分に人心を震撼させられる作品だ。野島先生はこのドラマでみんなと最簡単な愛情を討議してみた。この頑なに自分の世界に生きている子供のように、青春、愛、人間性や救贖についてのグレーの物語を吟じる人はちょうど野島伸司という脚本家だ。

今まで、いろいろな日本テレビドラマを見た。あるドラマ作品はいいストーリーが書き出せる脚本家があって、それからいい俳優があって、それにもしよくて忘れられない歌（上述の「Life」も、「高校教師」の主題曲「ぼくたちの失敗」も）もあれば成功にならなければならないと思う。