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部下の結婚式に出た。
どういうわけか、この10月は4組も結婚している。もっとも今日のは結婚式と言うよりも、みんなを招待するパーティであったが。
よく結婚生活を「围城」に例えられる、外に居るやつは一生懸命中へ攻め込むが、中に居るやつは外に出たい。いわずと知れた钱钟书の同名小説が語源であるが、半世紀以上過ぎたあの時代のことをいまだに繰り返し演出されている。
当たり前といえばそうでしょうが、ふっと自分の結婚を考えた、抜け出したいと思ったことはなかった。もちろん、諍いがなかったといえば嘘になりますが、最善とはいえなくとも、自分は運が良い方だと思うし、そう信じたい。だから、「围城」は俺に関係ないし、むしろ囲まれてよかったと思っている、今日の式を騒ぎながら、こいつらも末永く幸せでいることを心の中で願っていた。
弱水三千我只取一瓢饮。良い響きだ
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