春は始まりの季節と言われてるけれど、僕にはその実感がまったくない。
小学校の時に一番仲良かった友達は春に引越したそうだし、昔大好きだった漫画も春に最終回を迎えた。**大学に来てまたたく五年の末、ふと気がつけば。この大学で迎える六年目の春がすぐ目の前に来た。
こぼれを落ちてゆく桜の花ビラのように、何かに夢中になること、何か掴んだ感覚も出ないまま、大学での日々はあっという間に過ぎていき。三年生の末に初めての出会い。三年間の日々。今思えば、冷たさしか残ってない。そうか。もう変わったのは事実なんだった。僕に対して彼女は冷たさしか与えられなかった。。今は昔のすばらしい思い出もぼんやりになってゆき、容赦もなく、無くなったような気がする。
今年の春も何も始まらず、何も変わらない、そんな気がしてた。そう、この日までは。
大好きだった君へ
とてもうれしかったよ。君が笑いかけてた。
すべてを溶かす微笑みで、
春はまだ遠くて、冷たい土の中で、
芽吹く瞬間を待ってたんだ。
たとえば苦しい今日だとしても、昨日の傷を残していても、
信じたい。心解いてゆけると、
生まれ変わることはできないよ。
だけど変わってはいけるから、
Let's stay together いつも~~
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