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日志

摘自~怪談~(毎日ずつスレを掲載)

已有 954 次阅读2007-2-3 21:43

物に魂がやどるってよく言いますよね。
髪が伸びる人形が有名ですよね。
この話は私が高校生の頃、同級生に聞いた話です。
その同級生というのは美術部に所属してまして、
絵を描いているんですよ。
この話は、その同級生が3年の先輩から聞いた話だそうです。

先輩が2年生の時、
部長さんが、かなり絵の実力がすごいらしく、
何回か有名な大会で賞をもらっていたそうです。
で、次の作品は人物画ということになり
部長は自分の彼女を描くことにしたんですよ。
ところが、彼はデッサンを書き終えたところで、
交通事故で亡くなってしまいました。
彼の遺作となってしまった絵を、モデルをしていた彼女が譲り受けた。
彼女との仲を知っていた遺族が是非ともといってくれたんですね。
その部長が亡くなってから一月がたったころ、
その彼女がおかしな事を言う。
毎日、夢の中に死んだ彼氏がが出てくるって...
よっぽど部長のことが好きだったんだなって思いました。
それからしばらくして、彼女学校にこなくなったんです。
先生の話によると、原因不明の熱で倒れて入院したらしい。
お見舞いにいったんですよ。
思ったより元気そうだったんで、安心しました。
そしたらね、彼女変なことを言うんです。
あの絵が完成すればあの人に会えるんだって。
変なことを言っちゃだめだよっていったんです。
そしたら彼女、あの人がそう言うんだよって...
さすがに何もいえませんでした。
次にお見舞いに言ったのは一週間後でした。
そしたらね、彼女 信じられないぐらいやせちゃってるんです。
まるで、骨と皮だけ。
また言うんです。
もうすぐ、絵が完成する。
私は彼女のご両親に話をして、
彼女の部屋に入れてもらいました。
絵は、彼女の勉強机の上にシートをかけてありました。
驚きましたよ。
彼女が絵を譲り受けたときには、確かに下書きしか出来てなかったのに
絵の中の彼女はみずみずしい唇をして、
頬はうっすらとピンク色に染まっていました。
私は、黙ってその絵を持ち出し、
学校の焼却炉でゴミと一緒に燃やしてしまいました。
それからしばらくして退院した彼女は
にっこりと笑って何も言いませんでした。
もしかしたら、彼女が自分の手で色を塗っていたのかなって
最初は思っていました。
でも、あの淡い色の使い方は確かに部長のものだったって。
きっと、部長は絵を完成させたかったんでしょうね。
その執念が自分の彼女を連れていこうとしたんだって。
先輩はいってたそうです。

雷人

鲜花

鸡蛋

路过

握手

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