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《あなたの中の私》
枯れた蔷薇を见て “美しい”と言う人は
そこに何を感じて “美しい”と思うのか
华やかに咲き夸った 过ぎた日々の记忆?
生あるものゆえの 刹那の辉きへの思慕?
无情な时の営みが 歪めた身への怜れみ?
语り継がれる伝说は 移ろう时代への反逆
永远に不変の爱など 谁に誓えようものか
虚饰にまみれた私を 爱そうと思うなら
何もかも引き剥し 真の正体を见极めて
そして 抱くがいい その命を悬けて……
予感がする あの人の访れは もうすぐ近い
いつからか ずっと私へ呼びかけ続いていた
声ではなく言叶でもない 淡く甘いイメージ
阳に溶けて肩を抱き 风に纷れて髪を抚でる
あなたならば 私を孤独の槛から导き出せる
予感がする あの人の足音は もうすぐそこ
どこからか いつでも私を惑わし続けていた
天使でも悪魔でもない 妖しく艶めいた存在
待つほどに远く感じ 谛めるほどに侧に感じる
あなたこそが 私を忧郁の砦から解き放てる
白い马を驰せ 荒れ野を駆け巡った黒い瞳と
黒い马を驰せ 荒海を裂いて渡った白い颜の
仕组まれた出会いと别れ 歓喜と悲剧の交错
恋の冲动は やがて激しすぎる憧れに変わる
人はそれを欲望と名付け 时として蔑み骂る
触れ合った瞬间のときめきは儚く
重ね合うぬくもりに确かさもない
欲しさが募るほど 别の身を持つことが憎い
何より望むものは 何よりの爱しさとの同化
共に咲き続けたいのか 共に朽ち果てたいか
「ドウシテ 好キナ人ノ写真ヲ破イタノ?」
「トニカク メチャムチャニ シタカッタ」
「血ガ出テルヨ ケガヲシタノ? 痛イ?」
「痛イヨ ダケド ケガノセイジャナイ!」
自分以外の存在を理由に 心が错乱する自分
私を悩ませる思いは どこから生まれたの?
目を持たない人は 声と言叶と感触を信じて
感触を持たない人は 目と声と言叶を信じて
声と言叶を持たない人は 目と感触を信じる
だけど今 私は何を信じればいい?
そして今 あなたに何を信じさせればいい?
沈む夕阳を见て “美しい”と言う人は
そこに何を感じ “美しい”と思うのか
穏やかに暮れる 过ぎた1日への安堵?
じきに巡り来る 新しい1日への期待?
生あるものゆえに カタチを変えゆく姿
永远に不変の存在など 何が誓えようか
あなたとの悦楽も苦悩も すべて私の反射镜
あなたに映してこそ 私は私を确かめられる
私が求めていたものは あなたの中の私
私が爱していたものは あなたの中の私
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