食色性也。日本語で言うと“食欲や色欲は、人間の性分であり、本能なのである。
ハリウット映画を見た、その名は「SEVEN POUNDS」。妻を死なせた国税局の職員が死ぬのを決意、その前に7人の役に立とうと言うストーリーである。そして死ぬにはクラゲを使ったのだった。
映画でクラゲが出たのは、お父さんに連れられて水族館で見たときだった。お父さんはそれが地球で最も致命的な生物だと教えてくれたが、主人公は見た中で一番美しい生物であった。
テレビに優雅に浮遊しているクラゲを見、セリフを聞いた(正確に言うと「みた」であった)その時、頭の中に“食色、性也”が浮かんだ。
どうしてかと聞かれても困るけど、ただそう思い浮かんだだけなのだ。が、今ここでブログを書くとどうしても後からこじつけみたいなことをした気がしてならないけどね(^o^)。
どうしてだろうね、クラゲは食べられる、そして漂う姿が美しい、それて持て刺されたら下手すると死ぬ。なんだか僕が若い頃に“食べ物、景色(色)、性格”と理解した物と合致するからかね。わからない。
可笑しな話だ、昔から食欲、性欲は人間の本能だと諭された続けたのに、今の世の中は食に関しては何でもあり、おおびらに語られるのに、私も含めて、性欲は暗闇でしか語られないのだね。
ま、本能だけど、片方が日の下で、もう一方は暗闇で語られるのが世の中の調和と言うものの最も基本的な構成と言う理屈で納得するとしようか。
時々思うけど、幼い頃の理解のままでいけたなら、悩むこともだいぶ少なくですむだろうね。
ちなみに主人公は死ぬ前に日の下ではなく、暗闇で最後の本能を実践したものだ。