神戸ルミナリエを観に行く途中、阪急電車の塚口駅で降りて、スパゲッティ専門店の「タント」に行きました。
この店に通い続けて10年以上。
六甲、神戸、三宮に行く時は、必ず塚口駅で降ります。
「タント」のスパゲッティ「ベーコン&茄子」を食べるために。
店に入ると、「ベーコン&茄子の大盛り一つ」と声をかけてから、テーブルに座ります。
厨房の見えるカウンターで食べるのが好き。
でも今日は、カメラ等の荷物があったので、ゆっくり座れるテーブル席に座った。
「ベーコン&茄子」は、ガーリック風味のスパゲッティです。
オリーブオイルで揚げたり炒めたベーコンと茄子を、茹でたパスタ麺と一緒に食べるだけのシンプルな料理。
ガーリックと茄子本来の美味しさを強調した事が、一番好きな理由。
この「ベーコン&茄子」は、他の店では食べる事ができない。
この店の特徴に、客層がある。
スパゲッティ等のイタ飯店は、女性グループに占拠されているが、
この店は、男の一人客が一番多く、次にアベック、家族連れ、女性の一人客の順に多い。
女性グループがいない影響で、店内は静かです。
とても美味しいのに、30年以上経つのに、チェーン店化していない。
これがもし、三宮や梅田にも店を出したらどうなるんだろう。
経営者としては大繁盛になるのは間違いない。
そうなると、お客が多くなると思われる三宮や梅田の店の方に主力の料理人を移すため、この塚口の店の味が落ちてしまう。
この塚口の店を愛してくれているお客さんを大事に思う経営者の気持ちが、このベーコン&茄子を通して伝わってくる。