二級文法:
二級の文法がすべて170個である。
1 Aあげく|AあげくにB
意味:Aを続けて、最後に、Bになる。
例文:いろいろと迷ったあげく、やはり大学に進学することにした。
苦心のあげくのロケット立ち上げは失敗に終わった。
2 AあまりB
意味:Aの程度がひどすぎて、Bになる。
例文:驚きのあまり、声も出なかった。
苦しさのあまり、自殺を考えた。
3 A以上|以上はB
意味:AなのだからB
例文:学生である以上、勉学に励むのは当然です。
私は約束した以上は必ず期限を守ります。
4 A一方|一方で|一方ではB
意味:対象的なA,Bの関係を述べる。
例文:兄は積極的な性格だ。一方、弟は消極的な性格だ。
彼は俳優である一方、映画監督でもある。
5 A一方だ
意味:Aと言う傾向が進むばかりだ
例文:物価は上がる一方だ。
現代社会だはストレスはたまる一方だ。
6 Aうえ|うえにB
意味:Aであり、さらにBも
例文:彼は大学教授であるうえに、市長でもある。
彼はハンサムなうえ優しいから、人気がある。
7 A上で|上の|上では|上でも|上での|B
意味:①Aと言う範囲、点で ②Aをしてから
例文:田中さんは、仕事の上でライバルだ。①
法律の上では夫婦だが、実質的にはもう離婚している。①
面接をした上で、採用を決める。②
上京の上で相談しましょう。②
8 A上はB
意味:Aだ、だからB(しょう|しなければならない、など)
例文:医者になろうと決めた上は、どんな苦労にもたえて、がんばるつもりだ。
誰からも援助を断られた。こうなった上は、ひとりでやるしかない。
9 (1)AうちにB (2)AないうちにB
意味:(1)①AであるあいだにBする ②AをしているあいだにBと言う予想していなかったことが起きる。(2)Aという変化が起きる前に、Bする。
例文:明るいうちに、家へかえりましょう。(1)①
電車の中で居眠りをしているうちに、うっかり乗り越えしてしまった。(1)②
暗くならないうちに、家へ帰りましょう。(2)
10 Aう(意向形)ではないか(じゃないか)
意味:(みなさん)Aしましょう
例文:核実験に反対しようではないか。
最後まで戦おうじゃないか。