中国南部で豪雨による被害が続く中、江西省では川の堤防（）が決壊し、６万人が救助を待つ事態となっています。

　中国中央テレビなどによりますと、中国南部の江西省で２１日午後６時半過ぎ川の堤防が決壊し、下流に位置する４つの県の広範囲の地域に水が流れ出しました。

　これにより一時１０万人もの人が救助が必要な事態になり、現在も６万人が取り残されて救助を待っている状況だということです。

　中国南部では今月１３日以降、豪雨による水害が相次いでいて、江西省を含む８つの省などで死者が１９９人に達し、行方不明者も１２３人となっています。政府は、軍隊を投入して被災者の救出にあたっています