旅館は日本の伝統的な宿泊施設であり、その利用方法も海外からのお客様には、慣れないことが多いと思われますので、いくつかの点について、ここで、説明をいたします。
● 大浴場の入り方
旅館には大きなお風呂が男女別にあり、泊まり合わせた他のお客様たちと一緒にこのお風呂に入るのが日本の習慣になっています。とくに風呂好きな日本人にとっては、温泉地にある「大浴場」に入って楽しむのが、旅行の大きな目的にもなっています。
日本のお風呂は浴槽(「湯船」)と体を洗う場所(「洗い場」が別になっているのが特徴で、次のような入り方が一般的です。)
1.客室備付のタオルを持って大浴場に行きます。そこの脱衣場で着衣を全部脱いだ後、タオルを持って、湯船に行きます。
2.湯船に入る前に、湯船のお湯の湯桶で2から3杯体にかけます。湯船には他の宿泊客も入りますので、体をきれいにしてから入るのがエチケットです。
3.湯船に入り、ゆっくり体を温めます。心身の疲れが取れ、同時にリラックスします。
4.浴槽からでて、「洗い場」で石鹸やシャンプーを使い、体を綺麗に洗います。洗い終わったら、石鹸等をきれいに洗い流します。
5.もう一度「湯船」に入り、温まります。
6.「湯船」からでて、タオルで体を拭取り、脱衣場でバスタオルでもう一回。体をよく拭いた後、浴衣を着て部屋へ戻ります。
<大浴場に初めて入る皆様>
※ 大浴場は各旅館の決められた利用時間内にお入りください。
※ 下着やバスタオルを付けて入浴しないでください。
※ 湯船の中のタオルを入れないでください。
※ 体は湯船の外でお洗いください。
※ 湯船の中で石鹸をつかわないでください。
※ 湯船の風呂栓を抜かないでください。Powered by Discuz! X3.4
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