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美術系専門商社に勤務し、管理職として二年目のK氏。子供の頃の苦い思い出から、同僚や後輩に対して<絶対に先入観を持たない>と心に決めています。
K氏は幼児期に小児喘息を患い、入退院を繰り返していました。そのため、病室や自宅から、外の世界に思いを馳せつつ絵を描くようになりました。
小学校に入学後も担任の先生から絵を褒められ、いっそう書くことが好きになりました。しかし、小学校四年生のある日のことです。担任の先生から「明日、この絵を持って美術専科の先生の所に行くように」と言われました。
翌日、美術専科の先生を訪ねると、「K君の絵は子供らしくない。誰か大人に手伝ってもらったのだろう」と告げられ、大きなショックを受けたのです。
以降、学年が上がるにつれ喘息の症状は軽くなったものの、「画家になりたい」という淡い夢は消え、楽しく絵を描くということはなくなりました。
K氏は今、失敗する後輩社員がいても「いつか、大きな成果を上げるかもしれない」と温かく見守りながら接し、自己の苦き思い出を良い教訓に変えています。
今日の心がけ ● 人を先入観で見るのはやめましょう。
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