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レコーディングのため、10日間ロンドンに行っていました。それが私の初めての海外だったんです。 初めて行った外国だから、ここで決め付けてしまうのは気が早いかもしれないけど、 私には絶対にロンドンという土地があっている!そんな気がした。 ちょうど秋の初めだったので気候も涼しく、暑いのが大の苦手な私にはうってつけでした。 そのころ日本ではまだ残暑が厳しくて、もううんざりしていたところ。 だからヒースロー空港を一歩出た瞬間から私は水を得た魚のように活動的になりました。 息が白いくらいが一番良い季節! というわけで最初からとっても良い気分でロンドンの日々が始まったのです。 でもしごくあたりまえのことなのですが、まず最初にここでは日本語が通じないという現実に戸惑いました。そんなこともちろんわかってたけど、実際にその状況におかれてみると思っていた以上に不便で、心細かったのです。最初はおじけづいて、なるべくむこうの人と会話をしなくてすむようにしていた私ですが、だんだんとずうずうしくなって、間違いだらけの英語でも少しずつコミュニケーションをとろうという気持ちに変わっていきました。 スタジオではアシスタントさんやミュージシャンの方たちと一緒にお仕事をしているのに、簡単な挨拶程度しかできないことを悔しく思いました。私のアルバムにこうして参加してくれてとても嬉しいんですって言いたいのに、それをどうやって伝えたらいいかわからない。嬉しい気持ちや感謝の気持ちをどう言葉で表現していいのか、もどかしかったんです。 次に海外でレコーディングするときまでにはもう少しボキャブラリーを増やして、少しでもその思いを伝えられるようになっていたいというのが目標です。 さて、ロンドンといえば、雨や霧というイメージが強く、 私も行く前からきっと晴れ間を見ることはほとんどないと思っていました。 ところが行ってみるとすごい良い天気!雨は降ってもすぐにとおりすぎて、 また真っ青な空が現れるという感じでした。これはめずらしいことのようで、 私はまたまたタナボタだったようです。おかげさまで観光も楽しくできました。 2階建てのバスに乗って市内を回ったり、博物館や教会にも行きました。 ロンドン橋を渡り、ハロッズにも行き、名所という名所を一通り見ました。 それからチャイナタウンで美味しい中華料理を食べたり、ポートベローでお買い物をしたり。 もちろん仕事で行ったのですが、思ってたよりも時間がゆっくりあったので 満喫することができてよかったです。 もうこうして思い出しながら書いているだけでも、また今すぐにでもロンドンに行きたくなってしまうほど。 あのすっばらしい日々の全ては口ではとても言い表せないくらい素敵でした。いつか第二の自宅をロンドンに構えたいぞ。気に入った!次はいつ行けるかなあ。その日が今から楽しみです。 海外に行くって、とても刺激的で世界が広がること。 一生のうちでどれだけ多くの土地に行き、いろんな人に会い、いろんなものを食べ、 たくさんの景色を見ることがこんなにも重要で人生に大きな影響を与えるんですね。 今回のことで実感しました。だからこれからできるだけ多くの国に行くことが私の夢です。 気心知れたスタッフとともに過ごした10日間、非常に楽しゅうございました。最高の思い出です。 その幸せな感じでレコーディングしてきた曲は次のアルバムに入る予定です。 待っててくださいね! *maaya* |
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