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桃花源記中日文对照版
时间:2012-05-30 15:05:41  来源:  作者:

原帖出处   http://coffeejp.com/bbs/thread-13407-1-1.html

桃花源記                     陶 潜

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 晋 太 元 中、 武 陵 人 捕 魚 為 業。 
 晋の太元中、武陵の人魚を捕らふるを業と為す。
 晋の太元年間に、武陵の人で魚を捕ることを生業とする人がいた。

縁 渓 行、 忘 路 之 遠 近。 忽 逢 桃 花 林。 
渓に縁りて行き、路の遠近を忘る。忽ち桃花の林に逢ふ。
谷川に沿って行くうちに、どのくらいきたのかわからなくなった。ふと桃花の林に出会った。

夾 岸 数 百 歩、 中 無 雑 樹。
岸を夾むこと数百歩、中に雑樹無し。
川の両岸数百歩の間に、中に桃以外の木はない。

 芳 草 鮮 美、 落 英 繽 紛。 
 芳草鮮美、落英繽紛たり。
 芳しい草が緑の色も鮮やかに生えており、花びらもひらひらと乱れ散っている。

漁 人 甚 異 之、 復 前 行、 欲 窮 其 林。 
漁人甚だ之を異とし、復た前み行きて、其の林を窮めんと欲す。
猟師は大変不思議に思って、再び先に進み行き、その終わりまで行ってみようと思った。

林 尽 水 源、 便 得 一 山。 
林水源に尽き、便ち一山得たり。
林は水源で尽き、すぐそこに一つの山があった。

山 有 小 口、 髣 髴 若 有 光。 
山に小口有り、髣髴として光有るがごとし。
山に小さな入り口があり、ぼんやりと光が見えるようだった。

便 捨 船、 従 口 入。
便ち船を捨て、口より入る。
そこで船を降りて、入り口から入った。


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初 極 狭 纔 通 人。 
初めは極めて狭く、纔かに人を通ずるのみ。
初めはたいそう狭く、やっと人が通れるくらいであった。

復 行 数 十 歩、 豁 然 開 朗。 
復た行くこと数十歩、豁然として開朗なり。
再び数十歩ばかり進むと、目の前ががらりと開けた。

土 地 平 曠、 屋 舎 儼 然。 
土地平曠、屋舎儼然たり。
土地は平らで広々とし、家はきちんと整っている。

有 良 田 美 池 桑 竹 之 属。 
良田美池桑竹の属有り。
立派な田や美しい池桑や竹のたぐいがある。

阡 陌 交 通、 鶏 犬 相 聞。 
阡陌交通じ、鶏犬相聞こゆ。
あぜ道が交わり通じ、鶏や犬の鳴声があちこちから聞こえてくる。

其 中 往 来 種 作 男 女 衣 着、 悉 如 外 人。 
其の中に往来し種作する男女の衣着は、悉く外人のごとし。
その中を行き来して耕作する男女の着ているものは、いずれも外の世界のものと変わりはない。

黄 髪 垂 髫、 並 怡 然 自 楽。
黄髪垂髫、並びに怡然として自ら楽しむ。
老人も子供も、いずれもみなそれぞれに楽しんでいる。

見 漁 人、 乃 大 驚、 問 所 従 来。 具 答 之。
漁人を見て、乃ち大いに驚き、従りて来たる所を問ふ。具に之に答ふ。
猟師を見ると、大変驚き、ここまでどうやってきたのかを尋ねた。詳しくそれに答えた。


------------------------------------------------------------------------------- 便 要 還 家、 設 酒 殺 鶏 作 食。 
 便ち要して家に還り、酒を設け鶏を殺して食を作る。
 そこで来て欲しいと家に迎え、酒を用意し鶏を殺して食事を作った。

村 中 聞 有 此 人、 咸 来 問 訊。
村中此の人有るを聞き、咸来たりて問訊す。
村中の人々はこの人が来たことを聞いて、村人みな猟師を訪ねあいさつした。

 自 云、「 先 世 避 秦 時 乱、 率 妻 子 邑 人、 来 此 絶 境、 不 復 出 焉。 遂 与 外 人 間 隔。」 
 自ら云ふ、「先世秦時の乱を避け、妻子邑人を率ゐて、此の絶境に来たり、復た出でず。遂に外人と間隔す。」と。
 自ら言うには、「先祖が秦の時代の戦乱を避け、家族や村人をひきつれて、この人里離れた土地に来て、二度とこの地から出なかった。そして外部の人々と隔たってしまった。」と。

問、「 今 是 何 世。」 乃 不 知 有 漢、 無 論 魏 ・ 晋。
問ふ、「今は是れ何の世ぞ。」と。乃ち漢有るを知らず、魏・晋に論無し。
問うた、「今はどんな世になっているのですか。」と。なんと漢があったことを知らない、ましてや魏・晋のことはもちろん知らない。

 此 人 一 一 為 具 言 所 聞、 皆 歎 *(ワン)。 
 此の人一一為に具に聞く所を言ふに、皆歎*(ワン)す。
 この人はひとつひとつ村人のために詳しく自分の聞き知っていることを話すと、嘆息したり驚いたりした。

余 人 各 復 延 至 其 家、 皆 出 酒 食。 
余人各復た延きて其の家に至り、皆酒食を出だす。
他の人たちもそれぞれ再び招き自分の家に連れて行き、皆酒食を出した。

停 数 日 辞 去。 此 中 人 語 云、「 不 足 為 外 人 道 也。」
停まること数日にして辞去す。此の中の人語げて云ふ、「外人の為に道ふに足らざるなり。」と。
数日間とどまって辞去した。そのうちの人が告げていった、「外部の人に、言うほどのことではありません。」と。


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既 出。 得 其 船、 便 扶 向 路、 処 処 誌 之。 
既に出づ。其の船を得て、便ち向の路に扶り、処処に之を誌す。
村を出た。自分の船を見つけて、先の道に沿って、至る所に目印を付けた。

及 郡 下、 詣 太 守 説 如 此。 
郡下に及び、太守に詣りて説くこと此くのごとし。
郡役所のある所に来ると、郡の長官のところにやってきて以上のようなことを話した。

太 守 即 遣 人 随 其 往、 尋 向 所 誌、 遂 迷 不 復 得 路。
太守即ち人をして其れに随ひて往き、向に誌しし所を尋ねしめしも、遂に迷ひて復た道を得ず。
長官は人を遣わして猟師に随って行かせ、先につけておいた目印を探させたが、そのまま迷い二度とは道を見つけることができなかった。

南 陽 劉 子 驥 高 尚 士 也。 聞 之、 欣 然 規 往。 
南陽の劉子驥は高尚の士なり。之を聞き、欣然として往かんことを規る。
南陽の劉子驥は志が高い人物だ。このことを聞いて、喜んで行くことを計画した。

未 果、 尋 病 終。 後 遂 無 問 津 者。
未だ果たさず、尋いで病みて終はる。後遂に津を問ふ者無し。
まだ果たさないでいるうちに、間もなく病気で死んでしまった。その後はそのままになり渡し場を尋ねる者はいない。


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