第十四課 衣類の部位の名称と位置
衣類はトップスとボトムスと言う言い方があります。トップスとは上半身に着る衣類の総称であり、ジャンパーとか、背広とかコートなどに対して、パンツやスカートなどの下半身に付ける衣類の総称はボイムスと言います。
トップスでもボイムスでも、縫製の時にサイズ規格が必要なのです。例えば、着丈や胸囲やウエストなどの寸法は出来上がりサイズの基準になります。そうすると、衣類の各部位の名称と位置及び測り方は勉強しなければなりませんが、次はそれについてはご説明させて頂きます。
1.胸囲(バスト或いはチュスト)
前合わせをして、両袖付け下(脇下)間を測り、2倍した長さ、一般には胸回りとも言う。
2.着丈
後ろ衿ぐりの中央(衿みつの中央)から後ろ身頃までを測る長さである。
3.肩幅
普通は両肩先間の長さであるが、もう一つは衿みつの中央から肩先までの長さを測る。
4.胴囲(ウエスト)
前合わせをして、もっとも細かい位置(ウエストライン)の両脇間を測り、2倍した長さである。
5.衿回り
ワイシャツ類の場合、衿ボタンの縫いつけ点から、ボタンホールの中心までを測る長さである。
6.袖丈
肩の袖付ける位置(肩先)から袖口端(カフス端)までを測る長さである。
7.裾幅
裾部分の左から右までを直線に測る長さであるが、時には2倍した長さである。
8.股上
パンツなどを平にして、パンツの上端(ウエストベルトの上端)から股止まり(内股合わせ)までを直線に測る長さである。
9.股下
股止まり(内股合わせ)より内縫い目に沿って裾までを測る長さである。
10.渡り幅
腿位置でもっとも太い部分(尻ぐりの下端)の前後センターライン間を渡り幅と言う。
以上いくつの名称と位置を説明しましたが、実際は布帛製品とニット製品及び下着類の測り方は少し違いますが、メジャーをぴったりあてて測ることが大事です。
―――――――会話―――――――
張:王さん、どうも、しばらくでした。今ね、仕様書を訳していますけど、教えてもらいたい言葉がありますよ、この裄丈ってどういう意味ですか、あのう、ころも偏に行くという字ゆきと読むでしょう。
王:裄丈ですね、それは“总袖长”に訳したらいいです、測り方は二つあります、一つは衿みつの中央から肩先を通って、袖口端の中央までの長さですが、もう一つは衿みつの中央から袖口端までの直線の長さです。普通、ラグラン袖の場合はこの測り方で測るわけですが、セットイン袖の場合は前の測り方で測るわけです。
張:王さん、詳しいね、偉い!
王:とんでもありません、他に何か?
張:あ、そうそう、AHとありましたが、どの部位の略語ですか。
王:AHですね、あれはアームホールですよ、袖ぐりの意味です、つまり、袖をつけるため、身頃を?り取った部分で、中国語に訳せば、“袖笼”ということです。
張:はい、分かりました、袖ぐりと同じ意味ですね、衣類の部位名称に関しては、いろいろ言い方がありますね、特に外来語の言い方が増えてくる倾向にありますね、バスととかウエストとかヒップとか、時には英字略語で表現される場合もあるでしょう、HPになると、臀囲のことでしょう、今のAHも略語ですね、表現はまちまちで、困りますね。
王:だから、勉強を続けないと、仕事がうまくいかないでしょう。
張:なるほどね、勉強は終了なしでね。
--------------単語--------------
见20楼 之 缝制部位