職場で、他の人にお願いするときに、こんな言葉を使っていませんか?!
「誰にでもできる簡単な仕事だから。。。」
「誰でもいいんだけど・・・○○さん、お願いできますか」
後輩に仕事を頼むとき、さほど負担のかからないことを伝えたくて「すぐ終わるよ、誰にでもできる簡単な仕事だし。だから頼むよ」と軽い気持ちでお願いしたんです。ところが、後輩は不満そうな表情に…。
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こんなときは?
「誰でも」は雑用と受け止められてしまう!
頼まれる相手のモチベーション(やる気)を考えて!
言った本人としては悪気はなく、「難しい仕事じゃないから…」という意味で「誰にでも」という言葉を使っていると思いますが、言われた相手にしてみれば「誰でもいい=単なる雑用?」と受け止められ、仕事へのモチベーションを下げてしまう可能性があります。相手が新入社員の場合など明らかに仕事に不慣れな場合は別ですが、ともかく相手のモチベーションをきちんと考えることが大切です。
★確かに、自分が言われたらショック!
「なる早でお願いしたいんだけど・・・」
「なるべく早くお願いしたいんですけど・・・」
クライアントから緊急に資料の修正を求められたときのこと。担当のメンバーをカリカリさせないように言葉を濁し「なる早でお願いしたいんだけど…」と依頼。ふたつ返事で引き受けてくれたんですぐ仕上がると期待して待っていたら…数時間待っても連絡なし。心配になってメンバーに確認すると「え!? それって今日中なんですか!?」という返事が…。
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「なる早」(なるべく早く)の時間感覚は人それぞれ、言いづらくても期限をはっきり言ったほうがよい!
納期は明確に伝えましょう
「1時間以内で!」とは忙しそうにしている人にはなかなか言いづらい状況なので、気を遣って「なる早」という言葉を使いたくなるのは分かります。しかし、いくら同じ仕事をしているとはいえ、“なる早”の時間感覚が相手も同じとは限りません。急ぎの用件になればなるほど、このような依頼の仕方は大きなトラブルの元になります。ひとつのトラブルがチーム全体のトラブルになることも多いので、提出の“納期”は必ず明確に伝えるべきです。
「適当にうまく、資料をまとめておいてよ」
翌日のプレゼン資料の作成をしなければならなかったので、後輩に「適当にうまく資料をまとめておいてよ」と頼んでおいたんです。一緒に仕事をしてから長いため、細かい話は余計かと思っていたので。しかし翌日、資料を受け取ってビックリ! まったく見当ハズレの内容になっていて…。
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後付の注意は印象が悪い!
ポイントを把握した依頼をすべき。
後輩の創意工夫を期待する場合や実力を試すため、という特別な例外を除いて、このように方向性を示すことなくただ“丸投げ”するような発言はNG! これでは出来上がった資料について指摘をした場合、「そもそも聞いていない」という反発が生まれ、相手の「やってあげた甲斐」も台無しにしてしまいます。仮に方向性が定まっていない場合は、依頼するときにそのことを正直に相手に伝え、「分からない部分は一緒に考えるから…」と、配慮した発言ができれば、その後修正作業が発生したとしても、やりとりはスムーズに進むはずです。
「俺は何時になっても平気だからね」
近日中に仕上げなければならない急ぎの仕事を、メンバーに割り振った日のこと。チェック役の自分は「今日は徹夜」の覚悟もできていたし、付き合わせる手前、最後まで一緒に残るという気持ちを見せようと、力強く「俺は終電とか気にしてないからさ、頼むね」とフォローのつもりで言ったんです。そうしたら不思議なことにもみんな不満そうな表情…。
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やる気はあっても自分の都合だけ!というのはNG!
相手の立場、状況を考えて提案しよう!
仕事のために徹夜してでも仕事を仕上げる――ビジネスマンとしてりっぱな心構えだと思います。しかし、仕事は自分ひとりで完結するものではありません。自分はよくても、なかには徹夜できない状況の人もいることでしょう。それなのに自分の都合だけで一方的な内容の発言をしては、周りから「自分勝手なやつ!」と思われてしまいます。チームメンバー全員が気持ちよく仕事ができる環境を作ることがチームワーク力UPの大事なポイントなので、相手の立場・状況を考えた発言を心がけましょう。
★しかも、上司がなかなか先に帰宅しないときは、部下も帰りづらいですよね・・・
職場で使うとまわりの人とのコミュニケーションがうまくとれなくなってしまいそうな言葉を紹介しますね!参考にして!
1.お断りする
「今、忙しいんだけど・・・」
「今、忙しいんですけど・・・」
「ちょっと急な仕事なんだけど、頼まれてくれないかな?」と同じチームの先輩から仕事を頼まれた。でもそのときは自分の仕事で手一杯だったため、「今、ちょっと忙しいんで…」と依頼を断ったところ、先輩はあからさまに不機嫌に…。
↓忙しいのは君だけじゃない!
時間的な条件提示をしてやる気を見せよ!
ビジネスマンは誰しも忙しいもの。それだけに“忙しさ”を理由に仕事を断ると「誰だって忙しいんだよ」と反感を買ってしまいがちです。本当に“今”忙しい場合でも、ここはちょっと譲歩して“いつ”ならできるかを提示したコミュニケーションをとることが大切。たとえば「今は無理ですが、19時以降なら対応できます」など、時間(期間)についての条件を提示する発言ができれば上司や先輩からの評価も上がり、チーム内の人間関係もうまくいくことでしょう。
「それ、私(僕)の仕事じゃないと思いますけど・・・」
上司から新しい仕事をふられたのですが、そんなに得意な方向ではなかったし、チームのメンバーにはもっと得意そうな人もいるので「それ、僕の仕事じゃないと思いますけど…」と正直な気持ちで返事したんです。そうしたら「 “僕の仕事”ってなんだ!」とものすごく怒られてしまい…。
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こういうときには?どう考えるべき?
「チームで担当する仕事は、自分の仕事と捉える」
自分の仕事とはまったく違う分野の仕事だった場合は別ですが、それにしてもこの発言自体にはチームのメンバーとしての協調性が感じられず、冷たい印象を受けてしまいます。「なんで自分に仕事を振るの?」という気持ちになるのも分かりますが、その仕事でチームとして結果を出せば、それは自分の評価へとつながるのです。どんな内容でも、まずは“チームの仕事は自分の仕事”と捉える心構えを大切にしましょう。
★これって、お客様からクレームがきたときも、「私の係り、担当じゃないのでわかりません」とは言わずに、自分が会社の代表だという気持ちでお客様に接しましょうね!
「いえ、遠慮しときます」
新しく配属された部署で上司から突然「今晩歓迎会を兼ねて飲みに行こう!」と声をかけられたんです。でも、僕みたいな下っ端に気を遣ってもらうのも悪いと思ったんで、「いえ、遠慮しときます」と丁寧に断ったところ、上司がとたんに不機嫌に…。
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こんなときはどうするの?
「遠慮も使い方次第。相手の気持ちを汲み取るべし」
断った本人にとってみれば、「自分のためなんかに…」と謙遜する気持ちがあって遠慮したのだと思いますが、言葉としての“遠慮”は時と場合によって受ける印象は随分変わってきます。この場合言葉だけを見ると周りの人はとてもむげな断り方に感じてしまいます。仮に絶対にハズせない先約があったとしても、このように相手からの好意の誘いを断る場合には、最初にお礼の言葉を述べ、そのあとにきちんと理由を述べて断るのが礼儀です。自分のことではなく、まずは相手の言葉の真意を汲み取ることが大事。
★言葉のイントネーションによっても変わってきますね。やっぱり、まずは「お誘いくださって、ありがとうございます!」と嬉しそうに言ってから「今日、お供したいのはやまやまなんですが、実は妻が体調を崩していて、今日は早くかえってやらなくちゃならないんですよ・・・」と理由を言って断るべきでしょうね。
「無理ですよ~そんなの」
上司から新規プロジェクトのメンバーとして仕事を任せたいと打预¥扦狻⒔瘠蝺Wには難易度が高い仕事だったので、「無理ですよ、そんなの~…」と率直に断ったところ、「なんでもかんでも無理って言葉を使うな!」と怒られるハメに…。正直に「無理」って答えることは、そんなに悪いこと?
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やる前から無理と決め付けるな!
どうすればできるのか、を考えよ!
ひとつの仕事をやり遂げるその過程には、様々な制約や難題がつきまとうもの。それを初めから「無理!」と決め付けていては仕事を進めていくことはできません。このような場合、まずは「どうすればできるのか」を考えることが大切です。自分の能力的に難しい場合でも「同じチームのAさんにこの部分を担当してもらえればやれます」など、できるための条件提示ができれば、自分のやる気を示すこともでき、評価も上がるはず。何事も“できない理由”ではなく“できる理由”を考えるべし!