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55、「~ば」
时间:2007-06-05 16:02:54  来源:日本語レッスン|http://homepage3.nifty.com/i-yasu/  作者:

55.「~ば」

 

●「~ば」の意味用法

条件節全般については「~たら」のところで述べました。ここでは条件節の「~ば」(「~れば」と言うこともある)の文について、非過去と過去の場合について見ていきます。

 

1)非過去の場合

1)一般的(客観的)条件、論理・理屈を表す。

 

 () 春が来れば、花が咲く。         

 () 話せば、わかる。

 () ちりも積もれば、山となる。

 

2)反復・習慣を表す。

 

 () 隣の犬は主人を見れば、飛んでくる。   

 () 天気が良ければ、ジョギングに行く。

 

3)「疑問詞+~ばいい」の形で問いかけを表す。       

 

 (6)音を大きくするときは、どうすればいいですか

 (7)明日は何時に来ればいいですか。

 

3)終助詞的に用いられる。

 

 ()A:どうしようかな。

   B:ともかくやってみれば。

 

 

2.過去の中の「~ば」

「ば」は非過去の文で使われることが多いですが、過去(確定条件)の文で使われる場合もあります。その場合は「過去の習慣」と「認識」を表します。「~ば」には「たら」「と」のように、発見・きっかけの意味合いはありません。

 

 () 学生時代は、冬になれば、スキーばかりしていた。(過去の習慣)

 (10) よく見れば、彼女は美人ではなかった。(認識)

 

    「~ば」形の作り方

  「~ば」は次のような形をとります。「名詞+だ」の非過去では「なら」が用いられます。

 

  動詞

 い形容詞

  な形容詞・名詞+だ

行けば

行かなければ

忙しければ

忙しくなければ

元気/休みなら

元気/休みじゃ/でなければ

 

●「~ば」の特徴

条件文「~ば、~」の特徴は次のようにまとめられます。

 

1)書きことば的であること。ややフォーマルである。

2)「たら」「と」と同じく、時間的前後関係を必要とする。

 

 (11

北海道
へ行けば、スキーができる。

   (

北海道
へ行ってから、スキーをする。つまり前文が起こってから

後文が起きる。)

 

3)文末に意志表現をとらない。

 

  (12)

北海道
へ行けば、スキーをしよう。

  (13)?ご飯を食べれば、この薬を飲んでください。

 

ただし、(14)(15)のように、前文と後文の主語が異なるとき、また、(14)のように前文が状態(ここでは「暑い」)を表すときは、意志表現をとることができます。

 

 (14)彼女が来れば、すぐ出かけよう。

 (15)部屋が暑ければ、窓を開けてください。

 

4)仮定条件・一般条件、特に一般条件でよく使われる。

 

  (16)  雨が降れば、試合は中止だ。(仮定条件)

  (17) 春が来れば、花が咲く。(一般条件)

 

5)「~ば」文は、前文「~ば」に焦点が当たり、そこで何が必要かを述べるときに使われる。

 

  (18) A:爆発させるには?

     Bこのボタンを押せば、いいんだよ。

  (19) A:どうすれば肉がやわらかくなりますか。

     Bお酒を振りかければ、やわらかくなりますよ。

 

「~たら」「~と」と同じように、条件節「~ば」の主語も「が」をとります。

 

(20) あなた行けば、みんなが喜ぶでしょう。


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