いよいよ明日、2004年3月25日、僕の卒業の日。
速いね!そろそろ来日まる5年になる。でも、あの日、あの雨空、あの涙がまるで昨日のようにはっきり覚えていて、たぶんこの一生も忘れられない。
長いね!うん、そう。父さん、母さん、ウサちゃん、本当に長かった。初めて独立する時の恐れ恐れ、初めて自分が作った料理を食べた時のぐちゃぐちゃ、初めてアルバイトの給料をもらった時の重さ、初めて彼女ができた時のわくわく、初めて桜門を潜った時のどきどき、冬の朝、早起きした時のつらさ、通学電車を仱盲繒rの居眠り、奨学金を手に入れた時のうれしい、仲間と離れた時の悲しみ、就職先が見付らない時のいらいら、内定通知書が届いた時の泣き笑い、ビザが下った時のほっとした。それぞれのすべてが、すべてのすべてが、明日で、同じ季節の中に、同じ桜門の下で終わる。
明後日からの僕はどうなるかな?こうなるかな?そうなるかな?それとも・・・
いよいよ明日、いよいよ終わり、いよいよ始め、いよいよ・・・
いよ・・・
いっ・・・
いよいよ明日2004年3月25日。
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