正月休みを利用してニュージーランドを旅行した。
ある町の中ほどに古いイギリスを思わせる重厚な石造りの大きな建物があった。案内書によると、無料でガイド付きの内部見学ができるとあるので、ドアを押してはいってみた。
中から年配のが現れ、今日は国の祝日で休みだという。がっかりしたけれど仕方ないので出ようとすると、彼女はついてこいと言い、薄暗い廊下に電気をつけて、大きな広間に案内してくれた。窓のステンドグラスが美しく、家具もいかにも重厚である。彼女は、ここで建国初期の歴史を語ってくれ、明日来たら、他のところも案内します、と言った。
祝日であることを知らずに押し掛けてしまった外国人に対し、役所の規則を曲げて案内をしてくれた。それは実に人間味のある良心的な態度で、私たちは 大いに驚き感動し 、130年も前から今日に至るまで行政の重要な場所として用いられてきたこの立派な建物を、明日再度訪問しようと話し合ったのであった。
問:なぜ「大いに驚き感動し」たのか。
1. 役所の職員が外国人に特別に親切にしてくれたから。
2. ステンドグラスや家具が素晴らしかったから。
3. その建物が古い歴史を持つ立派なものだったから。
4. 職員が、明日は他も案内してくれると言ったから。 |