「世界の海の中で生物の多様性に最も富んでいるのは日本とオーストラリアの海」と/ K4 l) |1 s1 l% r
8月に科学誌で国際プロジェクトから発表されたという記事を最近目にしました。+ T0 s6 h) Y7 `- Q9 ]# k
日本近海は3万3000種と、世界で最も多様性の高い海とのこと。
. D1 q5 h% W9 W3 C" C6 D+ G% J私は海中を潜り撮影するために世界一周をしましたが、確かに日本の海ほど多様な生物がいる海は他にはありませんでした。
( k: }9 Q. \4 Z s* D/ r+ U( C4 E暖流と寒流、複雑な沿岸地形など、様々な奇跡が多様性を生み出しているのでしょう。' T1 }2 [% z8 I4 H/ d' k- Q( N
これを語り出すと長くなるので、今回はこれ位にして・・・・
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日本の海繋がりで・・・まずは東京から2時間余りで行くことができる伊豆を簡単に紹介したいと思います。
" x: a: h6 _" Q私のスクーバダイビング活動のホームグラウンドとも言って良いところで、海あり、山あり、おいしい食事(特に海産物)あり、そして更に海と山を見ながら温泉に浸かれる素晴らしいところです。
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伊豆は半島で、地域として東伊豆・西伊豆・中伊豆・南伊豆と4つに分かれている様ですが8 Q" N6 e K; Y& t$ {8 f6 N
何となく称して使う程度で明確な区分けではありません。
5 @' U2 n- U8 ?) `5 ~その地域は4つ共に "趣"(おもむき) があり、都会の喧騒とは隔絶された癒しの場です。0 B6 ?- N/ }0 P w; P% Z5 H$ \
4 J' s* L8 w! h e1 R以下は私のざっくりとした主観でですが・・・
3 D1 O8 D# q9 ?1 e6 D3 H" p・東伊豆は熱海・伊東を代表とする観光地化されていて観光には最適な所3 y/ j1 V3 G. }+ G( L
・西伊豆はいつでも混雑はなくゆったりと過ごせる雰囲気の所
, x5 v; G; n' \% v/ F8 _・中伊豆は日本の文豪も通い山間の清らかな水の音を聞きながら温泉に浸かって癒される所
; P: b6 r x% g$ j5 w・南伊豆はサーフィンなども盛んで海は多少荒々しいが海好きには堪らない所
1 ?, S. N* }$ u5 l! F& \" d. tといった感じです。
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海の中も半島の東と西と南では違っていて
/ u# t* ?' y& M/ L. Z9 W東の海は・・・煮魚や塩焼で家庭の食卓上がる様な魚や大小様々なエビ・カニ、 貝類も豊富に見ることの出来る全体的に落ち着いた雰囲気の海です。$ p, X- b9 N4 D) M+ i
西の海は・・・回遊魚など大型の魚が浅瀬まで来たり、黒潮に乗って南から運ば れてきた熱帯魚なども多く見ることができ、水中地形も変化に富む海です。
$ e) W' G1 o; g% a: n& S# |; }6 }南の海は・・・船で沖に出て小さな無人島周辺の潮流の速い場所で、ハンマーヘッドシャークや鰤などの大型回遊魚が見られるダイナミックな海です。
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; w# v9 }1 m+ }6 Bさて、今回の私の"とっておき"は、東伊豆の伊豆高原からの『夜明け』です。
7 G, a3 G6 D) b q伊豆高原は海から直ぐの高原で観光地化されていてホテルやペンションなどが数多く軒を連ねるところです。! |! x) |3 w5 u b' ^$ V
その伊豆高原からの『夜明け』は格別です。
( D% d6 |/ V. E) B- s星が見える空に段々と太陽の光が染みわたり始め、薄らと明るくなった海からは点々と浮かぶ島々の稜線が見え、次には空が紫がかり、そして太陽が顔を出し始め、周りを茜色に染め、暗い空を紺碧の空へと変えていきます。
+ D: N; D0 j; w- L8 g( C3 I太陽が顔を出すまでの僅かな時ですが、様々な演出があり目の奥深くに何かを刻んでくれる様な格別のひと時です。
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もちろん、これだけでは語りつくせない程の素晴らしい自然と癒しの空間が目白押しなのが"伊豆"です。
, f' m: x; ^8 A和の癒しのひと時の場"伊豆"にはぜひ訪れてみてください。。。
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1 t1 i( C [' O2 v9 k/ yさて、今回は前回の告知しました、モザンビーク共和国についての序章を語りたいと思います。
7 [% j- P! Y4 C; \- mモザンビークはアフリカの東側にある国です。ご存知の方は少ないかもしれませんね。
# l# E) Y* C7 ?) d+ h4 B- w: @2 `3 V今年ワールドカップが開催された南アフリカ共和国の右上に位置しています。9 r% @% b5 b% _* b% d! J" X0 q
産業や資源はそれ程多くなく、裕福とは言えないところです。
$ n5 o' T* F3 ]; E3 e/ n各国のODAで様々なことが進んではいますが、ガス・電気・水道などは都市部のみで、都市部からほんの数キロ離れると荒野(未開発地)です。荒野といっても緑はありますし、その荒野でも人々は生活をしています。
: t6 d% o$ m) w9 _$ u私は隣国の南アフリカからモザンビークの首都のマプートに飛行機で入りましたがあまりにも南アフリカとのギャップがあり、ある意味で驚愕しました。
) o$ n; G4 G: C4 N南アフリカは近代的というイメージ(都市部)でしたが、モザンビークは20~30年過去に戻ったかの様なところでした。
' p2 ]( f. L3 v: gまず、色が少ないというのが印象に残っています。無いという訳ではないのですが、そう感じさせる「何か」がこの国にはありました。
' j4 J# N& Q, s- G) F5 J" _空港からホテルへの移動の車中からは、土煙と打ちっぱなしのコンクリートの建物やアスファルト、トタンで出来た家々、中古の日本車、強い日差しと乾燥にも強く根を張る緑、そして私の目には遠くを見る"人々"が見えました。
( B# ~# v7 l: C4 o' C4 n# X人々は日々の生活のために様々な活動を行っており、時折見る人々の笑顔は今でも忘れることはできません。 d6 n6 F- M' Y+ Q5 H8 ?' `# L
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実は、驚愕したと上述しましたがそれには理由がありました。" W9 j$ t8 n4 ~8 [, c
南アフリカ滞在中に南アフリカ人に「次はどこに行くんだ?」と問われ「次はモザンビークに行こうと思っている。どんなところ?」と答えたところ「モザンビークは楽園だよ!素晴らしいリゾート地だよ!」と教えられた。
0 L" ~+ g' ?3 f2 ]私はそのイメージを持ってモザンビーク入りをしたので「どこに楽園があるんだ?」となった訳です。
5 `& U- z1 R' L* E' W! Z. D今思えば恥ずべきことです。それは、モザンビークは入国にビザが必要で日本でビザ申請をするためにインターネットで様々な情報は仕入れていたつもりでしたが、そんなことはすっかりと忘れて"楽園"という言葉に踊らされていた自分がいたので。。。
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: O& i r/ k0 h# i0 O, E世界を回り、色々な人に「もう一度行きたい国は?」と聞かれると私は間髪入れずに『モザンビーク』と答えます。なぜか、この国にはもう一度行きたい。後に述べますが、海も勿論のこと素晴らしかったのですが、そうではない「何か」がそう思わせています。その「何か」は今は分かりません。きっと、再度モザンビークに訪れた時に分かるのだろうと、そう感じます。
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7 A+ H5 X* G! g旅をしていて思うことは、自分の五感で感じたことを自分で解釈し判断をするということを忘れてはならないということです。そして、自分の中の既成概念(思いこみ)は必要ないということを。/ ]* P8 U" Z* N, g: b2 S
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長くなってしまったので、今回はこの辺りで、続き(リゾートや海のこと)はまた次回にお伝えしたいと思います。
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それでは、また!
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