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恩 馆长很伤心
東京・上野動物園(台東区)で24年ぶりに誕生したジャイアントパンダの赤ちゃんが11日、生後1週間で死んだことを受け、土居利光園長(60)らが東京都庁で記者会見した。「残念で仕方がない」「頭が真っ白」と声を詰まらせたが、「失敗を次に生かす」と再挑戦の決意も語った。
「ちょっと待ってください…」。土居園長は会見中、何度も言葉を途切らせハンカチで涙をぬぐった。
「職員も徹夜でがんばった。そんな彼らの顔を思い浮かべると…非常に残念」と土居園長。獣医師の原樹(たつ)子(こ)動物病院係長(50)は「保育器での鳴き声と母親に戻したときの声はまったく違っていた」と振り返り、「成長を見守っていければと思っていた。頭の中が真っ白」と落胆を隠さなかった。
福田豊副園長(52)は「交尾に成功しても妊娠しているかどうか分かりにくく、出産にこぎ着けてもひやひや過ごしてきた」とし、「育児疲れのシンシンから子供を預かり、また戻すことができて、1つ峠は越えたかなというところだった」と悔しさをみせた。
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