葱(ねぎ)
風邪の季節ですね。葱は、初期の風邪に効果があるそうですよ。
中国西部、あるいは、シベリアが原産地と言われるユリ科の多年草です。日本へは、奈良時代に伝来し、食用に栽培されています。通年栽培されていますが、本来の旬は、11月~2月です。
栄養と健康
栄養素は、カロテン、ビタミンC、カルシウム、リン、鉄が含まれます。
特有の刺激臭は、アリシン(硫化アリル)という成分で、これは、葱の白い部分にあります。ビタミンB1の分解酵素であるアノイリナーゼの作用を受けにくくし、ビタミンB1の吸収を促進するので、疲労回復効果があります。
アリシンは、抗菌作用、殺菌作用があるので、喉の痛みや咳を鎮め、痰を切る働きもあります。
血小板の凝集を抑え、血栓を予防するので、脳卒中、心筋梗塞を予防します。
消化を促す作用もあり、胃もたれの改善や食欲増進に効果があります。
鎮静効果もあり、ストレス、不眠にも効果があります。
辛味の部分は、発汗作用を促し、体を温めます。
セレンという発癌抑制物質も含まれています。
選び方のポイント
白い部分がよく締まり、抑えて硬いもの、白と緑の色が鮮やかなものが良いです。
保存の仕方
丸ごと1本は、湿らせた新聞に包み冷暗所へ。
半分に切って、ポリ袋に入れて冷蔵庫で3~4日。青い部分を切り取り、白い部分だけを保存すると、1週間はもちます。
泥付のものは、日陰の土の中に埋めると、長期保存が可能です。
小口切りにした場合は、冷凍保存すると、1ヶ月程持ちます。
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