餓死数千万人は「内政」 中国、歴史問題で反論
2014.1.10 20:41

記者会見する中国国際問題研究所の曲星所長=10日、北京(共同)
中国政府系のシンクタンク、中国国際問題研究所の曲星所長は10日の記者会見で、中国が自らの歴史については自由な討論を許さず、日本の歴史認識を問えるのかとの質問に対して、数千万人が餓死した毛沢東主席による大増産政策「大躍進」運動などは「内政問題だが、中日間の問題は国家侵略の問題だ」と反論した。
民主化運動を武力弾圧した1989年の天安門事件や、文化大革命についても「中国国内で討論がないというわけではない」と主張した。
曲氏は北京駐在の外国人記者を集めた会見で約1時間半、安倍晋三首相の靖国神社参拝を批判。尖閣諸島(沖縄県石垣市)問題も日本が過去に誠実に向き合っていないため起きたと主張した。(共同)
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