2007年12月23日(日曜日)付
6 X# }, |' |3 u3 m; g% v 早めの冬休みで東伊豆の温泉に泊まった。伊豆の師走は、雨が多い6月と9月に次ぐ閑散期、まして平日である。往復の特急も宿の部屋も、半分は空いていた。観光地の見どころやサービスの分け前が増えた気分だ▼森の露天風呂から月を拝み、軒を渡るリスに声を上げ、誰もいない松葉の散歩道を行く。行列もせず、旬のキンメダイを煮つけと刺し身で堪能した。うまい地ビールも知った。1泊の旅でも、それなりに生き返る▼四つの祝日を月曜に移した「ハッピーマンデー」制によって、土日が休める人は3連休が増えた。黄金週間の4連休を含めると、今年はこの週末で10回目だ。3日を寝て過ごすわけにもいかず、誰でも予定の一つや二つは立てる▼休暇大国のフランスは、バカンスをこう定める。《仕事や治療以外の理由で、続けて4日以上を居住地でない場所で過ごす》。かの地なら3連休は「半人前」だが、日本では貴重な固まりだ。旅行業者は、上海やソウルは2泊でも楽しめますと宣伝している▼無論、旅に出るだけが休みではない。趣味もいいが、財布に優しい散歩をお勧めしたい。連休なら、近所の店先や花木の移ろいを楽しむゆとりが出る。途中、初めてのそば屋をのぞくのも面白い。雨なら、煮込み料理の世話をしながら読書という手がある▼3連休は、時間という資源の割り振りを自ら決める良い機会だ。中高年のご同輩には老後の予習にもなろう。若い親がごろ寝では、子どもは「3連泣」になりかねない。前向きに、まじめに休みたい。 |