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发表于 2004-7-1 23:00:00
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[B]07月02日[/B]' x# v5 u6 V; f4 N, Q" {
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3 O' g1 @2 M" k; [: k4 {2 g0 z- t7 _9 `花の名前はいろいろだが、単純な発音なのに漢字ではとても複雑な字形になることがある。たとえば躑躅(つつじ)で、薔薇(ばら)もまたそうだろう。バラという花自身、単純な美しさと複雑な魅力をあわせもっている。
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) Q2 I5 X, u" s0 ]+ _ 15世紀の英国のばら戦争では、ヨーク派が白バラ、ランカスター派が赤バラに象徴された。ヨーク家の記章が命名の由来だったが、美しい名前とは違って、血なまぐさい争いが30年間続いた。勝利は赤バラの側だった。 |3 E% H0 u. y* ]/ d8 q6 m T, \
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戦後日本では、吉田茂が白バラを好んだ。政敵の鳩山一郎はピースという淡黄色のバラを愛好したそうだ。ふたりの元首相は互いに相手の趣味の悪さをからかったという。為政者に愛されたバラは、戦争や政治にかかわることもあった。 ! k9 \6 B9 B; o# ^% T
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バラへの情熱は、門外漢には計り知れないところがある。愛好家たちはさまざまな色と形を貪欲(どんよく)に追い求めた。品種改良でこれほど多彩になった花は稀有(けう)だろう。ただ、青いバラだけは不可能だといわれてきた。一昨日、サントリーと関連会社が遺伝子組み換え技術で青いバラを開発したと発表、バラの歴史に転機をもたらすかもしれない。 4 ?+ i$ ~9 J' f% R; e
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最相葉月さんの『青いバラ』(小学館)は、サントリーの開発計画も含め広範な取材でバラをめぐる世界を描いている。その上で、高名なバラ育種家が問いかけた言葉を読者にも投げかけた。「青いバラができたとして、さて、それが本当に美しいと思いますか」
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; b6 K z' e1 x, f. c 北原白秋のつぶやきも、私たちへの問いかけのように聞こえる。「薔薇ノ木ニ/薔薇ノ花サク。/ナニゴトノ不思議ナケレド。」
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