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楼主 |
发表于 2005-7-27 10:25:19
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農 夫 の 生 活
君はどれ程私が農夫の生活に興味を持つかということに気付いたであろう。私の話の中には、幾度(いくたび)か農家を訪ねたり、農夫に話し掛けたり、彼等の働く光景(さま)を眺めたりして、多くの時を送ったことが出て来る。それほど私は飽きない心地で居る。そして、もっともっと彼等をよく知りたいと思っている。見たところ、Openで、質素で、簡単で、半ば野外にさらけ出されたようなのが、彼等の生活だ。しかし彼等に近づけば近づくほど、隠れた、複雑な生活を営んでいることを思う。同じような服装を着け、同じような農具を携え、同じような耕作に従っている農夫等。譬(たと)えば、彼等の生活は極く地味な灰色だ。その灰色に幾通りあるか知れない。私は学校の暇々に、自分でも鍬を執って、すこしばかりの野菜を作ってみているが、どうしても未だ彼等の心には入れない。
こうは言うものの、百姓の好きな私は、どうかいう機会を作って、彼等に近づくことを楽みとする。
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赤い茅萱(ちがや)の霜枯れた草土手に腰掛け、桟俵(さんだわら)を尻(しり)に敷き、田へ両足を投出しながら、ある日、私は小作する人達の側に居た。その一人は学校の小使の辰さんで、一人は彼の父、一人は彼の弟だ。辰さん親子は麦畠の「サク」を掛け起していたが、私の方へ来ては休み休み種々な話をした。雨、風、日光、鳥、虫、雑草、土、気候、そういうものは無くて叶(かな)わぬものでありながら、又百姓が敵として戦わねば成らないものでもある。そんなことから、この辺の百姓が苦むという種々な雑草の話が出た。水沢瀉(みずおもだか)、えご、夜這蔓(よばいづる)、山牛蒡(やまごぼう)、つる草、蓬(よもぎ)、蛇苺(へびいちご)、あけびの蔓、がくもんじ(天王草)その他田の草取る時の邪魔ものは、私なぞの記憶しきれないほど有る。辰さんは田の中から、一塊(ひとかたまり)の土を取って来て、青い毛のような草の根が隠れていることを私に示した。それは「ひょうひょう草」とか言った。この人達は又、その中から種々な薬草を見分けることを知っていた。「大抵の御百姓に、この稲は何だなんて聞いても、名を知らないのが多い位に、沢山いろいろと御座います」
話好きな辰さんの父親(おやじ)は、女穂(めほ)、男穂(おとこほ)のことから、浅間の裾で砂地だから稲も良いのは作れないこと、小麦畠へ来る鳥、稲田を荒らすという虫類の話などを私にして聞かせた。「地獄蒔(まき)」と言って、同じ麦の種を蒔くにも、農夫は地勢に応じたことを考えるという話もした。小諸は東西の風をうけるから、南北に向って「ウネ」を造ると、日あたりも好し、又風の為に穂の擦(す)れ落ちる憂(うれい)が無い、自分等は絶えずそんなことを工夫しているとも話した。
「しかし、上州の人に見せたものなら、こんなことでよく麦が取れるッて、消魂(たまげ)られます」
こう言って、隠居は笑った。
「この阿爺(おとっ)さんも、ちったア御百姓の御話が出来ますから、御二人で御話しなすって下さい」
と辰さんは言い置いて、麦藁(むぎわら)帽の古いのを冠りながら復た畠へ出た。辰さんの弟も股引(ももひき)を膝(ひざ)までまくし上げ、素足を顕して、兄と一緒に土を起し始めた。二人は腰に差した鎌を取出して、時々鍬に附着する土を掻取(かきと)って、それから復た腰を曲(こご)めて( )やった。
「浅間が焼けますナ」
と皆な言い合った。
私は掘起される土の香を嗅(か)ぎ、弱った虫の声を聞きながら、隠居から身上話を聞かされた。この人は六十三歳に成って、まだ耕作を休まずにいるという。十四の時から灸(きゅう)、占(うらない)の道楽を覚え、三十時代には十年も人力車(くるま)を引いて、自分が小諸の車夫の初だということ、それから同居する夫婦の噂(うわさ)なぞもして、鉄道に親を引つぶされてからその男も次第に、零落したことを話した。
「お百姓なぞは、能の無いものの為(す)るこんです……」
と隠居は自ら嘲(あざけ)るように言った。
その時、髪の白い、背の高い、勇健な体格を具えた老農夫が、同じ年格好(かっこう)な仲間と並んで、いずれも土の喰(く)い入った大きな手に鍬を携えながら、私達の側を挨拶して通った。肥(こや)し桶(おけ)を肩に掛けて、威勢よく向うの畠道を急ぐ壮年(わかもの)も有った。
問題
1、文章の中に「私は学校の暇々に、自分でも鍬を執って、すこしばかりの野菜を作ってみているが、どうしても未だ彼等の心には入れない。」という文があり,それはなぜだろうか。「私」はそのため、なにをしたのか。
2、「雨、風、日光、鳥、虫、雑草、土、気候、そういうものは無くて叶(かな)わぬものでありながら、又百姓が敵として戦わねば成らないものでもある。」という文がありますが、どういう意味ですか。今まで習った単語で引き換えてください。
3、「その他田の草取る時の邪魔ものは、私なぞの記憶しきれないほど有る。」という文がありますが、「○きれない」を使って,文を二つ作りなさい。
4、「しかし、上州の人に見せたものなら、こんなことでよく麦が取れるッて、消魂(たまげ)られます」のなかの「たまげる」はどういう意味ですか。
5、文中の〔 〕のなかに何を入れたらいいのですか,下の1,2,3,4から一番いいものを選びなさい。
1、せかせかと 2、せっせと 3、さらさらと 4、じわじわと
6、「私は掘起される土の香を嗅(か)ぎ、弱った虫の声を聞きながら、隠居から身上話を聞かされた。」なかの「身上話」どういう意味ですか。
7、この文章を読んで、農夫生活について、自分の感想をまとめてください。例えば,農民の苦しみのひとつを上げなさい。文章の中に取り上げた経験談がありますが,それをもまとめなさい。
8、隠居の話「お百姓なぞは、能の無いものの為(す)るこんです……」がありますが、本当にそうですか。証拠はどこにあるのですか。
正解
1、この文章の作者はいわゆるインテリであり、普通には「自分でも鍬を執っ」たことがあるとしても,一種の遊びしかない気持ちをこめてやったのだから,農夫生活の実感はなっかたのだ。こんため、文中の「百姓の好きな私は、どうかいう機会を作って、彼等に近づくことを楽みとする。」のいう通り、実際に農民といっしょに働いたり,話し合ったりしにいく。
2、農耕において、自然と深く関わっていて、ある自然条件は欠けてもだめだし,氾濫して多すぎても困るのである。
3、食べきれない,読みきれない
4、非常に驚く。びっくりする。
5、2
6、身上の事柄に関する打ち明け話。
8、そうではない。文章の最後の部分に証拠がある。例えば、「威勢よく」などの描写。 |
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