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发表于 2006-5-30 15:32:03
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【天声人語】2006年05月30日(火曜日)付
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; R2 A: l1 L N) `# W! o& Hインドネシアのジャワ島の大地震は、日がたつにつれて犠牲者の数が増えている。がれきの下には、まだ多くの人が埋まっているという。重機が乏しく、スコップや素手での作業が続く。 @$ n, v( _3 ]% k) ]. E
+ o: C$ W( o6 i4 x& L/ B$ d8 j 震源から約50キロの所にそびえるムラピ山の動きが不気味だ。火山活動が活発で、今月半ば、政府が周辺住民に避難勧告を出した後、火砕流が起きた。
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% v5 Y8 T0 w" c! N8 u1 i 直接の噴火災害の他、うわさによるパニックが起きる心配もある。大地震で危機にさらされた人々にとって、今後大噴火が起きるかどうかは重大な関心事だ。不安にかられると、デマや憶測に左右されやすくなる。- c3 t: S, I% T/ k# c2 r
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「いつか大噴火するかも知れない」。これは間違いとは言えない。しかし、「明日噴火する」といった明確な予測は、地震も含めて今の科学にはできない。デマを防ぐには、正確な情報を迅速に届ける必要がある。: y. n Q, p) F7 f
: A1 n+ n$ c M. f$ Z6 T( D ムラピ山は、千年前の1006年に大噴火し数千人が死んだ(理科年表)。その後も噴火を繰り返してきた。しかし、そこで暮らす人たちにとっては、かけがえのない存在なのだろう。周辺には、壮大な仏教寺院跡の世界遺産・ボロブドゥールもある。
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「ずっとここに住んでいる。ムラピ山がどうなるか分かっている。心配なんかしていない」。今月中旬、山すその78歳の長老の言葉が、英字紙・ヘラルド朝日に載った。この落ち着きようは、遺跡を流れる悠久の時を思わせる。魅力的だが、大地震では無事だったのだろうかと気に掛かる。ひとりでも多くの命が救えるように、日本からも、より早く、より多くの支援を届けたい。 |
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