2007年09月14日(金曜日)付
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6年で七曜をひと巡りし、今年の「9・11」は火曜日に戻ってきた。タワー2本が100分で消えたニューヨークのテロ現場は、雨になった。追悼式の遺族の輪に、山口県下関市の中村佑(たすく)さん、静美(きよみ)さん夫妻がいた。5 _& h, U4 v7 ]5 u
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次男の匠也(たくや)さんは地方銀行の駐在員だった。骨のかけらも見つからなかったが、最初の旅客機が突っ込んだ北棟102階に出勤していたはずだ。享年30。新婚の妻が残された。' z3 S, Q/ f0 x7 t- u' i
3 q1 w2 q, i/ z5 C+ q 両親は絵を手向けた。米国に赴任した息子が、最後の母の日に贈ったバラ。庭で挿し木にしたものが根づき、毎年、薄赤の花が咲く。それを静美さんが和紙に描いた。「感情が乱されるから」と、夫妻は息子の名が読み上げられる前に式を後にした。. B" _6 S2 E0 h" ^7 ?- _
* N0 ^! I3 O- _8 w: | c* i 佑さんは「あれから世界はウニのようにとげとげしくなるばかりです。日本も巻き込まれ、よからぬ方に傾いている」と語る。涙で見た景色は再開発で消えていくが、それで区切りがつくものでもない。実行犯への憎しみから、より大きな平和へと、遺族の心の旅は続く。, U( H# p3 F8 V" F, ?0 R7 @! y* h
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狂信者の身勝手で3000人が死に、狂信者を追う「聖戦」の中でその何十倍もの民が死ぬ。米大統領の対テロ戦争は、人類共栄の目的にかなうのか。理由なく殺される人を増やしただけではないか。 {% j' L: ^% R5 i
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「9・11は国旗を振る日ではなく、和解を考える日にしたい」。遺族団体の創設者は武力に頼る政策を嘆いた。願いは式で歌われた「明日に架ける橋」の詞に重なる。〈暗闇が訪れ/痛みがあふれたら/荒れ狂う流れに架かる橋のように/僕がこの身をなげうつよ〉 |