2007年09月18日(火曜日)付" v/ ~ H( p) z) b, r9 ^' {
3 _, R1 k1 N) F3 b, [
分野を問わず長く活躍していると、出始めの頃の呼称がだんだん似合わなくなるものだ。美空ひばりは天才少女から女王になった。呼び換えは、長くて太い、豊かな現役生活の勲章といえる。$ t5 l- H5 D% Y: K- \* ^
! V8 t% W y' u1 c
この人の「ヤワラちゃん」もそろそろではないか。ブラジルでの柔道世界選手権で、女子48キロ級の谷亮子選手が7度目の優勝を果たした。「ちゃん」づけがはばかられる32歳の母親の偉業だ。" `! ^' O6 {) c* _
" K0 o8 w9 ~5 T4 E
93年、カナダ大会での初優勝の弁は「おいしいカップケーキをたくさん食べたい」。以来、妊娠中で欠場した前回を除くすべての世界選手権を制し、優勝回数は男女を通じ最多となった。鋼(はがね)の小動物のような強さ、速さは衰えを知らない。; J a7 M; ~$ t0 r1 I7 N
- ^. ]6 c; Q5 \5 e+ x* ] 今大会の日本勢は苦戦続きだった。特に男子は、井上康生、鈴木桂治の両選手が2回戦で敗退するなど、不振を極めた。最後にかけた技をより重視する国際審判の流れに戸惑いもあるようだが、谷選手はそんな細事を投げ飛ばした。「2位なのに代表か」という国内選考での疑念も押さえ込んだ。
$ a3 D3 C; d4 O/ z' M5 x* G
& @9 n: E9 v+ F4 r 柔道からJUDOへ、古来の武道は上手に国際化した。カラー柔道着などの異物はその代償だ。国際柔道連盟の理事選挙で山下泰裕氏が落選するなど、この競技は「家元」の手をどんどん離れていくかに見える。だが、それがJUDOの進化だ。発祥国の誇りにかけて精進するしかない。
! m5 K' z7 h' O8 ~2 Z, s
0 o2 _5 s; M$ o9 w0 c 来年の北京五輪、各国の「ヤワラさん対策」は過去にない周到さになるだろう。支えは、変わることなき格闘技の鉄則。どこの畳でも、何色で組んでも、強い方が勝つ。 |