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[天声人语] 天声人语20120107七草粥

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发表于 2012-1-9 09:31:55 | 显示全部楼层 |阅读模式
本帖最后由 senryo 于 2012-1-9 12:00 编辑

43歳の晩夏だった。胃潰瘍(かいよう)を患う夏目漱石は、療養先の伊豆修善寺でひどい吐血に見舞われる。生死の境をさまよった後の一句が生々しい。〈腸(はらわた)に春滴(したた)るや粥(かゆ)の味〉。大病のつらさを押しのけて、生きる喜びが鮮烈だ
时值43岁的晚夏,罹患胃溃疡的夏目漱石在疗养地伊豆修善寺严重吐血,在生死边缘徘徊过后他吟了一首让我记忆犹新的诗,“粥味如春露滴肠”,大病的痛苦被赶走,生的喜悦鲜明而强烈。

▼絶食の末に許された粥は、歓喜のうちにのどを抜け、食道を震わせて下り、腸(はらわた)に春を届けた。五体に染みたことだろう。現に、病床の漱石は食べることばかり夢想していたらしい。「夜は朝食を思い、朝は昼飯を思い、昼は夕飯を思う」と、当時の日記にある
绝食之后的第一餐粥在欢喜之时穿过喉咙、从食道滚滚而下,给肠子送去春天,想必沁入五体了吧,现在,病床上的漱石只梦想着吃这件事,他当时的日记里写着“夜思朝食,朝思昼食,昼思夕食”。

▼病中病後のシンボルだった「おかゆ」も、いまや堂々の健康食だ。なにせ消化がよくて減量にも向く。レシピ本がいくつも出回り、元気な人はさらなる充実を求めて食す
“粥”曾是病中病后的象征,现在是堂堂正正的健康食品,因其易消化并且也适合减肥,菜谱上充斥着好多,健康的人吃它以期更加充沛。

▼きょう、無病息災を願いつつ味わう七草粥は、年末年始に酷使した胃腸に優しい。過食を省みる一服となる。刻み込む春の七草のうち、台所のなじみはスズナにスズシロ、すなわち蕪(かぶ)と大根あたり。家なら一草で構わない
今天,边祈求无病无灾边品尝的七草粥不刺激年末年初过度使用的肠胃,是反省过度饮食的一剂良方,印象深刻的春之七草之中,厨房的常客有铃菜、萝葡草,也就是蔓菁和萝卜之流,家中只有一菜也没关系。

▼洋食や中華が油絵なら、和食は水彩、粥は水墨画となろうか。飯粒はふやけ、具は質素、総じて薄味ゆえに、控えめな美味を受け止めるには「備え」が要る。禅寺で供される朝粥の旨(うま)さは、ゆとりの中の欠乏感、平らかな心と無縁ではない
如果西餐和中餐是油画,日餐就是水彩,而粥是水墨画吧,饭粒泡涨,配料简单,总体淡而无味,故欲打住不可多食的美味是要有“准备”的,禅寺提供的早粥的美味在于宽裕中带些空牢感,这是与平坦的心有关的。

▼文豪に生を思い出させたのは変哲もない白粥だろうが、死を免れた安堵(あんど)と空腹が何よりの具だった。病の心配がない向きは、一食抜いて七草粥を試すのもいい。元気と平穏がほしい年、淡いが深い滋味で、この寒をしのぎたい。
能够令文豪想到生的也许是平淡无奇的白粥,但免于一死的安心和空腹是最好的配料,没有生病烦恼的人可以停一顿饭再试试七草粥。在这个渴望健康和平稳之年,想用虽淡尤浓的滋味熬过此寒冬。

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 楼主| 发表于 2012-1-9 09:43:25 | 显示全部楼层
见年末大家都懒于上传,我不自量力发文三篇,翻译得毫无美感可言,现在正努力克服之前工作带给我的负面影响,请各位多提宝贵意见。
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发表于 2012-1-9 13:49:14 | 显示全部楼层
新年新气象   
一切都会慢慢顺利起来的
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