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发表于 2004-4-7 23:00:00
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04月07日付 5 T4 n7 T$ i: W( q* a- n F2 _
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8 s0 m, S* x! W7 w# m 通り道の小学校の門に、入学式の看板がかかっていた。門柱の日の丸に桜が散りかかる。小学校の入学式は入社式でもある。親などの手元から、学校という社会へ入る日だ。成長を喜ぶ気持ちと、うまくやっていけるのかという不安の入り交じる日でもある。
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0 g \$ c( o- S1 r: N, A* N 新入生と親たちの様々な悩みごとを題材にした本がある。小児科医で評論家だった松田道雄さんの『一年生の人生相談』(筑摩書房)は、76年の出版だが、今に通じる話も多い。
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「給食がきらいなヒサエちゃん」の母がこぼす。「先生が残さないようにっておっしゃるんで、とてもつらいようです。何しろあの子は、たくさんたべられないたちで」。元気はいい、と聞いて答える。「小食の子は小食ということが個性なんだから、それでいいじゃありませんか」
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. v2 s6 n4 B# ^5 a9 \3 b 「学校ぎらいのヒデオ君」や「やりっぱなしのアツシ君」「積極性のないヒロム君」も登場する。松田さんの答えからは、できるだけ押しつけない、との思いが読みとれる。
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. \6 I% A% }, M) y, L4 | 1年生を見れば、誰もが、のびのび育ってと願う。逆に言えば、のびのびだけでゆくのは、それほど難しい。のびのび育つには、学校という社会もまた、のびのびしていなければならないからだ。
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桜の散りかかる校門の日の丸には、心を打つものがあった。しかし、この旗を掲げてたどってきた道には、省みることもある。 7 E; W' a$ {7 W4 \3 {
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花びらは「し」の字のように流れ「く」のようにくねり「の」のように渦を巻いた。この地で生まれたひらがなの、やわらかさとのびやかさとを、散る桜に見ていた。 |
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