11日午後5時16分ごろ、福島、茨城両県で震度6弱の地震があった。気象庁は、茨城県で1メートルの津波の恐れがあるとして、同県に津波警報を出したが、午後6時5分に解除した。
気象庁によると、震源地は福島県浜通り(いわき市の西南西30キロ付近)で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)7・1と推定される。
東京電力によると、福島第1原発1、2号機で外部電源が停止し、原子炉冷却のための注水は消防ポンプに切り替えた。その後、経済産業省原子力安全・保安院によると、外部電源による原子炉への注水が復旧。原子炉への注水停止は50分間だった。
原子力安全・保安院「安全に問題はないのではないか」としている。
東日本高速道路東北支社によると、地震の影響で東北自動車道の白河(福島)―白石(宮城)間が通行止めとなった。 |