私の復習用の一級文法(一)
时间:2006-02-21 01:27:17  来源:本站原创|http://coffeejp.com/bbs/read.php?tid=7828&keyword=  作者:sikongyun

1  ~いかん
  意味  がどのようであるか・ ~によって ・ ~次第で 
  接続  [名 (-の)] + いかん
    ① 試験の結果いかんでは、卒業できないこともある。
    ② 会社の発展は、社員の働きいかんに かかっている。

  慣用  「いかんともしがたい」  <残念だがどうにもできない>
       ・ 助けてやりたい気持ちは やまやまだが 、私の力では いかんともしがたい。
          「いかんせん」 <ざんねんが(どうにもしようがない)>
       ・ あたらしい パソコンを 購入したいのだが、いかんんせん 予算が ない
  注意  主に 改まった場面で 用いられる。

2  ~いかんによらず / ~いかんにかかわらず / ~いかんを問わず 
   意味  ~がどのようであるかに 関係なく 
    接続  「名-の」+いかんによらず
   ①  理由のいかんによらず、殺人は 許されないことだ。
   ②  国民の賛意のいかんにかかわらず、その法案は 国会で 可決されるだろう。
   ③  国籍のいかんを問わず、採用試験を受けることのできる自治体が増えている。 
   注意 主に 改まった場面で 用いられる。

3  ~(よ) うが / ~(よ) うと
  意味  ~しても・~でも 
  接続  [動-意向形] ・[い形-かろう] ・[な形-だろう]  +が
  ①  周囲が いかに 反対しようが、 自分で やると 決めたことは 最後まで やりぬくつもりだ。
  ②  どんなに 入院費が 高ろうが、支払わざるを 得ない。
  ③  彼が 政治家として 有力だろうと 、法を 侵したからには逮捕されるのは 当然のことだ。

4 ~(よ)うが ~ まいが / ~(よ)うと ~ まいと
  意味  ~しても  ~しなく ても 
  接続  [動-意向形] +が+[動-辞書形] +まいか
        <同じ動詞を 二度繰り返して 使う。 II グル-プまたは III グル-プの動詞の場合は 「まいか」のまえは 「ない形」も使われる>
  ① 雨が 降ろうがふるまが、私は出かけます。
  ② 昔の恋人が 結婚しようとしまいと、今の私には 関係ないことです。

5 ~(よ)う にも ~ない
  意味 ~しようとしてもできない ・したいのにできない
  接続 [動-意向形] +にも +[動-ない形] + ない
  ①  お金が なくて、 新しい パソコンを買おうにも 買えない。
  ②  頭が 痛くて、起きようにも 起きられなかった。 
  ③  会社をやめようにも 次の仕事が 見つからない。
  注意 同じ動詞を 二度 繰り返して使う場合、後ろの動詞は可能を表す動詞が 使われる。

6 ~かぎりだ
  意味 とても ~だ ・ 大変 ~だ  <自分の感情を表す>
  接続 [い形-い] ・ [な形-な] ・[名ーの]  +かぎりだ
  ①  山道で 日が暮れて、心細いがぎりでした。
  ②  お祝いのパ-ティ-に 出席できないとは、残念ながきりでございます。
  ③  みんなに入学を 祝福されて、嬉さのかぎりだった。
  注意 「~かぎりだ」の前には、 上記の例のほかに次のような 感情をあらわす形容詞がくることが多い。

7 ~がてら
 意味 ~のついでに  <ある一つの動作をする時に、ほがのこどもする時の表現>
 接続 [動-ます形] ・[名]  +がてら 
 ① お近くにおこしの折れには、お遊びがてら、お寄りください。
 ② 散歩がてら、たばこを買って来よう。
 類語  NO.48  「~かたがた」「~を兼ねて」

8 ~が早いか
  意味 ~とすぐに
      <続けて すぐに 後の動作をする、あるいはその瞬間に 何かがおこる様子を表す。>
  接続 [動-辞書形+/た形] +が早いか
 ① 私の顔を見るが早いか、彼は性急にしゃべりはじめた。
 ② 地震だと叫ぶが早いか、子供たちは机の下に潜り込んだ。
 ③ ベルが鳴ったが早いか、生徒たちは教室を飛び出して行った。
 類語 NO.32 「~なり」 NO.43 「~や/~や否や」  (二級)「~たとたん(に)」

9 ~きらいがある
  意味 ~傾向がある
      <わるい内容を表すことがおおい>
  接続 [動-辞書形] ・[名-の] + きらいがある
  ① 多くの中高年サラリーマンは仕事に追われて、健康管理を怠る嫌いがあると言われている。
  ② 彼は 最近、どうも 飲み過ぎのきらいがある。

10 ~ずにはすまない
   意味 ~しないままでは許されない・~しないでは 事が終わらない
       <自分の義務感や、周囲の状況、社会的な常識などから 考えて、何かしなければ許されない、或いは物事が解決しないと言う時表現>
   接続 [動-ない形] +ずにはすまない <「する」は「せじにはすまない」となる>
   ① 部下の失敗に対して、上役は責任を取らずにはすまないものだ。
   ② おわびのしるしに何かお贈りせずにはすまないでしょう。
   類語  NO.30「~ないではすまない」

11 ~(で)すら
   意味 ~さえ  <強調の表現>
   接続 [名(-で)] +すら
   ① 彼女は 寝る時間すら 惜しんで、研究に没頭ている。
   ② 疲れて、立っていることすらできなかった。
   ③ そんな易しい漢字は、小学生ですら読める。

12 ~そばから
   意味 ~とすぐに
       <次々に 同じことを繰り返している様子をあらわす>
   接続 [動-辞書形/た形] +そばから
   ① 庭をきれいに 掃くそばから 落ち葉が 散ってくる。
   ② 聞いたそばから忘れてしまうなんて、我ながら情けない。
   類語 「~はしから」

13. ただ~のみ
   意味 ~だけ
   接続 ただ + [動-辞書形] ・[い形-い] ・[名] +のみ
   ① 今ただ事故にあった方々の無事を祈るのみです。
   ② 祖母にとっては、ただくるしいのみの人生だったのだろうか。
   ③ 親友が転校してしまい、私の心にはただ寂しさのみが残った。

14. ただ~のみならず
   意味 ~だけではなく
       <文語体。[AのみならずB(まで)(も)」の形でも用いられ、「ただ」がつくと、より強調される。A、Bに対照的、並立的或は類似の内容がくる>
   接続  ただ+ [動・い形・な形・名] の普通形+のみならず <ただし[な形]の「だ」は「である」になる。[名]の「だ」はつかないか、「である」になる>
   ① 彼女は、倒れていた老人をただ介抱したのみならず、家まで送り届けたそうだ。
   ② 富士山はただたかいのみならず、姿も美しいので、日本の象徴として愛されている。
   ③ 彼はただ勇敢であるのみならず、優しい心の持ち主でもある。
   ④ 彼女はただ友人のみならず、先生方からも信頼されている。

15. ~たところで
   意味 ~ても
       <逆接の仮定表現。仮定した内容が無駄なこと、役に立たないこと、予期に反することや、結果にあまり影響を及ぼさないことになるという語し手の判断をあらわす。>
   接続 [動-た形] +ところで
   ① 今さらぐちをいったところで、どうにもならない。
   ② 約束の時間にこんなにおくれては、行ってみたところで、だれもいないだろう。
   ③ 今回参加できなかったところで、また次回にチャンスあるだろう。 

16. ~っぱなし
   意味 ~たまま
       <自動詞の場合は「~たまま変化がない」。他動詞の場合は「~たままそのあと何もしない」と、話し手の不満や非難の気持ちを含むことが多い。>
   接続 [動-ます形] +っぱんし
   ① 新幹線が込んで、大阪から東京までずっとたちっぱなしだった。
   ② 弟は何でもやりっぱなしで、いつも母に後始末をしてもらっている。

17. ~であれ/ ~であれ ~であれ
   意味 ~でも/ ~でも ~でも
       <「AであれBであれ」の場合、AとBには対照的、並立的或は類似の内容がくる。>
   接続 [名] +であれ
   ① たとえ国王であれ、国民すべてを従わせることができるわけではない。
   ② 何であれ、必要ならば買わなければなるまい。
   ③ 正社員であれ¥パ-トであれ、仕事に対する責任変わりません。

18. ~てからというもの
   意味 ~てから後はずっと
       <「AてからというものB」はAがあってその後、それが原因でずっとBのようになっていることを表す。>
   接続 [動-て形] +からというもの
   ① 娘が帰って来てからというもの、年老いた父親は見違えるはど元気になった。
   ② 水泳を習い始めてからというもの、冬でもかぜをひかなくなった。

19. ~ではあるまいし/~じゃあるまいし
   意味 ~ではないのだから
   接続 [動-辞書形/ た形] +の/ん ・[名] +ではあるまいし
   ① 冬山登山をするのではあるまいし、大げさな格好は要りません。
   ② 子供ではあるまいし、暗い所が怖いなんて、おかしいですね。
   ③ 幽霊が現れたんじゃあるまいし、そんな驚いた顔をするなよ。
   注意 「~じゃあるまいし」は話し言葉。

20. ~とあって
   意味 ~ので
   接続 [動・い形・な形・名]の普通形+とあって<ただし、[な形]と[名]の「だ」はつかないことが多い。>
   ① 人気スタ-がやって来るとあって、大勢の人たちが待ち受けていた。
   ② このホテルは交通の便がいいとあって、ビジネスマンの出張によく使われる。
   ③ そのクイズは景品が豪華とあって、応募が殺到している。
   ④ 開店セ-ルとあって、店内は押すな押すなのにぎわいだった。

21. ~とあれば
   意味 ~なら
   接続 [動 ・い形 ・な形 ・名]の普通形+とあれば
       <ただし、[な形]と[名]の[だ]はつかないことが多い。>
   ① 遠来の客が来るとあれば、腕をふるってご馳走をたくさん用意しよう。
   ② だれも手伝ってくれないとあれば、私が一人でやるしかないだろう。
   ③ 体が大きく、足腰が強いとあれば、ラグビ-選手にはうってつけだ。
   ④ 家賃が安く、日当たりがよくて、その上静かとあれば、古いアパ-トでも借り手はあるだろう。
   ⑤ 子供のためとあれば、親は何をおいてもできる限りのことをするものです。

22. ~といい~といい
   意味 ~も~も
       <「AといいBといい」の形で、A、Bには対照的、並立的あるいは類似の内容を例示する>
   接続 [名] +といい+[名]+といい
   ① このドレス、色といいデザインといい、お客様によくお似合いですよ。
   ② 手といい足といい、引っかき傷だらけだった。
   参考 「AといわずBといわず」<AもBも(さらに全体が、その態度になっている。>
   ・手といわず足といわず、引っかき傷だらけだった。
    <手も足もさらに全身が引っかき傷だらけだった。

23. ~といえども
   意味 ~けれども・~ても
       <文語体の逆接の表現。「いかに~といえども」や「たとえ~といえども」のような形をとると。特別な、或は極端な内容を強調する表現となる。>
   接続 [動・い形・な形・名]の普通+といえども
       <ただし、[な形]と[名]の[だ」はつかないことが多い。>
   ① 近年、医学が目覚しく進歩したといえども、病人の数は減少傾向にはない。
   ② いかに 多忙といえども、健康管理を怠ってはならない。
   ③ たとえ外国人といえども、「郷にいっては郷にしたがえ」のことわざ通りです。
   参考 NO.28「~とはいえ」
   慣用 「おいたりといえども」<文語体で「年をとっているけれども」の意味。>
   ・老いたりといえども、まだまだ若いものには負けないつもりだ。

24. ~とおもいきや
    意味  ~とおもったけれども
         <文語体。結果が思っていた内容に反する時に用いる。>
    接続 [動・い形・な形・名]の普通形+思いきや
        <ただし、[な形]と[名]の「だ」はつかないことが多い。>
    ① 前進を続けると思いきや、リ-ダ-は退却の命令を発した。
    ② あわやアウトと思いきや、審判はセ-フと宣した。

25. ~ときたら
   意味 ~は
       <特に話題に取り上げる時の表現。後ろの文に否定的、非難の内容が来ることが多い。>
   接続 [名] +ときたら
   ① あいつときたら、いつも遅れて来るんだから。頭にくるよ。
   ② 隣の犬ときたら、人が通る度にキャンキャンほえて、うるさくてたまらない。

26. ~ところを
   意味 ~時(なの)に・~状況(なの)に
   接続 [動-辞書形/た形] ・[な形]・[名-の] +ところを
   ① その試合は、もう少しで 終わるところを、雨で中断された。
   ② お忙しいところをおいでくださいまして、ありがとうございます。
   ③ お休みのところをお邪魔いたしまして、申し訳ありません。

27. ~としたところで/~としたって/~にしたところで/~にしたって
   意味 ~としても・~にしても
       <立場や条件を考える時の表現。「~としたところで」などの後ろにくる内容は否定的なものであることが多い。>
   接続 [動・い形・な形・名]の普通形+としたところで
       <ただし、[な形]と[名]の[だ]はつかないことが多い>
   ① 全員が参加するとしたところで、せいぜい30人位だ。
   ② 彼はどんなに歌が得意としたって、素人の域を出ていないよ。
   ③ 野党はその法案に反対しているが、野党にしたところで、ほかによい代案があるわけではない。
   ④ 私にしたって、それについてはどうしていいかわからないんです。
   参考 NO.15「~たところで」
   注意 「~したって」は話し言葉。

28. ~とはいえ
   意味 ~といっても ・~でも
       <「AとはいえB」は「Aは事実だが、しかし実際はB」の意味>
   接続 [動・い形・な形・名] の普通形+とはいえ
       <ただし、[な形] と [名]の「だ」はつかないことが多い。>
   ①  向こうの言い分もわかったとはいえ、心から納得したわけではない。
   ②  幼いとはいえ、その子は自分なりに家の事情を理解している。
   ③  春とはいえ、まだまだ寒い日続けいております。
   参考 NO.23 「~といえども」

29. ~とばかりに
   意味 いかにも~というように
   接続 [動-普通形/命令形] ・[い形 ・な形 ・名] の普通形  +とばかりに
       <ただし、[な形] と [名] の「だ」はつかないこともある。>
   ① 彼女が舞台に登場すると、客席から待っていたとばかりに大きな拍手が起こった。
   ② 彼は、私に早く帰れとばかりに、書類を片つけ始めた。
   ③ 彼女は、意外だとばかりに、口を開けたままm彼を見つめていた。
   参考 「~と言わんばかりに」
       <いかにも~と言いたそうに(~とは言わないが、言いたい気持ちが後の態度や様子に表れている。)>
   ・彼は何も聞きたくないといわんばかりに、ぷいと横を向いた。

30. ~ないではすまない
   意味 ~ないままでは許されない・~ないでは終わらない
       <本人の義務感や周囲の状況、社会的な常識などから、何かしなければ許されない、或は物事が解決しないという時の表現。>
   接続 [動-ない形] + ないではすまない
   ① あんな高価な物を壊したのだから、弁償しないではすまない。
   ② この雰囲気では、会議は一荒れしないではすまないだろう。
   類語 NO . 「~ずにはすまない」

31. ~ながらも
   意味 ~けれども
   接続 [動-ます形/ない形-ない] ・ [い形-い] ・ [な形-O] ・ [名] +ながらも
   ① その職人は古い伝統を守りながらも、新しい工夫を重ねている。
   ② うまくできないながらも、なんとか努力してみた。
   ③ 「狭いながらも、楽しい我が家」と言うように、自分の家が一番ですね。
   ④ 最近は小型ながらも、優れた機能を備えたパソコンが出回っている。

32. ~なり
   意味  ~とすぐ
        <続いてすぐに後の動作をする時の表現>
   接続  [動-辞書形] + なり
   ① 友人は部屋に入ってくるなり、どっかりと腰をおろした。
   ② 父は深夜に帰宅した弟の顔を見るなり、怒鳴りつけた。
   類語 NO. 8 「~が早いか」 NO. 43「~や/~や否や」  2級「~たとたん(に)」

33. ~なりに/なりの
   意味 ~に応じて ・~にふさわしく
   接続 [動 ・い形 ・な形 ・名] の普通形+なりに
       <ただし、[な形] と[名] の「だ」はつかない。>
   ① 収入が増えれば増えたなりに、支出もおおくなっていく。
   ② 部屋が狭ければ狭いなりに、工夫して使っています。
   ③ 子供は子供なりに、自分の世界をもっているものだ。
   ④ 若者には、若者なりの悩みがある。
   参考 「それなりに」<十分ではないが、それ相応に>
   ・ピアノは練習すればだれでも、それなりに上手になる。
   注意 「~なりに」の後ろには動詞 ・形容詞 ・副詞が、「~なりの」 の後ろには名詞がくる。

34. ~にあって
   意味 ~に ・~で
       <時、機会、場所、状況、場合などを取り立てて示す固い表現。>
   接続 [名] +にあって
   ① 彼女は戦時中、思想統制下にあってなお、自由な精神を持ち続けた。
   ② 動物の世界にあっても、親子の情愛は変わりないものだ。

35. ~に至る/~に至るまで/~に至って(は)/~に至っても
   意味 ~になる/~になるまで/~になって(は)
       <行き着く先、結果、範囲などを示す、>
   接続 [動-辞書形] ・ [名] +に至る
   ① 兄が起こした会社は発展を続け、海外に支店を出すに至った。
   ② 彼らの、結婚に至るまでのロマンスをお話しましょう。
   ③ その若者は頭の先から足の先に至るまで、お洒落をきめこんでいた。
   ④ 自殺者が出るに至っては、いじめ問題の深刻さがマスコミに取り上げられるようになった。
   ⑤ 大多数の住民が反対邉婴瞬渭婴工毪趣いψ磻Bに至っても、なお原子力発電所の建設計画は撤回されなかった。
   慣用 「こと此処に至っては」<こうなってしまっては>
   ・こと此処に至っては、手のほどこしようもない。

36. ~にかかわる
   意味 ~に関係する ・~に影響を及ぼす
       <「~」の部分には、大切なことや重大な内容がくることが多い。>
   接続 [名] +にかかわる
   ① 彼は交通事故で、命にかかわる大怪我をしたそうだ。
   ② 負ければ大国の威信にかかわると会って、無意味な戦いがつづけられた.。

37. ~にたえない
  A意味 ~をがまんできない
   接続 [動-辞書形] +にたえない
   ① 最近、みるにたえないほどひどい番組がある。
   ② ああいう陰口は聞くにたえません。
  B意味 ~をとても強く感じる
   接続 [名] +にたえない
   ① いろいろお世話になりました、感謝にたえません。
   ② 事故にあった方々のことを思うと、同情の念にたえない。

38. ~にたえる
   意味 どうにか~に値する ・どうにか~することができる
   接続 [動-辞書形] ・[名] +にたえる
   ① 趣味で始めた焼き物だが、ようやく市販する作品ができるようになった。
   ② あの子は、大人の鑑賞にたえる絵を描く。

39. ~はおろか
  意味 ~はもちろん
  接続 [名] +はおろか
  ① うちの弟は内気で、人前でスピ-チはおろか簡単な挨拶さえできない。
  ② 私は半年前に来日した時、漢字はおろか平仮名もよめませんでした。
  類語 (2級)「~どころか」
  注意 普通「AはおろかBも/さえ/まで」のように強調する内容で、程度や価値に差がある。文全体は否定的な内容となることが多い。その場合は、Aの方が程度や価値が高い。

40. ~までもない/~までもなく
   意味 ~する必要はない
   接続 [動-辞書形] +までもない
   ① そんな簡単な用事のために、わざわざいくまでもない。
   ② 今さら注意するまでもなく、喫煙は健康に大きな害を及ぼします。
   慣用 「言うまでもない/言うまでもなく」
       <言う必要のないのはもちろんのこと。当然、当たり前の気持ちをあらわす。>
   ・今さら言うまでもなく、学生の本分は勉強です。
   注意 「~までもない」は文末につかわれるか、あるいは後ろに名詞がくる。「~までもなく」の後ろには動詞 ・形容詞 ・副詞がくる。

41. ~まみれ
   意味 ~がたくさん くっついている
       <表面ぜんたいに何かがくっついている状態。汚いものやよくない物の場合が多い。>
   接続 [名] +まみれ
   ① どしゃ降りの中で試合が続き、選手たちは皆泥まみれだ。
   ② 車の下からはいだしてきた修理工は、油まみれだった。

42. ~ものを
   意味 ~のに
       <不満や後悔や残念な気持ちなどをあらわす。>
   接続 [動 ・い形 ・な形] の名詞修飾型 +ものを
   ① 早く言えばいいものを、何も言わないんだから。
   ② 僕に連絡してくれれば、迎えに行ってあげたものを。
   ③ 電話で話せば簡単なものを、彼はわざわざ本人に会いに出かけた。
   注意 「~ものを」と、後ろの文が省略されることも多い。

43. ~や/ ~や否や
   意味 ~とすぐに ・~とほとんど同時に
       <続いてすぐに後の動作をする、あるいは何かが起こることを表す。>
   接続 [動-辞書形] +や
   ① エレベーターのドアが開くや、猫が飛び出してきた。
   ② サイレンが聞こえるや否や、皆一斉に立ち上がった。
   類語 NO.8 「~が早いか」 NO.32「~なり」 (2級) 「~たとたん(に)」
   
44. ~ゆえ(に)/~ゆえの
   意味 ~のために ・~だから
       <文語体。原因、理由の表現。>
   接続 [動 ・い形 ・な形 ・名] の名詞修飾型+ゆえ
       <ただし、[な形] の「な」と「名」の「の」はつかないことがある。>
   ①  動かぬ証拠があるゆえ、有罪が確定した。
   ②  ストリートチルドレンが殺害された事件は、貧しさゆえの悲劇だ。 
   注意 「~がゆえ」という形でつかわれることもある。「~ゆえ(に)」の後ろには動詞 ・形容詞 ・副詞、「~ゆえの」の後ろには名詞がくる。「ゆえに」は接続詞として文頭に使うこともできる。
   ・我思う。故に我あり。 / 我思故我在。

45. ~を限りに
   意味 ~を最後として ・~までで
   接続 [名] +を限りに
   ① 今日を限りに、この学校ともお別れです。
   ② その映画の上映は15日を限りに打ち切られることとなった。
   類語 「~かぎりで」 / 至...為止
   ・山本さんは今月限りで退職されます。
   参考 「~を限りに/~の限り」
       <「精一杯、限界まで」の意味で用いられる慣用的表現。>
   ・ボートが沖へ流されてしまい、子供達は声を限りに叫んでいる。
   ・最終ランナーは、力の限り走っています。

46.~んばかりだ/~んばかりに/~んばかりの
   意味 今にも~しそう・まるで~しそうな様子
   接続 [動-ない形] +んばかりだ
       <「する」は「せんばかり」となる。>
   ① 大風が吹いて、街路樹の枝が今にも折れんばかりだ。
   ② 恩師は私の手をとらんばかりにして、合格を祝してくださった。
   ③ 彼女にOKの返事をもらって、彼は、躍り上がらんばかりの喜びようだ。
   注意 「~んばかりに」の後ろには動詞 ・形容詞 ・副詞、「~んばかりの」の後ろには名詞がくる。


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