OECD ( Organisation for Economic Co-operation and Development ) = 経済協力開発機構 --- 経済成長の達成、開発途上国への援助、自由貿易の拡大を目的に現在、アメリカ ・ カナダ ・ メキシコ ・ イギリス ・ フランス ・ ドイツ ・ イタリア ・ 日本 ・ 韓国 ・ オーストラリアなど( 30 ヶ国)が加盟している。
PCB ( Polychlorinated biphenyls ) = ポリ塩化ビフェニー --- PCB は、水に溶けない、化学的に安定、絶縁性が良い、沸点が高いなどの性質を持つ工業的に合成された化合物である。一方で、人の健康 ・ 環境への有害性が確認され、分解されにくく、環境中に残留していることが知られている。日本では 1972 年から製造禁止となっている。
PDCA ( Plan, Do, Check and Action ) = 計画 ・ 実行 ・ 確認 ・ 修正 --- Plan (計画) ・ Do (実行) ・ Check (確認) ・ Action (修正)を意味し、品質向上のためのシステム的な考え方。管理計画を作成( Plan )して、その計画を組織的に実行( Do )、そして結果を確認( Check )し、不都合な部分を修正( Action )して元の計画に反映させ、品質の向上や環境の継続的改善をはかろうとするものである。この考え方は、 ISO9000 や ISO14000 のマネジメントシステムなどにも採用されている。
PPP( Pollutor Pays Principle ) = 汚染者負担の原則 --- 汚染物質を出している者は、公害を起こさないよう、自ら費用を負担して必要な対策を行うべきであるという考え方。
PRTR ( Pollutant Release and Transfer Register ) = 化学物質排出移動量届出制度 --- 有害性のある化学物質が、どのような発生源から、どれくらい環境中に排出されたか、あるいは廃棄物などに含まれて事業所の外に運び出されたかというデータを、国や事業者団体などの機関が把握、集計、公表する仕組み。対象となる化学物質を製造 ・ 使用 ・ 排出している事業者は年に一回報告することになっており、化学物質の発生抑制や管理に大きな役割を果たしている。
RDF(Refuse Derived Fuel ) = ごみ固形燃料 --- 家庭から排出される可燃ゴミを破砕し、乾燥させ、燃えない物を取り除き、石灰などの添加物を加えて混合し、圧縮 ・ 固形化して燃料化したもの。輸送や貯蔵に便利で冷暖房 ・ 給湯などの発電用熱源として利用される。
SPM ( Suspended Particulate Matter ) = 浮遊粒子状物質 --- 大気中に浮遊している粒子状物質で、大気汚染物質のひとつ。わが国の環境基準では大気中を漂う粒径 10μ m以下( 100 分の
SRI ( Socially Responsible Investmen ) = 社会的責任投資 --- 収益性や成長性が高いというだけでなく、社会的責任への取り組みが評価されている企業に対して投資を行うこと。女性や障害者への雇用、環境への配慮、人権や顧客 ・ 従業員への配慮などが評価対象のポイントとなる。特に環境問題への取り組みに積極的な企業を投資対象にしたファンドを「エコファンド」と呼んでいる。
UNCED( United Nations Conference on Environment and Development ) = 国連環境開発会議(地球サミット) --- 地球温暖化、酸性雨等顕在化する地球環境問題を人類共通の課題と位置付け、「持続可能な開発」という理念の下に環境と開発の両立を目指して開催されたもの。 この会場で「リオ宣言」およびこの宣言の諸原則を実施するための「アジェンダ 21 」と「森林原則声名」が採択された。また「気候変動枠組み条約」と「生物多様性条約」への署名もなされた。
UNDP( United Nations Development Programme ) = 国連開発計画 --- 1966 年 1 月 1 日に発足した開発途上国および市場経済移行国における持続可能な開発を多角的に支援することを目的とした計画。
UNEP( United Nations Environment Programme ) = 国連環境計画 --- 1972 年のストックホルム国連人間環境会議で採択された「人間環境宣言」「国連国際行動計画」を実施するため、同年設立された機関。環境に関連する国際 ・ 地域 ・ 国家 ・ 民間組織によって個別に行われてきた数多くの努力を統合化し、強化するための相互作用的な枠組みを提供すること、また国連の枠内で人間環境の問題に関する包括的な検討および調整活動を行うことを目的としている。
UNFF ( United Nation Forum on Forests ) = 国連森林フォーラム --- 持続可能な森林経営を推進していくために 2001 年に設けられた国連の機関。地球サミット以降、森林問題を協議する場として森林に関する政府間パネル、森林に関する政府間フォーラムが設置され、それぞれの行動提案がまとめられた。 UNFF では行動提案の実施を促進し、法的拘束力のある枠組み(森林条約)の検討を行うことし、計画に基づいた活発な活動が行われている。