エアロゾル --- 気体中に浮遊する微小な液体または固体の微粒子状物質をエアロゾルという。化学的組成としては無機物から有機物まで範囲が広い。エアロゾルは、その生成過程の違いから粉じんとかフューム、ミスト、ばいじんなどと呼ばれ、また気象学的には、視程や色の違いなどから霧、もや、煙霧 、スモッグなどと呼ばれることもある。
栄養塩 --- 窒素やリン酸、カリウムなど植物プランクトンや藻類等のの生命を維持するうえで必要な主要元素とマンガン等の微量元素で炭素、水素、酸素以外の主に塩類として摂られるものが栄養塩である。
衛生用紙 --- ティッシュペーパー、トイレットペーパー、ちり紙、タオル、その他衛生用紙などの総称。
エコアップ --- 生物の生息環境づくりなど自然環境の改善(保全 ・ 復元 ・ 創造)を行い、地域の環境の魅力の増加、活性化を図ることを言う。開発事業の際に現存する自然をできるだけ保全したり、既に人工的な環境の改変が行われているところをより自然度の高いものとなるよう改善するといったことが挙げられる。
エコスクール --- 低い環境負荷で設計 ・ 建設された学校や、環境教育に活用できる施設を持っている学校、環境負荷の低減に努めて運営している学校など、環境を重視した学校のこと。環境教育に活用できる施設としては、ビオトープなどがあげられる。また、低環境負荷の運営例としては、太陽光など自然エネルギーの利用や、断熱など省エネルギー技術などがあげられる。
エコセメント --- 下水汚泥や廃棄物焼却灰などを原料として含むセメントのこと。約 1,500℃ の高温で焼成するため、廃棄物に含まれるダイオキシン類など有機化合物は、水、炭酸ガス、塩素ガスなどに分解され、セメントの安全性も確保できる。これまで最終処分場に廃棄されていた廃棄物をセメントにリサイクルできるため、逼迫する最終処分場問題を解決する処理方法として注目されている。最近では、ダイオキシン類汚染土壌をエコセメントの原料として使用する取り組みも行われている。
エコビジネス --- 公害防止、省エネ、廃棄物処理、環境創造など環境保全型の技術や製品を開発していこうと言う産業のことをいう。また環境にやさしい企業活動一般やそういった事業を営んでいる企業を指す場合もあり、環境ビジネスともいわれる。
エコプロダクツ --- 環境配慮型商品の総称。素材や設計、生産、使用後の廃棄など、各過程での環境負荷を少なくした商品のこと。
エコポリス --- 環境庁が 1989 年 5 月に環境白書で提言したもの。 エコロジー( Ecology 、生態学)とポリス( polis )の合成語、エコロジカルポリス (生態的な都市)のこと。地域内でのエネルギーの効率化、廃棄物の回収や再生システムの整備、緑化など人と環境とが共存できる都市づくりを目指している。
エコマーク --- 環境への負荷が少なく、あるいは環境の改善に役立つ環境に優しい製品を示すマーク。 1990 年 2 月にスタート、メーカーや流通業者の申請を受けて、(財)日本環境協会が審査し、 認定された商品にはマークをつけることが許される。環境保全効果だけでなく、製造工程でも公害防止に配慮していることが必要。このようなマークはドイツ、北欧、カナダ、フランス、 韓国、EC、オランダでも導入されている。
エコリーフ --- 製品の環境情報を定量的に示したラベルのこと。製品やサービスについて、資源採取から廃棄されるまでのライフサイクルにおける環境負荷や資源消費負荷などの情報を、定量的かつ客観的に情報開示する。
エコロジー --- 生物集団間および、それを取り巻く無機的環境との関連を研究する学問。 社会生態学。人間生態学。
エネルギー ・ スター --- エネルギー効率性の高い電気 ・ 電子機器等を対象とした環境ラベリング制度。 1992 年に EPA (米国環境保護庁)によって開始され、 1995 年からは連邦エネルギー省も加わっている。制度開始当初は、コンピュータとモニタの 2 つの製品カテゴリーのみが対象であったが、 2001 年現在、 38 の製品カテゴリーと、これに含まれる 13,000 を超える製品が対象とされている。
エルニーニョ現象 --- エクアドルからペルー沖で起こる海水温の上昇現象で、通常よりも水温が異常に上昇し、水温の上昇海域がペルー沖だけでなく、日付変更線付近まで数千km以上広がった現象。
オーガニック --- 化学肥料や農薬に頼らずに堆肥や生物などを利用して栽培するという、健康で安全な農作物の栽培方法。
汚染者負担の原則( PPP ) --- 汚染物質を出している者は、公害防止に努め、自ら費用を負担して必要な対策を行うべきであるという考え方。