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天声人语(5月14日)——はしか
时间:2007-05-18 09:42:36  来源:tinmei|http://coffeejp.com/bbs/viewthread.php?tid=151164&ext  作者:

マラソンのアベベ選手が東京五輪で優勝したとき、放送局のアナウンサーが妙なコメントをした、と聞いたことがある。たしか、「子ども時代にはしかを克服した名選手」と讃(たた)えた、と記憶している。

听说马拉松选手 ABEBE 在东京奥运会上荣获冠军之时,电台播音员曾做过这样一个有趣的解说,记得他曾赞誉 ABEBE 是“在孩提时代战胜过麻疹的名选手”。

  失笑を買ったのは、はしか(麻疹)は当時、子ども時代に誰でもかかる病気だったからだ。「命定め」とも言われ、子どもが育つ通過儀礼のように見られていた。年長者ほど症状が重いとされ、「早く済ませておけ」といった空気さえ周囲にあった。

 
令人失笑的是,当时麻疹是任何小孩在孩提时代都会染上的疾病。因而它被称之为“命运天注定”,可以看作是孩子成长途中必经仪式一般。此症状甚至被看如老年人一样严重,因而当时的氛围便是“希望早点了却此事(希望早早得过此病)”。



  子どもの病気と思われてきたはしかが、近年は10~20代の若者に増えているそうだ。今季は首都圏を中心に流行が広まり、上智大学では全学を1週間休講にした。他にも、感染が心配される一部学生を出校停止にした大学がある。国立感染症研究所によれば、01年の大流行のレベルに達しつつある。

虽然该病一直被认为是孩子的疾病,但据悉近年来 10~20 岁患病的年轻人却在不断增加。本季,该病在首都为中心的地区流行,上智大学全校停课一周。此外,也有大学担心感染而停课。据国立感染症研究所介绍,该病已达到 01 年疾病大流行程度。


  咳(せき)や高熱のあと、赤い発疹が広がるため、古い文献では「赤斑瘡(あかもがさ)」と呼ばれた。「はしかみたいなもの」と、不安を打ち消す例えに使われる割に手ごわく、50年代には約9000人が命を落とした年もあった。

 
由于咳嗽高烧之后,便会出大量的红色疹子,因而在古文献中,该病亦被称之为“赤斑疮”。 这用于消除不安而使用的比喻,其实是相当难对付地劲敌,50年代曾有一年,麻疹使近9000人丧命。


  東京五輪の2年後にワクチンが導入されると患者は減っていった。今ならアベベへの“称賛”も、素直に受け入れられるかもしれない。そのかわり幼少期に感染せず、免疫の不十分なまま成長する人が増えた。目下の流行には、そうした背景があるようだ。

 
东京奥运会 2 年后引进的疫苗使患者不断减少。或许当时对 ABEBE 选手的 " 称赞 " ,人们现在已能坦率地接受。但幼年时期不曾接种,而在免疫不全的情况下成长的人却是增多了。目前麻疹的流行,或许有此背景因素吧。


  日本は感染者がまだ多く、米国から「はしかの輸出国」と非難されている。汚名返上のためにも健康のためにも、幼児期のワクチンの接種が、何より大切である。

日本的感染者还是很多的,也因此一直被美国谴责是“麻疹的输出国”。不论是为了洗刷污名归还是为了健康,幼儿时期接种疫苗,是最为重要的。


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