050106《天声人语》灾难中的孩子
茫然(ぼうぜん)とたたずみ、涙を流す12歳の少年の姿が何とも痛々しい。目の前で両親と弟が津波にさらわれ、一人助かった杉本遼平くん。安否不明のお母さんがどこかで生きていてほしいと願うばかりだ。
茫然而立,泪流满面的12岁少年的模样,让人看着都揪心。父母和弟弟就在自己眼前被海啸卷走了,只身一人活下来的杉本辽平君,唯一可做的,只是祈祷生死未卜的母亲还在某个地方活着。
「いのちとこころの宇宙」と題した「童謡詩人 金子みすゞ展」(東京・松屋銀座で17日まで)を見ていても、スマトラ沖地震・津波の惨状がどうしても重なって映ってしまう。この童謡詩人がしばしば海や母をうたい、またあらゆる生命へのいとおしみを表現しているだけによけいそうなのだろう。
我参观了题为《生命和心灵的宇宙》的《童谣诗人 金子美玲展》(东京•松屋银座 17日止),脑海重迭着苏门答腊湾地震•海啸的惨状。这位童谣诗人常常讴歌大海和母爱,表现出对所有生命的怜爱,因此也更易产生这样的联想吧。
この詩もそんな思いを誘う一編だ。「玩具(おもちや)のない子が/さみしけりや、/玩具をやつたらなほるでせう。/母さんのない子が/かなしけりや、/母さんをあげたら嬉しいでせう。/母さんはやさしく/髪を撫(な)で、/玩具は箱から/こぼれてて、/それで私の/さみしいは、/何を貰(もろ)うたらなほるでせう。」
下面这首诗就是牵动如此心绪的一篇。“没有玩具的孩子/好寂寞/给他玩具就没事了。/没妈的孩子/好悲伤/给他一个妈妈真开心。/妈妈温柔地/抚摸他的头发/玩具多得/盒子里装不下/可我的寂寞啊/又有什么来抚慰?”
国連児童基金(ユニセフ)は地震・津波で被災した子どもは推定150万人に達するとしている。水、栄養、医療などの供給のほか、親や家族を失った子どもたちの保護や心のケアも急がれると呼びかけている。
联合国儿童基金组织预计在这次的地震•海啸中受灾儿童多达150万。他们呼吁,除了提供水、营养、医疗之外,对失去父母和家人的孩子给于保护和心理治疗也同样刻不容缓。
驚くべき警告も発せられている。被災した子どもたちが犯罪集団の標的になる恐れである。孤児になった子どもたちを、里親として引き取るふりをして売り飛ばすというのだ。そんな情報が実際に流れているらしい。信じがたい冷酷さである。
已经有了叫人闻之惊心的警告。受灾的儿童可能正在成为犯罪集团的猎物。有人冒充是这些成了孤儿的孩子的乡亲,把他们领走后就转手卖出去。实际上好象也在流传着这样的消息。真是难以置信的残忍。
もちろん、世界の多くの人々からは「かなしくさみしい」子どもたちを何とか援助しようと、さまざまな手が差しのべられている。
当然,世界上是有很多人伸出了援助之手,想要为那些“悲伤又寂寞”的孩子们做些什么的。