040916证言
是“果不其然”呢?还是“终于……了”呢?或许两种说法都可以。说的是美国国务卿鲍威尔关于伊拉克大规模杀伤性武器的证言。“没有发现任何储备,今后我们大概也不会有所发现”。作为政权中枢,终于承认布什总统所发起的先发攻击的根据崩溃了。
这个根据的崩溃早就是半公认的了。也许美国人民的注意力已转到了下一任总统的选举上了。但在此却不得不再次回顾一下,始于先发攻击的惨重灾难。有人估计有一万以上的伊拉克人死于非命。受伤者更是不记其数。进攻方的死亡人数仍在上升,仅美国就在千人以上了。
“战争是处于迷雾之中的”。曾任越战时国防部长的马克拉马克,在今年荣获奥斯卡最佳长记录片奖的《《战争之雾(THE FOG OF WAR)》中作过证言。“我们常常双眼模糊。往往只看到一半”“我为自己有所作为而自豪,也为犯下的过失追悔莫及”。
他还引用了英国诗人T.S. 爱略特的诗。“人不会停止探寻 而探寻的结果则是回到原地、这时才理解那里”。并说,从某种意义上说,现在的自己就是这样。
我极愿意认同这个证言的价值。但是,对那些因战争而永远失去了探寻和回到原地的机会人们,又该作何思考呢?
这也是个欲对布什总统以及依然支持先发攻击的小泉首相提出的问题。
040916《天声人語》
やはり、なのか、ついになのか、その両方とも言うべきか。イラクの大量破壊兵器についての、パウエル米国務長官の証言である。「いかなる備蓄も発見されておらず、我々が発見することはないだろう」。ブッシュ大統領の掲げた先制攻撃の根拠が崩れたことを、政権の中枢が認めた。
この根拠が崩れていることは、半ば公然ではあった。米国民の関心も、次の大統領選の方に向いているかもしれない。しかし、先制攻撃に始まる惨害の大きさを、ここで改めて思わないわけにはいかない。万を超えるイラク人が死んだとの推定がある。傷ついた人たちの数は計り知れない。攻め込んだ側の死者も増え続け、米国だけで千人以上になった。
「戦争は霧の中の存在だ」。今年、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受けた「フォッグ・オブ・ウォー」で、ベトナム戦争当時の国防長官だったマクナマラ氏が証言していた。「我々の目は曇りがちだ。半面しか見えなくなる」「私は自分の成したことに誇りを持っているが、犯した過ちを悔(く)いている」
そして英国の詩人T・S・エリオットを引用する。「人は探究をやめない そして探究の果てに元の場所に戻り、初めてその地を理解する」。ある意味で今の自分がそうだ、と。
この証言の価値は大いに認めたい。しかし、戦争によって、探究することも、元の場所に戻ることも永遠に奪われてしまった幾多(いくた)の人々については、どう考えているのだろうか。
ブッシュ大統領や、その先制攻撃を支持し続ける小泉首相にも向けたい問いである。